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公開日 2007/05/28 14:54
音楽配信サイト「mora win」が機能拡充 − マイクロソフトとの協業強化で
(株)レーベルゲートとマイクロソフト(株)は、Windows Media Player 11を基盤にした音楽配信サービスでの協業を強化する。本日同社とマイクロソフトが東京都内で共同記者会見を行った。
レーベルゲートは、同社が運営する音楽配信サイト「mora win」に、今年9月下旬を目途に新機能を追加する。新機能には、Windows Media Player 11(以下WMP11)で新たに採用された技術を使用したものなどが含まれている。
mora winは、Windows Media Audio(WMA)形式の音楽ファイルを提供するPC向けの音楽配信サイト。今年1月30日から、WMP11の「おすすめオンラインストア」として登録されており、WMP11からシームレスにサービスを利用できる。
9月から提供する新サービスでは、オンライン上のカタログデータをあらかじめPCにダウンロードし、高速で楽曲検索が行えるWMP11の新機能「Word Wheel」に対応。文字を1つ入力すると、その文字から始まるアーティストや楽曲が絞り込まれるインクリメンタルサーチも行える。
また、(株)J-WAVEが運営するインターネットラジオ「Brandnew-J」とも連動。mora win上でインターネットラジオコンテンツを無料で聴取できるほか、Brandnew-Jで流れている曲をシームレスにダウンロード購入することも可能になる。
現在行っているビデオ配信も拡充。音楽ビデオクリップだけでなくアニメ作品などの提供も開始する。そのほか、音楽ファイル向けのSNS「PLAYLOG(プレイログ)」との連動も強化し、さらにはWindows Vsita Premium以上に搭載されている「Windows Media Center」のメディアオンライン対応版も提供する予定としている。
本日行われた記者発表秋では、冒頭、マイクロソフト(株)執行役常務 デジタルエンターテイメントパートナー統括本部長の堺和夫氏が登壇。「ミュージックエンターテイメントを実現するためにはコンテンツ、サービス、デバイスの3つが必要になるが、これらをマイクロソフトだけで提供するのは不可能。パートナーと一緒に実現していきたい」と挨拶。さらに堺氏は「音楽配信は、使いやすく、かんたんに操作できることが大事。今回の協業強化により、OSとアプリケーション、さらにサービスを一体化させることでベストな操作環境を実現したい」とした。また、マイクロソフトとレーベルゲートで、マーケティング、プロモーション活動を共同で実施していくことも明らかにした。
mora winのサービス強化については、(株)レーベルゲート 代表取締役社長の今野敏博氏が説明。今野氏は「音楽は感性だけのものと思われがちだが、実は録音技術、流通技術、再生技術などのテクノロジーが非常に重要。エジソンの蓄音機発明から始まって、LPレコードやCDなど、新しい技術が発明されるたびに音楽を楽しむスタイルは変化してきた。音楽配信は数年の歴史しかないが、今後大きな成長が見込まれる」と述べ、さらに「昨年はCDシングルの売り上げを、音楽配信が初めて上回った非常にエポックメイキングな年だった」と音楽配信の勢いを強調した。
具体的な機能拡充では、「音楽の新“ハッケン”をキーワードに展開する」と説明。「国内、海外を見渡せば、素晴らしいアーティストがたくさんいるが、自分にピッタリ合うアーティストや楽曲に出会うのは容易なことではない。新機能は、色々な音楽にどうすれば“会える”かを軸に考えた。新しいカタログ検索や自動レコメンデーション、ビデオクリップ、さらにコミュニティなどを通じて様々な音楽に触れてもらいたい」と語った。
また記者会見では、デジモノステーション編集長の村田茂氏が登壇し、今回の協業の意義などについてコメント。「音楽配信は『早く』『たくさん』『新しい』『いい音で』提供され、さらに自分に合う楽曲を『教えて欲しい』という、5つの本質的かつパーマネントなニーズがある。今回の協業はそのニーズに応えたもので評価できる。今回の協業は本当の意味で『モーラ』して『ウィン』することになるのでは」とエールを送った。
記者会見を締めくくったのは、マイクロソフト(株)Windows本部 本部長のジェイ・ジェイミソン氏。同氏はWindows Vistaについて、「互換性情報のサイト掲載数は、アプリケーションが約2,400製品、周辺機器が約6,200製品におよび、これはWindows XPの同時期対比で150%以上となる。乗り換えをスムーズにするため、『安心乗り換えガイド』の店頭配布も開始する」と報告。また、今夏のPC新ラインナップでは、83%がプレミアム・エディション搭載モデルで、Vistaのローンチ時点から13%伸びた」とも説明した。
