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公開日 2007/05/01 11:47
史上最高のIFAベルリンショー実現へ − メッセ・ベルリン社COOゲーケ氏がIFA2007のコンセプトを語る
世界最大のコンシューマー・エレクトロニクス展「IFA2007」を主催するメッセ・ベルリン社は、世界40カ国から250人を超えるジャーナリストを集めた国際プレスカンファレンスをモナコで開催した。
現地時間28日(土)には、イベント会場となるホテル“Le Meridien Beach Plaza”にて記者会見が開催され、メッセ・ベルリン社COOのクリスチャン・ゲーケ博士より、8月31日(金)から9月5日(水)までドイツの首都・ベルリンで開催される「IFA2007」の開催概要と新しい展示コンセプトが紹介された。
はじめに、昨年開催された「IFA2006」の成果から振り返ったゲーケ氏は「昨年から毎年開催を実現し、大きな成功を収めることができた。出展1,049社中、651社がドイツ国外の企業による出展となったが、殊に中国や香港をはじめとするアジア地域からの参加が増加した。またトレードビジターの数も欧州、中国を中心に増加した。これらのデータからも、IFAがパブリックなイベントとしてだけでなく、トレードショーとしての影響力も大きく拡大していることがわかる」とし、その成長力をあらためて強調した。
続いてIFAの独自性について、米国で毎年開催されている「International CES」との比較により説明したゲーケ氏は、「ジャーナリストや一般コンシューマーの来場数、あるいは出展スペース等のデータからもIFAの持つ国際的な影響力は明らかだ。IFAは今後、コンシューマー・トレードショーとしてのスタンスをさらに明確に掲げながら、国際的なイベントとしてのポジショニングを強化していきたい」と意気込みを語った。
IFAベルリンショーでは、これまでにも「6日間・6分野」を出展コンセプトに掲げ、エレクトロニクス産業を6つの専門領域に大別した展示を行い、業界の最新動向を総合的に紹介してきた。IFA2007では、この6つのセグメンテーションが再構築されるとゲーケ氏より発表された。具体的には、これまでの「テレビ&エンターテインメント」「デジタル・イメージング&デジタル音楽」「パーソナルコンピューター&ゲーム」「パーソナル・コミュニケーション」「SNC衛生、ネットワーク&ケーブル」「サウンド&カーオーディオ」という、テクノロジーやデバイスの違いを基軸としたセグメントから、「ホームエンターテインメント」「オーディオエンターテインメント」「マイ・メディア」「パブリック・メディア」「コミュニケーション」「テクノロジー&コンポーネント」という、コンテンツの楽しみ方とライフスタイルを提案するかたちのセグメントに切り替えられる。
この戦略の背景について、ゲーケ氏は「例えばMP3プレーヤーのように、いまやオーディオ再生だけでなくビデオ再生までも機能として取り込んでしまった製品は、ひとつのジャンルで定義すべきものではなくなった。これからはコンシューマー・エレクトロニクスのトレンドを、デバイスやテクノロジーを軸とした見方から、ユーザーの楽しみ方とエンターテインメントにフォーカスしたかたちで、よりシンプルでわかりやすくビジターに提案していくことがIFA2007の大事なテーマであると考えている」と説明した。
イベント開催期間中は、出展企業によるブース展示が行われるだけでなく、ベルリン見本市会場の広大な敷地内でコンサートやショーイベントが数多く開催されるのもIFAベルリンショーの見所だ。IFA2007では、大物アーティストによるロック・コンサートが予定されており、早くも現地で話題を集めているという。またゲーケ氏は「新しいMISS IFAをキャラクターに、IFA2007のパブリシティーもさらに強化したい。イベントの開催地となるベルリンの街についてもその魅力を強くアピールしながら、これまでのイベント史上で最高のIFA2007にしたい」と宣言した。
(Phile-web編集部)
現地時間28日(土)には、イベント会場となるホテル“Le Meridien Beach Plaza”にて記者会見が開催され、メッセ・ベルリン社COOのクリスチャン・ゲーケ博士より、8月31日(金)から9月5日(水)までドイツの首都・ベルリンで開催される「IFA2007」の開催概要と新しい展示コンセプトが紹介された。
はじめに、昨年開催された「IFA2006」の成果から振り返ったゲーケ氏は「昨年から毎年開催を実現し、大きな成功を収めることができた。出展1,049社中、651社がドイツ国外の企業による出展となったが、殊に中国や香港をはじめとするアジア地域からの参加が増加した。またトレードビジターの数も欧州、中国を中心に増加した。これらのデータからも、IFAがパブリックなイベントとしてだけでなく、トレードショーとしての影響力も大きく拡大していることがわかる」とし、その成長力をあらためて強調した。
続いてIFAの独自性について、米国で毎年開催されている「International CES」との比較により説明したゲーケ氏は、「ジャーナリストや一般コンシューマーの来場数、あるいは出展スペース等のデータからもIFAの持つ国際的な影響力は明らかだ。IFAは今後、コンシューマー・トレードショーとしてのスタンスをさらに明確に掲げながら、国際的なイベントとしてのポジショニングを強化していきたい」と意気込みを語った。
IFAベルリンショーでは、これまでにも「6日間・6分野」を出展コンセプトに掲げ、エレクトロニクス産業を6つの専門領域に大別した展示を行い、業界の最新動向を総合的に紹介してきた。IFA2007では、この6つのセグメンテーションが再構築されるとゲーケ氏より発表された。具体的には、これまでの「テレビ&エンターテインメント」「デジタル・イメージング&デジタル音楽」「パーソナルコンピューター&ゲーム」「パーソナル・コミュニケーション」「SNC衛生、ネットワーク&ケーブル」「サウンド&カーオーディオ」という、テクノロジーやデバイスの違いを基軸としたセグメントから、「ホームエンターテインメント」「オーディオエンターテインメント」「マイ・メディア」「パブリック・メディア」「コミュニケーション」「テクノロジー&コンポーネント」という、コンテンツの楽しみ方とライフスタイルを提案するかたちのセグメントに切り替えられる。
この戦略の背景について、ゲーケ氏は「例えばMP3プレーヤーのように、いまやオーディオ再生だけでなくビデオ再生までも機能として取り込んでしまった製品は、ひとつのジャンルで定義すべきものではなくなった。これからはコンシューマー・エレクトロニクスのトレンドを、デバイスやテクノロジーを軸とした見方から、ユーザーの楽しみ方とエンターテインメントにフォーカスしたかたちで、よりシンプルでわかりやすくビジターに提案していくことがIFA2007の大事なテーマであると考えている」と説明した。
イベント開催期間中は、出展企業によるブース展示が行われるだけでなく、ベルリン見本市会場の広大な敷地内でコンサートやショーイベントが数多く開催されるのもIFAベルリンショーの見所だ。IFA2007では、大物アーティストによるロック・コンサートが予定されており、早くも現地で話題を集めているという。またゲーケ氏は「新しいMISS IFAをキャラクターに、IFA2007のパブリシティーもさらに強化したい。イベントの開催地となるベルリンの街についてもその魅力を強くアピールしながら、これまでのイベント史上で最高のIFA2007にしたい」と宣言した。
(Phile-web編集部)