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公開日 2007/04/03 14:07

松下電器、1920フルHD撮影対応のAVCHD方式SD/DVDビデオカメラを発売

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パナソニックマーケティング本部は、デジタルハイビジョンビデオカメラの新製品として、1,920×1,080画素のフルHD撮影が可能なSDメモリーカードタイプの「HDC-SD3」、DVDタイプの「HDC-DX3」2機種を発売する。


HDC-SD3

HDC-DX3
 ・SDメモリーカードムービー「HDC-SD3」
  ¥OPEN(予想実売価格150,000円前後) 4月25日発売
 ・DVDムービー「HDC-DX3」 
  ¥OPEN(予想実売価格140,000円前後) 4月25日発売

それそれパナソニックから昨年12月に発売された、AVCHD規格対応の「HDC-SD1」「HDC-DX1」の後継機種となるモデルだ(関連ニュース)。動画の記録メディアについては、SD3は2GBまでのSDメモリーカード、および4GBまでのSDHCメモリーカードに対応。DX3はそれぞれ8cmサイズのDVD-RAM、DVD-RW、DVD-R、DVD-R DLに記録ができる。今回は前機種の基本性能・機能を継承しながら、更なる改良が加えられた。その主な内容を紹介していこう。

最大の特徴は1,920×1,080iのフルHD記録に対応するシステムが搭載された点だ。映像圧縮LSIは、MPEG4 AVC/H.264ハイ・プロファイルに対応。動画圧縮時には映像各部の特徴により、4×4 DCTと8×8 DCTの大小2種類のDCTを使い分けることにより、多画素映像の高効率圧縮を実現。量子化マトリクスによりカメラ特性に最適な調整を行うなど、高画質撮影のための新しい符号化技術を採用し、従来の1440×1080iのクオリティを超える高画質撮影を可能にしている。記録モードは最高画質13Mbps固定ビットレート方式の「HFモード」から、可変ビットレート方式の「HNモード」「HEモード」の3つに対応する。HFモード以外は、AVCHD規格の1440×1080i記録となる。また、ハイ・プロファイルの能力を活かしながら、新しい動画圧縮アルゴリズムの採用と、カメラから圧縮までトータルでベストチューニングを実現したことにより、動きや変化に強い動画圧縮を実現した。

撮像素子はCCDを3枚使った3CCD方式を採用。ハイビジョン用に新開発したプログレッシブスキャンの「テルニオン 3CCD HD」が前シリーズに引き続き搭載されており、従来比約2倍以上の色解像度が実現されている。また、1/4型CCDの採用により、CCDの1画素あたりの面積を従来比2.8倍とし、最低照度6ルクスの高感度撮影を可能にしている。

「EAレンズ(超高屈折率非球面ガラスモールドレンズ)」を含む10群13枚、マルチコート21面で構成される新開発「ライカディコマーレンズ」を採用。コンパクトサイズながら12倍の高倍率と広角化を実現ししている。さらに、大容量の信号処理が可能なLSIである「HDクリスタルエンジン」では、ハイビジョン化によりデータ量の増加した信号を高速で処理するほか、新開発のノイズリダクションを搭載することによりノイズの低減を図っている。

SD3については、前機種から本体のホールド感にさらなる改良が加えられた。本体の側面、および上部に設けられたグリップの形状を変更したほか、ストラップの幅と厚みを増やして撮影時のハンドリング性能を高めている。さらにSD3は従来機で約1時間だった連続撮影時間が、同時発売のバッテリーパックホルダーキット「VW-VH04-K」(¥8,400・税込)の装着により約2時間まで可能になる。両機種ともに光学式の手ブレ補正機能を採用し、安定した高画質撮影をサポートする。


SD3は快適なハンドリング性能を実現するためグリップ形状を変更。ストラップも幅と厚みを増やした

SD3ではバッテリーパックホルダーキット「VW-VH04-K」を併せて使うことにより、約2時間までの連続撮影が可能になる

ワイド/テレのコンバージョンレンズも同時期に発売される
SD3では前機種同様、ハイビジョン記録したSD/SDHCカードの映像を、同社のBDレコーダー「DMR-BW200/BR100」のカードスロットに差し込んで、映像をBD-REにダビングすることが可能だ。ダビングしたディスクは同レコーダーで再生して楽しむこともできるが、SD/SDHCカードからHDDへのダビング/ムーブには対応しない。一方、DVDタイプのDX3では、8cmDVDに記録したハイビジョン映像をBDレコーダー「DMR-BW200/BR100」で直接再生する楽しみ方のほかに、本機から動画編集ソフト「HD Writer Ver1.5J for SD/DX」が付属することとなり、8cmDVDに記録したハイビジョン映像をPCのHDDにコピー後、編集してDVDライブラリーに残すという楽しみ方もできるようになる。なお、本アプリケーションはSD3にも同梱される。アプリケーションはWindows Vista対応。ビデオカメラで撮影したMPEG4 AVC/H.264形式のフルHD映像をMPEG2形式のスタンダード画質に変換する機能が追加されたため、別売のDVD作成ソフトを使って、AVCHD規格非対応のDVDプレーヤー/レコーダーでも再生可能なDVDディスクが作成できるようになった。


