アップル、iTunesと同期するHDMI/無線LAN搭載メディアプレーヤー「Apple TV」を発売

アップルコンピュータ（株）は、iTunes内の動画/音楽コンテンツを手軽にテレビに出力することができるネットワークメディアプレーヤー「Apple TV」を2月より発売する。価格は36,800円（税込）で、同社オンラインストアでは予約受付を開始している。

本機は、無線LANを搭載したメディアプレーヤー。2006年9月に事前発表した「iTV」（関連ニュース）の名称を改め、2月に発売を決定した。

Macintosh/WindowsパソコンのiTunesライブラリ内の動画/音楽コンテンツをLANを介してストリーミング受信し、同機の映像/音声出力端子より信号を出力することが可能。出力端子は、HDMI、コンポーネントビデオ、アナログオーディオ（L/R）、光オーディオを装備しており、テレビやオーディオシステムにつないで楽しむことが可能だ。Ethernet端子も搭載しており、LANケーブルによる有線接続も可能となっている。

また本機は40GBのHDDを搭載しており、HDDに保存したコンテンツを再生することも可能だ。

iTunesライブラリと本機は自動的にコンテンツの同期（シンク）を行うことが可能。iTunesの設定により、まだ見ていないものをシンクすることや、新しく購入したものをシンクすることも可能だ。

操作は付属のリモコン「Apple Remote」で行う。Movie、Music、Podcast、Photoなどの項目から楽しみたいコンテンツを絞り込んでいく、iPodに近いインターフェースを採用している。

再生可能な動画は、iTune Storeで採用されているH.264フォーマットのコンテンツ。最大で1.5 Mbps、640×480、30fpsの動画の再生が可能だ。

また、再生可能な音声ファイルはiTunesが対応している、AAC、Protected AAC、MP3、Apple Lossless、AIFF、WAV。静止画はJPEG、BMP、GIF、TIFF、PNGに対応している。

（Phile-web編集部）