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公開日 2006/04/26 18:39
キヤノン、自動セットアップ機能搭載のLCOSプロジェクター「SX6」など5モデルを発売
キヤノンは、液晶プロジェクター“パワープロジェクター”シリーズの新製品として、LCOS方式を採用した「SX6/SX60/X600」、小型・軽量の液晶プロジェクター「LV-7255/LV-7250」の計6モデルを5月中旬より発売する。
SX6 SXGA+ 3,500lm 837,900円(税込) 5月中旬発売
SX60 SXGA+ 2,500lm 732,900円(税込) 5月中旬発売
X600 XGA 3,500lm 522,900円(税込) 6月発売
SX6/SX60は、04年11月に発売した「SX50」の上位モデル。SX50同様に、パネル解像度1400×1050ドット(SXGA+)のLCOS(反射型液晶)パネルを搭載した。最上位のSX6はAdobe RGBモードをサポートしている。またX600は、1024×768ドット(XGA)のLCOSパネルを搭載した下位モデルだ。
なおSX60は、3月に開催された「フォトイメージングエキスポ 2006」に参考出品されたモデル(関連記事)で、ホームシアター用の製品。光学システムに、色再現力を高める「キヤノンシネマフィルター」を追加し、映像モードを「ホームシアターモード」に設定すると、シネマフィルターが常時ONになるほか、ランプのアイリス(絞り)も連動して動作する。
各モデルともに、光を縦方向と横方向の成分に分け、別々に最適化を図る独自の光学エンジン「AISYS」を搭載し、高輝度、高コントラストの画質を実現している。AISYSはSX50の時に比べ性能を向上。照明光学系の改良により光の均一性を向上したほか、色分離合成光学系の改良により光利用効率の向上を果たしている。レンズは、2枚の非球面レンズと1枚のUDレンズ(特殊低分散ガラス)を採用した新開発の光学1.7倍広角ズームレンズを搭載。ゴーストやフレアの原因となる反射光を抑えるコーティングを施したのも特長だ。
3モデルは、今回新たに「オートセットアップ機能」を搭載した。ピントを自動的に合わせる「オートフォーカス」、入力信号を自動判別する「オートインプット」、画面の歪みを認識して自動調整する「オートキーストーン」、壁の色に合わせて色調整を自動で行う「自動スクリーン色補正」の4つをボタン一つで行う機能だ。フォーカス、色補正の2つは、レンズ横に装備したセンサーで表示画像を読み込むことで、自動的に調整を行う。キーストーンは、脚部の高さを判定し調整する仕組みで、縦方向の歪みを自動で調整する。インプットは、信号が入力されている端子を自動で選択する仕組みで、複数の端子に信号が入力されている場合は、優先順位の高いものが選択される。
また、静音性もさらに高めた。冷却風の抵抗を減らす形状の排気口や、風が通りやすい直線的な素子の配置、大型化することで回転数を抑えた冷却ファンの採用で、静音化を実現している。さらに、冷却ファン回転用のコンデンサーを内蔵しており、投写終了後すぐに電源コンセントを抜いても一定時間ファンが回転する設計を採用。使用後すぐに片づけられるようになった。
なおSX6は、新開発のフィルターを使用することで、より広い色域をカバーするAdobe RGBモードを装備している。
LV-7255 XGA 2,500lm 365,400円(税込) 7月発売
LV-7250 XGA 2,000lm 207,900円(税込) 7月発売
2機種ともXGAの投写に対応。非球面レンズ2枚を採用した新開発の光学1.6倍ズームレンズを搭載しているほか、約9秒のクイックスタートと約30秒のクイッククーリングにより、スピーディーな設置と収納を実現している。垂直方向の傾斜角度に合わせて台形歪みを適切に補正するオートキーストーン機能や、壁の色に応じて投写映像を最適な色に調整できるスクリーン色補正機能、暗証番号を設定できるセキュリティ機能など、実用的な機能を搭載した。
本日都内では新製品の記者発表会が開催された。出席したキヤノンマーケティングジャパン(株)常務取締役 プロフェッショナル機器カンパニー プレジデントの山田文隆氏は、新製品による国内マーケティング戦力を説明した。同氏は、デジタルAV機器のHD化ににともない、コンシューマーの画質への要求が高くなっていくと説明。また、Windows Vistaなどの登場により、ビジネス用途でもより高い解像度のデータを扱えるようになり、高解像度のプロジェクターのニーズが高まると予測する。同社は前モデルSX50の発売時よりSXGA、SXGA+モデルの市場拡大を図ってきた。05年度のSXGA+市場では、目標80%に対し78%のシェアを獲得。新製品群でさらなる市場拡大/シェア拡大を図っていくという。
発表会で行われた質疑応答の主な内容は以下の通り。
Q.LCOSパネルの供給元は?