5.1chサラウンドに対応する超指向性ズームマイクを採用
音声記録については、ドルビーデジタルに準拠した5.1chサラウンドに対応する超指向性ズームマイクを採用。本体上部に5個配置されたマイクから、正面方向の音をレンズのズームアップと連動させながら集中的に記録することが可能だ。また静止画の撮影にも対応する。撮影停止中や、動画撮影中でもフォトショットボタンを押すだけで最大2.1メガ(1,920×1,080画素)のJPEG写真データの撮影が可能。静止画撮影時にも光学式手ブレ補正ジャイロ機能を駆使した撮影が可能だ。DX3の静止画撮影については、SDメモリーカード/SDHCメモリーカードへの記録となる。

また統合コントロール機能「VIERA Link」にも対応し、同機能に対応する同社のテレビ“VIERA”とHDMIケーブルで接続し、カメラ側の電源ONでテレビを起動し、入力切り替えや再生の操作を連動させることにより、手軽に撮影した映像を大画面テレビで楽しめるようになっている。


3.0型25.1万画素のワイド液晶モニターを搭載

DX3には0.44型18.3万画素の高精細ワイドビューファインダーも採用されている
レンズは光学12倍ズーム対応。ハイビジョン撮影・再生時に便利な3.0型25.1万画素のワイド液晶モニターを搭載する。DX3には0.44型18.3万画素の高精細ワイドビューファインダーも採用されている。なお、SD3の商品パッケージには4GBのSDHCメモリーカードが同梱されている。

【問い合わせ先】
お客様ご相談センター
TEL/0120-878-365(フリーダイヤル)

(Phile-web編集部)

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製品スペックを見る
  • ブランドパナソニック
  • 型番HDC-SD3
  • 発売日2007年4月25日発売
  • 価格¥OPEN(予想実売価格150,000円前後)
【SPEC】●記録メディア:SDメモリーカード(2Gまで)/SDHCメモリーカード(4G) ●記録方式:AVCHD規格準拠(1,920×1,080/60i、1,440×1,080/60i) ●音声方式:Dolby Digital (5.1ch、2ch) ●撮像素子:1/4インチCCD 固体撮像素子 総画素56万×3 ●有効画素数:動画…52万×3(16対9)/静止画…52万×3(16対9) ●レンズ:焦点距離(35mm換算)…自動絞り12倍電動ズーム F1.8〜2.8 ●ズーム:光学12倍/デジタル30倍/スーパーデジタル120倍 ●液晶モニター:3.0型ワイド液晶モニター(約25.1万画素) ●外形寸法:約74W×69H×142Dmm(突起部含む) ●質量:本体約430g、撮影時質量 約490g(付属バッテリー、SDHCメモリーカード含む)
  • ブランドパナソニック
  • 型番HDC-DX3
  • 発売日2007年4月25日発売
  • 価格¥OPEN(予想実売価格140,000円前後)
【SPEC】●記録メディア:8cmDVD-R/RAM/RW/R DL(動画)、SDメモリーカード/SDHCメモリーカード(静止画) ●記録方式:AVCHD規格準拠(1440×1080/60i) ●記録方式:AVCHD規格準拠(1,920×1,080、60i/50i) ●音声方式:Dolby Digital (5.1ch、2ch) ●撮像素子:1/4インチCCD 固体撮像素子 総画素56万×3 ●有効画素数:動画…52万×3(16:9)/静止画…52万×3(16:9) ●レンズ:焦点距離(35mm換算)…自動絞り12倍電動ズーム F1.8〜2.8 ●ズーム:光学12倍/デジタル30倍/スーパーデジタル120倍 ●液晶モニター:3.0型ワイド液晶モニター(約25.1万画素) ●ファインダー:0.44型ワイドカラービューファインダー(約18.3万画素) ●外形寸法:約92W×91H×163Dmm(バッテリー除く) ●質量:本体 約680g、撮影時質量 約800g(付属バッテリー、ディスク含む)
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