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公開日 2008/01/08 21:04
<CES2008:松下電器ブース>150インチプラズマを見てきた − BD Live対応の新プレーヤーも発表
松下電器産業のブースは、キーノートスピーチでAVCネットワークス社 社長の坂本俊弘氏が発表した150インチのプラズマディスプレイと、厚さ2.5cmの50V型プラズマテレビが話題の中心となっている。
●150インチプラズマディスプレイを見てきた
150インチのプラズマディスプレイを実際に間近で見ると、ちょっと笑ってしまうくらい大きい。恰幅の良い現地の説明員が前に立って両手を広げても、まったく足りないほどの巨大サイズだ。解像度は4K2K(4,096×2,048)なので、すでに3,000台を販売したという103V型のVIERAより精細度は高い。
実際の映像を見ても、コントラスト比は改善の余地があるという気がするが、色乗りの良さは問題ないレベルで、精細感は文句なしに高い。気になるのは商品化の時期だが、坂本氏は尼崎の第5工場が稼働してからデリバリーを開始すると説明していた。同社の計画によれば第5工場の稼働は2009年の5月であり、実際に製品として売り出されるのは、少なくともあと1年半程度あとになる。価格についてもアナウンスされなかったが、600万円前後の103V型を上回ることは確実。一部は一般ユーザーにも販売するとのことなので、ロシアやドバイ、中国などの超富裕層に向けてアピールする計画だろう。
厚さ2.5cmの50V型テレビは、解像度が1,920×1,080。こちらも商品化の時期や価格などについてはコメントしてもらえなかった。
もうひとつのプラズマテレビ関連の大きなトピックである、発光効率を2倍にする新技術についてもデモコーナーが設けられていた。リアルタイムで消費電力を表示し、従来のパネルに比べ、およそ半分の消費電力で同程度の輝度を実現していることが確認できた。
さらに、これもキーノートスピーチで紹介された、Youtube動画やGoogleのオンライン写真管理機能「Picasa」などをVIERAで利用できる「VIERA CAST」についてもデモンストレーションが行われていた。
●BD-Live対応の新プレーヤー「DMP-BD50」
BD関連では、BD-Live対応の新プレーヤー「DMP-BD50」を発表。プロファイル2.0に対応している。春に出荷を開始するとのことだが、価格については明らかにされなかった。PHL(パナソニックハリウッド研究所)のノウハウをもとにしたクロマプロセッサーと、P4HDというIP変換回路を搭載。また同社独自のシステムLSI「Uniphier」も搭載している。
BDのブランクディスクでは、4倍速対応のBD-R DLなど、現行のラインナップを展示。また100GBという大容量を実現する多層BDディスクの構造モデルも置かれていた。
32GB SDHCメモリーカードなどその他の展示も充実
そのほか、前日のプレスカンファレンスで発表された32GBのSDHCメモリーカードや、BDプレーヤー内蔵の5.1chホームシアターシステム「SC-BT100」、さらにSDメモリーカードスロットと60GB HDDを搭載したハイブリッドカメラ「HDC-HS9」など、話題の製品を大量に出展していた。
(Phile-web編集部・風間)
●150インチプラズマディスプレイを見てきた
150インチのプラズマディスプレイを実際に間近で見ると、ちょっと笑ってしまうくらい大きい。恰幅の良い現地の説明員が前に立って両手を広げても、まったく足りないほどの巨大サイズだ。解像度は4K2K(4,096×2,048)なので、すでに3,000台を販売したという103V型のVIERAより精細度は高い。
実際の映像を見ても、コントラスト比は改善の余地があるという気がするが、色乗りの良さは問題ないレベルで、精細感は文句なしに高い。気になるのは商品化の時期だが、坂本氏は尼崎の第5工場が稼働してからデリバリーを開始すると説明していた。同社の計画によれば第5工場の稼働は2009年の5月であり、実際に製品として売り出されるのは、少なくともあと1年半程度あとになる。価格についてもアナウンスされなかったが、600万円前後の103V型を上回ることは確実。一部は一般ユーザーにも販売するとのことなので、ロシアやドバイ、中国などの超富裕層に向けてアピールする計画だろう。
厚さ2.5cmの50V型テレビは、解像度が1,920×1,080。こちらも商品化の時期や価格などについてはコメントしてもらえなかった。
もうひとつのプラズマテレビ関連の大きなトピックである、発光効率を2倍にする新技術についてもデモコーナーが設けられていた。リアルタイムで消費電力を表示し、従来のパネルに比べ、およそ半分の消費電力で同程度の輝度を実現していることが確認できた。
さらに、これもキーノートスピーチで紹介された、Youtube動画やGoogleのオンライン写真管理機能「Picasa」などをVIERAで利用できる「VIERA CAST」についてもデモンストレーションが行われていた。
●BD-Live対応の新プレーヤー「DMP-BD50」
BD関連では、BD-Live対応の新プレーヤー「DMP-BD50」を発表。プロファイル2.0に対応している。春に出荷を開始するとのことだが、価格については明らかにされなかった。PHL(パナソニックハリウッド研究所)のノウハウをもとにしたクロマプロセッサーと、P4HDというIP変換回路を搭載。また同社独自のシステムLSI「Uniphier」も搭載している。
BDのブランクディスクでは、4倍速対応のBD-R DLなど、現行のラインナップを展示。また100GBという大容量を実現する多層BDディスクの構造モデルも置かれていた。
32GB SDHCメモリーカードなどその他の展示も充実
そのほか、前日のプレスカンファレンスで発表された32GBのSDHCメモリーカードや、BDプレーヤー内蔵の5.1chホームシアターシステム「SC-BT100」、さらにSDメモリーカードスロットと60GB HDDを搭載したハイブリッドカメラ「HDC-HS9」など、話題の製品を大量に出展していた。
(Phile-web編集部・風間)