A.日本ビクターだ。
Q.リアプロジェクションテレビの開発を進めているが実用化はいつ?
A.研究開発段階だ。
【問い合わせ先】
キヤノンお客様相談センター
TEL/050-555-90071
(Phile-web編集部)
SX6 SXGA+ 3,500lm 837,900円(税込) 5月中旬発売
SX60 SXGA+ 2,500lm 732,900円(税込) 5月中旬発売
X600 XGA 3,500lm 522,900円(税込) 6月発売
SX6/SX60は、04年11月に発売した「SX50」の上位モデル。SX50同様に、パネル解像度1400×1050ドット(SXGA+)のLCOS(反射型液晶)パネルを搭載した。最上位のSX6はAdobe RGBモードをサポートしている。またX600は、1024×768ドット(XGA)のLCOSパネルを搭載した下位モデルだ。
なおSX60は、3月に開催された「フォトイメージングエキスポ 2006」に参考出品されたモデル(関連記事)で、ホームシアター用の製品。光学システムに、色再現力を高める「キヤノンシネマフィルター」を追加し、映像モードを「ホームシアターモード」に設定すると、シネマフィルターが常時ONになるほか、ランプのアイリス(絞り)も連動して動作する。
各モデルともに、光を縦方向と横方向の成分に分け、別々に最適化を図る独自の光学エンジン「AISYS」を搭載し、高輝度、高コントラストの画質を実現している。AISYSはSX50の時に比べ性能を向上。照明光学系の改良により光の均一性を向上したほか、色分離合成光学系の改良により光利用効率の向上を果たしている。レンズは、2枚の非球面レンズと1枚のUDレンズ(特殊低分散ガラス)を採用した新開発の光学1.7倍広角ズームレンズを搭載。ゴーストやフレアの原因となる反射光を抑えるコーティングを施したのも特長だ。
3モデルは、今回新たに「オートセットアップ機能」を搭載した。ピントを自動的に合わせる「オートフォーカス」、入力信号を自動判別する「オートインプット」、画面の歪みを認識して自動調整する「オートキーストーン」、壁の色に合わせて色調整を自動で行う「自動スクリーン色補正」の4つをボタン一つで行う機能だ。フォーカス、色補正の2つは、レンズ横に装備したセンサーで表示画像を読み込むことで、自動的に調整を行う。キーストーンは、脚部の高さを判定し調整する仕組みで、縦方向の歪みを自動で調整する。インプットは、信号が入力されている端子を自動で選択する仕組みで、複数の端子に信号が入力されている場合は、優先順位の高いものが選択される。
また、静音性もさらに高めた。冷却風の抵抗を減らす形状の排気口や、風が通りやすい直線的な素子の配置、大型化することで回転数を抑えた冷却ファンの採用で、静音化を実現している。さらに、冷却ファン回転用のコンデンサーを内蔵しており、投写終了後すぐに電源コンセントを抜いても一定時間ファンが回転する設計を採用。使用後すぐに片づけられるようになった。
なおSX6は、新開発のフィルターを使用することで、より広い色域をカバーするAdobe RGBモードを装備している。
LV-7255 XGA 2,500lm 365,400円(税込) 7月発売
LV-7250 XGA 2,000lm 207,900円(税込) 7月発売
2機種ともXGAの投写に対応。非球面レンズ2枚を採用した新開発の光学1.6倍ズームレンズを搭載しているほか、約9秒のクイックスタートと約30秒のクイッククーリングにより、スピーディーな設置と収納を実現している。垂直方向の傾斜角度に合わせて台形歪みを適切に補正するオートキーストーン機能や、壁の色に応じて投写映像を最適な色に調整できるスクリーン色補正機能、暗証番号を設定できるセキュリティ機能など、実用的な機能を搭載した。
本日都内では新製品の記者発表会が開催された。出席したキヤノンマーケティングジャパン(株)常務取締役 プロフェッショナル機器カンパニー プレジデントの山田文隆氏は、新製品による国内マーケティング戦力を説明した。同氏は、デジタルAV機器のHD化ににともない、コンシューマーの画質への要求が高くなっていくと説明。また、Windows Vistaなどの登場により、ビジネス用途でもより高い解像度のデータを扱えるようになり、高解像度のプロジェクターのニーズが高まると予測する。同社は前モデルSX50の発売時よりSXGA、SXGA+モデルの市場拡大を図ってきた。05年度のSXGA+市場では、目標80%に対し78%のシェアを獲得。新製品群でさらなる市場拡大/シェア拡大を図っていくという。
発表会で行われた質疑応答の主な内容は以下の通り。
Q.LCOSパネルの供給元は?
