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公開日 2007/08/20 18:30
新CMキャラクターの渡辺謙「40Dはすごく進化した」− キヤノン発表会詳報
別項でお伝えしたとおり、キヤノン(株)は本日新製品を発表した。本項では発表会の模様についてお伝えする。
発表会では、キヤノンマーケティングジャパン(株)専務取締役 コンスーマイメージングカンパニープレジデントの芦澤光二氏が、本製品の国内マーケティング戦略について説明した。
芦澤氏はまずデジタル一眼レフカメラ市場の成長を説明。3年後には130万台市場にまで拡大するだろうと予測した。同氏はこの市場拡大の原動力になったのは、裾野の広がったエントリークラス製品である、と分析。そして「今後のさらなる健全な市場拡大のためには、特にミドルクラス製品のラインナップ拡充が必要不可欠だ」と述べた。
「『良質な写真を楽しみたい』『品質のよい“本物”が欲しい』といったニーズに応えるミドルクラス一眼レフは、写真文化の発展へつながるもの。EOS 40Dはミドルクラスの決定版とも言える製品。ミドルクラス市場拡大の起爆剤たりえるものだ」と自信を見せた。
また、芦澤氏はEOS 40Dの販売ターゲットを、プロ・ハイアマチュアユーザーのほか「団塊の世代」と説明。「独自に行った調査によると、いわゆる“団塊の世代”には、デジタルカメラの購入意向が高く、高品質・本物志向が高いユーザーが多い。また、リタイア後に楽しみたい趣味として『旅行』『写真』を挙げる人が多かった。旅行と写真というのは関連性のあるもの。旅先で出会った風景や人を写真に撮りたくなるものだ。40Dはマッチすると考える」と述べた。
フォトカルチャー事業も強化。同社が行っている写真講座「EOS学園」や、会員組織「キヤノンフォトサークル」の機能を拡充することを発表した。EOS学園は講座数を約3倍に増強し、スキルやニーズに合わせた4段階の講座も用意。キヤノンフォトサークルはウェブコンテンツの充実を図り、8月31日からは新たにウェブ会員制度を発足。学習・経験・発表・評価といった一連のカリキュラムを、月額2,800円(税込)で提供するという。また、EOS 40Dを購入したユーザーは、ウェブ会員用コンテンツを3ヶ月無料で利用できるキャンペーンも行う。
「デジタルカメラという『入力』、フォトプリンターという『出力』、さらにフォトカルチャーを支える講座を揃え、キヤノンは万全の体制だ。ハードをソフトを有機的に融合したマーケティングを行っていく。今後とも、デジタルカメラ市場及びフォト文化の創造のために、尽力し続けていく考えだ」と抱負を述べた。
以下に、発表会で執り行われた質疑応答の内容を掲載する。
Q.デジタル一眼レフカメラ市場の首位をニコンに奪われていることについてはどう考えるか。
A.確かに前半戦は負けてしまった。しかし後半は50%のシェアを獲得できるよう努力したい。今年は、競馬で言えばまくりの年。市場拡大はフェアな競争から始まる。お互い頑張っていきたいものだ。
Q.今回投入されたのはミドルクラス機だが、エントリークラスの拡充はないのか。
A.我々が目指すのは、ラインナップを厚くし、さまざまな人に満足してもらえること。もちろんローエンドも例外ではなく、今後ラインナップを強化していきたいと考えている。
■EOS 40DのCMキャラクターに渡辺謙氏を起用
発表会の最後には、EOS 40Dのイメージキャラクターに決定した俳優の渡辺謙さんが登場した。
芦沢氏は「渡辺さんの名前が挙がって5秒で『彼だ!』と思った。EOS 40Dの世界を表現できるのは彼しかいない」とベタ褒め。以前からEOSシリーズ製品の愛用者であったという渡辺さんも「明日から家族で山に行くので、この40Dを持って行こうと思っている。EOSシリーズの製品は以前から使っていたが、使い勝手がよくとてもいいカメラ。40Dはさらにすごく進化したなあという印象だ。日常使いから子供の成長記録まで、さまざまな目的で自分の写真を残すのに使ってもらいたい」と語った。
