HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース
公開日 2007/01/08 13:28
<CES2007>パイオニアが今夏のプラズマテレビ最新モデルを紹介
現地時間で1月7日の早朝に行われたパイオニアUSAのプレスカンファレンスの模様をお届けしよう。
まず、冒頭にパイオニア(株)ホームエンターテインメントビジネスグループ事業企画部PDP企画部 部長の塩田克延氏が登壇、同社のテレビ事業への取り組みについてプレゼンテーションをおこなった。
ここで2007年の夏にパネル、フィルター、画像処理の3点に大きな改良を加えたPDP最新モデルが登場することが明かされた。明日からCES展示ブースでプロトタイプが公開されるそうなので、その模様は追ってレポートしたい。デモでは60インチのモデルが展示されるようだ。
次に米国パイオニア本社のRuss Johnson氏が新製品の内容についてより具体的な解説をおこなった。同氏は「プラズマテレビはパネル、フィルター、画像処理の3点の相乗効果で最高の画質がつくりあげられる。パイオニアはこれらにこだわって、よりコストを下げるのでもなく、よりサイズを大きくするのでもなく、より画質(BestPicture Quality)を高めることで勝負していく」と力強く宣言、2007年の夏モデルに搭載される新しいフィーチャーを紹介した。
まず、パネルは放電の仕組みそのものを見直して、最低輝度を従来比80%まで落とし、さらに黒表現力を高めるという。Russ Johnson氏によれば、「今までに体感したことがないほど深い黒がさらに表現できるようになり、自然でリアリティのある映像が楽しめる」という。パネル画素数などは明かされなかった。
また、「ダイレクトカラーフィルター」にも改良が加えられるようだ。こちらも技術の詳細は明かされなかったが、二次反射を軽減する・映り込みを防ぐ・明るい部屋や量販店の店頭(米国では400ルクス前後のケースが多い)でも見映えするようにコントラストを改善するなどの効果があがったという。ある程度暗い部屋であれば美しい映像が描けるというのがプラズマテレビが一般的なイメージだが、明るく採光性の高いリビングでも楽しめるものとして、よりアピールすることができるようになるという。
そして画質向上のための3点めのポイントが画像処理技術の刷新だ。「New ASIC(Application Specific Integration Circuit) Technology」 によって、スケーラーやノイズリダクションなどの機能が強化され、より美しくより滑らかな映像表現が可能になる」という。
なお、このプレスカンファレンスではプラズマテレビについては上記のような技術発表のみで、具体的な販売戦略については明らかにされなかった。塩田氏によれば、「米国では専門店経由で販売しているエリートブランドもあるが、どこにどういうラインナップで展示していくのかなど、具体的な販売戦略はこれから練り上げていきたい」とのこと。また、「本質的には、米国でも日本でも、ユーザーが求めているものは美しい画像と高いインテリア性ということは変わらない。今日発表した技術を搭載したモデルを日本でも徐々に投入していきたい」とのこと。日本市場への早期導入を期待したいところだ。
プレゼンテーションの最後には、ブルーレイディスクプレーヤー、AVアンプ、1080pアップコンバート機能を搭載したDVDプレーヤー、一体型ホームシアターシステムなど、同社の新製品ラインナップが項目だけ駆け足で紹介された。詳細は、明日以降の展示ブースのレポートで紹介したい。
(ホームシアターファイル編集部・平野)
ces2007
まず、冒頭にパイオニア(株)ホームエンターテインメントビジネスグループ事業企画部PDP企画部 部長の塩田克延氏が登壇、同社のテレビ事業への取り組みについてプレゼンテーションをおこなった。
ここで2007年の夏にパネル、フィルター、画像処理の3点に大きな改良を加えたPDP最新モデルが登場することが明かされた。明日からCES展示ブースでプロトタイプが公開されるそうなので、その模様は追ってレポートしたい。デモでは60インチのモデルが展示されるようだ。
まず、パネルは放電の仕組みそのものを見直して、最低輝度を従来比80%まで落とし、さらに黒表現力を高めるという。Russ Johnson氏によれば、「今までに体感したことがないほど深い黒がさらに表現できるようになり、自然でリアリティのある映像が楽しめる」という。パネル画素数などは明かされなかった。
また、「ダイレクトカラーフィルター」にも改良が加えられるようだ。こちらも技術の詳細は明かされなかったが、二次反射を軽減する・映り込みを防ぐ・明るい部屋や量販店の店頭(米国では400ルクス前後のケースが多い)でも見映えするようにコントラストを改善するなどの効果があがったという。ある程度暗い部屋であれば美しい映像が描けるというのがプラズマテレビが一般的なイメージだが、明るく採光性の高いリビングでも楽しめるものとして、よりアピールすることができるようになるという。
そして画質向上のための3点めのポイントが画像処理技術の刷新だ。「New ASIC(Application Specific Integration Circuit) Technology」 によって、スケーラーやノイズリダクションなどの機能が強化され、より美しくより滑らかな映像表現が可能になる」という。
なお、このプレスカンファレンスではプラズマテレビについては上記のような技術発表のみで、具体的な販売戦略については明らかにされなかった。塩田氏によれば、「米国では専門店経由で販売しているエリートブランドもあるが、どこにどういうラインナップで展示していくのかなど、具体的な販売戦略はこれから練り上げていきたい」とのこと。また、「本質的には、米国でも日本でも、ユーザーが求めているものは美しい画像と高いインテリア性ということは変わらない。今日発表した技術を搭載したモデルを日本でも徐々に投入していきたい」とのこと。日本市場への早期導入を期待したいところだ。
プレゼンテーションの最後には、ブルーレイディスクプレーヤー、AVアンプ、1080pアップコンバート機能を搭載したDVDプレーヤー、一体型ホームシアターシステムなど、同社の新製品ラインナップが項目だけ駆け足で紹介された。詳細は、明日以降の展示ブースのレポートで紹介したい。
(ホームシアターファイル編集部・平野)
ces2007