A.日本ビクターだ。
Q.リアプロジェクションテレビの開発を進めているが実用化はいつ?
A.研究開発段階だ。
【問い合わせ先】
キヤノンお客様相談センター
TEL/050-555-90071
(Phile-web編集部)
関連リンク
トピック
- ブランドCANON
- 型番SX6
- 発売日2006年5月中旬
- 価格837,900円(税込)
【SPEC】●映像素子:反射型液晶パネル(LCOS) ●液晶パネル:0.7型(1,400×1,050ドット)×3、アスペクト比/4対3 ●投写レンズ:マニュアルズーム(1〜1.7倍) ●光源:270W超高圧水銀ランプ ●画面サイズ(投写距離):最小40型〜最大300型(1.2〜9.0m) ●明るさ:3,500ルーメン ●コントラスト比:1,000対1 ●映像入力:ミニD-Sub15ピン×1、DVI-I×1、コンポジット×1、S×1 ●消費電力:355W ●外形寸法:266W×114H×336Dmm(突起部分含まず) ●質量:4.7kg
- ブランドCANON
- 型番SX60
- 発売日2006年5月中旬
- 価格732,900円(税込)
【SPEC】●映像素子:反射型液晶パネル(LCOS) ●液晶パネル:0.7型(1,400×1,050ドット)×3、アスペクト比/4対3 ●投写レンズ:マニュアルズーム(1〜1.7倍) ●光源:180W超高圧水銀ランプ ●画面サイズ(投写距離):最小40型〜最大300型(1.2〜9.0m) ●明るさ:2,500ルーメン ●コントラスト比:1,000対1 ●映像入力:ミニD-Sub15ピン×1、DVI-I×1、コンポジット×1、S×1 ●消費電力:250W ●外形寸法:266W×114H×336Dmm(突起部分含まず) ●質量:4.6kg
- ブランドCANON
- 型番X600
- 発売日2006年6月
- 価格522,900円(税込)
【SPEC】●映像素子:反射型液晶パネル(LCOS) ●液晶パネル:0.7型(1,024×768ドット)×3、アスペクト比/4対3 ●投写レンズ:マニュアルズーム(1〜1.7倍) ●光源:270W超高圧水銀ランプ ●画面サイズ(投写距離):最小40型〜最大300型(1.2〜9.0m) ●明るさ:3,500ルーメン ●コントラスト比:1,000対1 ●映像入力:ミニD-Sub15ピン×1、DVI-I×1、コンポジット×1、S×1 ●消費電力:355W ●外形寸法:266W×114H×336Dmm(突起部分含まず) ●質量:4.7kg
- ブランドCANON
- 型番LV-7255
- 発売日2006年7月
- 価格365,400円(税込)
【SPEC】●液晶パネル:0.7型(1,024×768ドット)×3、アスペクト比/4対3 ●投写レンズ:マニュアルズーム(1〜1.6倍) ●光源:200W超高圧水銀ランプ ●画面サイズ(投写距離):最小25型〜最大300型(0.9〜7.6m) ●明るさ:2,500ルーメン ●コントラスト比:600対1 ●映像入力:ミニD-Sub15ピン×2、コンポジット×1、S×1 ●消費電力:275W ●外形寸法:296W×110H×273Dmm(突起部分含まず) ●質量:3.3kg
- ブランドCANON
- 型番LV-7250
- 発売日2006年7月
- 価格207,900円(税込)
【SPEC】●液晶パネル:0.7型(1,024×768ドット)×3、アスペクト比/4対3 ●投写レンズ:マニュアルズーム(1〜1.6倍) ●光源:190W超高圧水銀ランプ ●画面サイズ(投写距離):最小25型〜最大300型(1.1〜8.8m) ●明るさ:2,000ルーメン ●コントラスト比:600対1 ●映像入力:ミニD-Sub15ピン×2、コンポジット×1、S×1 ●消費電力:260W ●外形寸法:310W×109H×265Dmm(突起部分含まず) ●質量:3.0kg