(Phile-web編集部)
発表会では、キヤノンマーケティングジャパン(株)専務取締役 コンスーマイメージングカンパニープレジデントの芦澤光二氏が、本製品の国内マーケティング戦略について説明した。
芦澤氏はまずデジタル一眼レフカメラ市場の成長を説明。3年後には130万台市場にまで拡大するだろうと予測した。同氏はこの市場拡大の原動力になったのは、裾野の広がったエントリークラス製品である、と分析。そして「今後のさらなる健全な市場拡大のためには、特にミドルクラス製品のラインナップ拡充が必要不可欠だ」と述べた。
「『良質な写真を楽しみたい』『品質のよい“本物”が欲しい』といったニーズに応えるミドルクラス一眼レフは、写真文化の発展へつながるもの。EOS 40Dはミドルクラスの決定版とも言える製品。ミドルクラス市場拡大の起爆剤たりえるものだ」と自信を見せた。
また、芦澤氏はEOS 40Dの販売ターゲットを、プロ・ハイアマチュアユーザーのほか「団塊の世代」と説明。「独自に行った調査によると、いわゆる“団塊の世代”には、デジタルカメラの購入意向が高く、高品質・本物志向が高いユーザーが多い。また、リタイア後に楽しみたい趣味として『旅行』『写真』を挙げる人が多かった。旅行と写真というのは関連性のあるもの。旅先で出会った風景や人を写真に撮りたくなるものだ。40Dはマッチすると考える」と述べた。
フォトカルチャー事業も強化。同社が行っている写真講座「EOS学園」や、会員組織「キヤノンフォトサークル」の機能を拡充することを発表した。EOS学園は講座数を約3倍に増強し、スキルやニーズに合わせた4段階の講座も用意。キヤノンフォトサークルはウェブコンテンツの充実を図り、8月31日からは新たにウェブ会員制度を発足。学習・経験・発表・評価といった一連のカリキュラムを、月額2,800円(税込)で提供するという。また、EOS 40Dを購入したユーザーは、ウェブ会員用コンテンツを3ヶ月無料で利用できるキャンペーンも行う。
「デジタルカメラという『入力』、フォトプリンターという『出力』、さらにフォトカルチャーを支える講座を揃え、キヤノンは万全の体制だ。ハードをソフトを有機的に融合したマーケティングを行っていく。今後とも、デジタルカメラ市場及びフォト文化の創造のために、尽力し続けていく考えだ」と抱負を述べた。
以下に、発表会で執り行われた質疑応答の内容を掲載する。
Q.デジタル一眼レフカメラ市場の首位をニコンに奪われていることについてはどう考えるか。
A.確かに前半戦は負けてしまった。しかし後半は50%のシェアを獲得できるよう努力したい。今年は、競馬で言えばまくりの年。市場拡大はフェアな競争から始まる。お互い頑張っていきたいものだ。
Q.今回投入されたのはミドルクラス機だが、エントリークラスの拡充はないのか。
A.我々が目指すのは、ラインナップを厚くし、さまざまな人に満足してもらえること。もちろんローエンドも例外ではなく、今後ラインナップを強化していきたいと考えている。
■EOS 40DのCMキャラクターに渡辺謙氏を起用
発表会の最後には、EOS 40Dのイメージキャラクターに決定した俳優の渡辺謙さんが登場した。
芦沢氏は「渡辺さんの名前が挙がって5秒で『彼だ!』と思った。EOS 40Dの世界を表現できるのは彼しかいない」とベタ褒め。以前からEOSシリーズ製品の愛用者であったという渡辺さんも「明日から家族で山に行くので、この40Dを持って行こうと思っている。EOSシリーズの製品は以前から使っていたが、使い勝手がよくとてもいいカメラ。40Dはさらにすごく進化したなあという印象だ。日常使いから子供の成長記録まで、さまざまな目的で自分の写真を残すのに使ってもらいたい」と語った。
(Phile-web編集部)