HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース
公開日 2007/02/28 18:56
“インターネットAQUOS”発表会詳報 − パーソナルサイズの買い換え層がターゲット
第2弾モデルとなる今回のインターネットAQUOSのコンセプトを説明したのは、情報通信事業本部 本部長の大畠昌巳氏。
同氏はまずはじめに、「第1弾モデルを発売したのは昨年5月。それから10ヶ月経ち“パソコンTV”という新規市場を開拓してくることができ、ファミリーユースからパーソナルユースまで幅広く支持された」と語った。
第1弾モデル購入者へのユーザー調査では、“液晶テレビAQUOS”という部分に興味を持って購入した人が多く、インターネットを購入ポイントに挙げた人は少なかったという。また、インターネットを利用する目的を問う質問では「情報収集・検索」という回答が一番多かったという。これを受け、新モデルではリモコンにタッチパッドを搭載したほか、文字入力を携帯電話ライクにするなどインターネット利用時の操作性を向上させた。
同氏は「今回の新モデルで、買い換えが進むと見込まれるパーソナルサイズの需要に応えたい。今後もユーザーのニーズに応えた製品開発を進めていく」と語った。
32V型のターゲットは30〜40代のファミリー層で、リビングルームでの使用を想定。26V型は20〜30代の単身者層をターゲットに、パーソナルリビングでの使用を提案する。そして20V型は、20代前半、40〜60代のパーソナルルームを持つユーザーに使ってほしいという。
以下に発表会で行われた質疑応答の主な内容を掲載する。
Q.インターネットAQUOSの第1弾モデルでは37V型をラインナップしていたが、今回同サイズがないのはなぜか?
A.パーソナルサイズをターゲットにしたのが理由で、それにぴったり合ったのがD10シリーズだった。他のシリーズのAQUOSについては検証を行い、ホームページなどで対応状況を順次掲載していく予定だ。
Q.今回はBDに対応しなかったが、今後対応の予定はあるか?
A.今後は積極的にやっていきたいと考えている。
Q.Windows Media Centerを搭載した“Vista Home Premium”を採用しなかった理由は?
A.テレビの中にPCを入れるというコンセプトでやっており、テレビとの連携を考えるとまずは“Basic”ということになった。
Q.第1弾モデルとの大きな違いを教えてほしい。
A.第1弾モデルは「リビングで楽しむパソコンTV」というコンセプトでやったが、同等サイズのテレビなどと並べたときに割高感が出てしまい苦戦した。今回はパーソナルユース向けのセットとして提案している。AQUOSの高画質のまま録画できるという性能の高さや、新開発したリモコンなどを打ち出していきたい。
Q.新モデルは国内のみの展開か?
A.国内のみだ。海外は今後検討していく。
Q.目標出荷台数は?
A.2007年度で20万台を目標にしている。
Q.録画用のHDDを独立しているということは、PCの電源がOFFでも録画が可能なのか?
A.録画可能だ。
Q.D10シリーズはチューナーが1基ということは裏番組録画はできないのか?
A.できない。Wチューナーモデルと連動が可能か検証を進めていきたい。
Q.「アクトビラ」への対応は?
A.インターネットAQUOSはPCのブラウザでインターネットが楽しめる。PCの自由度をテレビに持ち込んでいる。
Q.店頭ではどう展開するのか?
A.基本的にはテレビとセットで販売していきたいが、単品でも販売する。テレビ売り場では「PCもセットにできる」という見せ方をしたい。
(Phile-web編集部)