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公開日 2006/03/31 21:22
増田和夫の「HD-XA1」ファーストインプレッション
本日、発表・発売された、世界初のHD DVDプレーヤー「HD-XA1」(関連記事)。オーディオビジュアル評論家 増田和夫氏のファーストインプレッションをお届けする。
画質については「デモで見た映像はMPEG4 AVC/H.264の20Mbpsのものだったが、デジタル放送の画質を凌駕するもので、非常に高いクオリティを持っている。ただし、H.264はエンコードの際のパラメーターが非常に多く、その設定の仕方で画質が大きく変わる。映像を見る限りでは、その設定がまだ十分に煮詰まっていない部分も散見された。これらのノウハウが蓄積してくれば、さらなる高画質化が期待できる」という。
また、「映画ソフトでは、フィルム特有のフィルムグレイン(粒状感)を実現することが重要になる。H.264の場合、圧縮効率を上げるために粒状感をいったん取り除き、別の部分にデータを保存、あとで追加するということが可能。この使い方も今後重要になるのではないか」と予想する。
音声については、「ドルビーTrue HDではロスレス圧縮で音声データを半分程度にできるが、つべこべ言わず、初めからリニアPCM5.1chで収録したソフトを発売して欲しい」と期待する。
インタラクティブ機能については「ユーザーが本当に望んでいて、楽しいものを提供してほしい。メーカーはコンテンツメーカーの意向を気にしすぎる傾向がある。ユーザーベネフィットを第一に考えて製品開発を行ってほしい。それはコンテンツメーカーにも言えること」とエールを送る。
最後に増田氏は、 Blu-rayとHD DVDについて「規格統合が破談に終わり、ついにHD DVDプレーヤー1号機が登場した。ここまで来たんだから、次はBDとHD DVDのマルチプレーヤーの早期登場を期待するしかない」と語った。
(Phile-web編集部)
画質については「デモで見た映像はMPEG4 AVC/H.264の20Mbpsのものだったが、デジタル放送の画質を凌駕するもので、非常に高いクオリティを持っている。ただし、H.264はエンコードの際のパラメーターが非常に多く、その設定の仕方で画質が大きく変わる。映像を見る限りでは、その設定がまだ十分に煮詰まっていない部分も散見された。これらのノウハウが蓄積してくれば、さらなる高画質化が期待できる」という。
また、「映画ソフトでは、フィルム特有のフィルムグレイン(粒状感)を実現することが重要になる。H.264の場合、圧縮効率を上げるために粒状感をいったん取り除き、別の部分にデータを保存、あとで追加するということが可能。この使い方も今後重要になるのではないか」と予想する。
音声については、「ドルビーTrue HDではロスレス圧縮で音声データを半分程度にできるが、つべこべ言わず、初めからリニアPCM5.1chで収録したソフトを発売して欲しい」と期待する。
インタラクティブ機能については「ユーザーが本当に望んでいて、楽しいものを提供してほしい。メーカーはコンテンツメーカーの意向を気にしすぎる傾向がある。ユーザーベネフィットを第一に考えて製品開発を行ってほしい。それはコンテンツメーカーにも言えること」とエールを送る。
最後に増田氏は、 Blu-rayとHD DVDについて「規格統合が破談に終わり、ついにHD DVDプレーヤー1号機が登場した。ここまで来たんだから、次はBDとHD DVDのマルチプレーヤーの早期登場を期待するしかない」と語った。
(Phile-web編集部)