またジェイミソン氏は、Windows Vista対応サービスについても概況を説明。今回のmora winのほか、「Windows Media Centerでは19サービスが提供され、さらにウェブでは50以上のサイドバーガジェットのほか、WPFによるサイトも次々増えている」とした。
(Phile-web編集部)
レーベルゲートは、同社が運営する音楽配信サイト「mora win」に、今年9月下旬を目途に新機能を追加する。新機能には、Windows Media Player 11(以下WMP11)で新たに採用された技術を使用したものなどが含まれている。
mora winは、Windows Media Audio(WMA)形式の音楽ファイルを提供するPC向けの音楽配信サイト。今年1月30日から、WMP11の「おすすめオンラインストア」として登録されており、WMP11からシームレスにサービスを利用できる。
9月から提供する新サービスでは、オンライン上のカタログデータをあらかじめPCにダウンロードし、高速で楽曲検索が行えるWMP11の新機能「Word Wheel」に対応。文字を1つ入力すると、その文字から始まるアーティストや楽曲が絞り込まれるインクリメンタルサーチも行える。
また、(株)J-WAVEが運営するインターネットラジオ「Brandnew-J」とも連動。mora win上でインターネットラジオコンテンツを無料で聴取できるほか、Brandnew-Jで流れている曲をシームレスにダウンロード購入することも可能になる。
現在行っているビデオ配信も拡充。音楽ビデオクリップだけでなくアニメ作品などの提供も開始する。そのほか、音楽ファイル向けのSNS「PLAYLOG(プレイログ)」との連動も強化し、さらにはWindows Vsita Premium以上に搭載されている「Windows Media Center」のメディアオンライン対応版も提供する予定としている。
本日行われた記者発表秋では、冒頭、マイクロソフト(株)執行役常務 デジタルエンターテイメントパートナー統括本部長の堺和夫氏が登壇。「ミュージックエンターテイメントを実現するためにはコンテンツ、サービス、デバイスの3つが必要になるが、これらをマイクロソフトだけで提供するのは不可能。パートナーと一緒に実現していきたい」と挨拶。さらに堺氏は「音楽配信は、使いやすく、かんたんに操作できることが大事。今回の協業強化により、OSとアプリケーション、さらにサービスを一体化させることでベストな操作環境を実現したい」とした。また、マイクロソフトとレーベルゲートで、マーケティング、プロモーション活動を共同で実施していくことも明らかにした。
mora winのサービス強化については、(株)レーベルゲート 代表取締役社長の今野敏博氏が説明。今野氏は「音楽は感性だけのものと思われがちだが、実は録音技術、流通技術、再生技術などのテクノロジーが非常に重要。エジソンの蓄音機発明から始まって、LPレコードやCDなど、新しい技術が発明されるたびに音楽を楽しむスタイルは変化してきた。音楽配信は数年の歴史しかないが、今後大きな成長が見込まれる」と述べ、さらに「昨年はCDシングルの売り上げを、音楽配信が初めて上回った非常にエポックメイキングな年だった」と音楽配信の勢いを強調した。
具体的な機能拡充では、「音楽の新“ハッケン”をキーワードに展開する」と説明。「国内、海外を見渡せば、素晴らしいアーティストがたくさんいるが、自分にピッタリ合うアーティストや楽曲に出会うのは容易なことではない。新機能は、色々な音楽にどうすれば“会える”かを軸に考えた。新しいカタログ検索や自動レコメンデーション、ビデオクリップ、さらにコミュニティなどを通じて様々な音楽に触れてもらいたい」と語った。
また記者会見では、デジモノステーション編集長の村田茂氏が登壇し、今回の協業の意義などについてコメント。「音楽配信は『早く』『たくさん』『新しい』『いい音で』提供され、さらに自分に合う楽曲を『教えて欲しい』という、5つの本質的かつパーマネントなニーズがある。今回の協業はそのニーズに応えたもので評価できる。今回の協業は本当の意味で『モーラ』して『ウィン』することになるのでは」とエールを送った。
記者会見を締めくくったのは、マイクロソフト(株)Windows本部 本部長のジェイ・ジェイミソン氏。同氏はWindows Vistaについて、「互換性情報のサイト掲載数は、アプリケーションが約2,400製品、周辺機器が約6,200製品におよび、これはWindows XPの同時期対比で150%以上となる。乗り換えをスムーズにするため、『安心乗り換えガイド』の店頭配布も開始する」と報告。また、今夏のPC新ラインナップでは、83%がプレミアム・エディション搭載モデルで、Vistaのローンチ時点から13%伸びた」とも説明した。
またジェイミソン氏は、Windows Vista対応サービスについても概況を説明。今回のmora winのほか、「Windows Media Centerでは19サービスが提供され、さらにウェブでは50以上のサイドバーガジェットのほか、WPFによるサイトも次々増えている」とした。
(Phile-web編集部)