• ブランド
    特設サイト
公開日 2008/04/14 14:34

日立、コントラスト比3万対1のモデルなどプラズマ/液晶“Wooo"02シリーズを発売

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
(株)日立製作所は、プラズマテレビ/液晶テレビの新製品として「02シリーズ」6機種を発表した。各機種の概要は以下の通り。

【プラズマテレビ「02シリーズ」】
サイズ 画素数 型番 録画機能 価格 発売日
50V型 1,920×1,080 P50-XR02 内蔵HDD&
iVポケット
¥OPEN (予想実売価格50万円前後) 4月26日
50V型 1,280×1,080 P50-HR02 ¥OPEN (予想実売価格36万円前後)
42V型 1,024×1,080 P42-HR02 ¥OPEN (予想実売価格26万円前後)


【液晶テレビ「02シリーズ」】
サイズ 画素数 型番 録画機能 価格 発売日
42V型 1,920×1,080 L42-XV02 iVポケット ¥OPEN (予想実売価格34万円前後) 6月7日
37V型 1,920×1,080 L37-XV02 ¥OPEN (予想実売価格24万円前後)
32V型 1,366×768 L320HV02 ¥OPEN (予想実売価格17万円前後)


●プラズマテレビ「02シリーズ」3機種

プラズマテレビの新製品3機種は、50V型のフルHDモデルと、50V/42V型のHDモデルを用意。内蔵チューナーは3機種とも地上・BS・110度CSデジタルを2基、地上アナログを1基搭載している。

P50-XR02

右:P50-HR02 左:P42-HR02

新製品3機種はすべてプラズマパネルを一新し、フルHD/HDパネルともに、これまでのストレートリブ構造からボックスリブ構造に変更した。従来のストレートリブ構造では、光らせる画素の上下の画素も光ってしまい、これにより輝度を上げることができるが、画面の黒が沈みきらない要因にもなっていた。

プラズマパネルのセル構造をボックス・リブ構造に変更

他社製プラズマテレビとの画質比較デモも行われた

また、「P50-XR02」に搭載したフルHDパネル「1080フルHDブラックパネル」は、これまでのALIS駆動からプログレッシブ駆動に変更。また、電極を通常のプログレッシブパネルより薄くすることで、放電強度を大きくし、高輝度化を実現した。さらに、パネルに外光を吸収する金属の黒帯を搭載することで、外光の反射率を30%以上低減し、明るい場所でも締まった黒を表現できる。

「P50-HR02」「P42-HR02」に搭載されたHDパネルは、これまでのALISパネルの長所と、プログレッシブパネルの長所を活かした新たな駆動方式「ハイブリッド駆動」を採用。映像の輝度情報を解析し、ピーク輝度が必要な部分は、光らせたい画素の上下も発光させる。この駆動方式を採用したことによる輝度への効果は、約1.8倍程度になるという。

新開発のプラズマパネルを採用したことにより、コントラスト比は大幅に向上。HDパネルは15,000対1、フルHDパネルは30,000対1を達成した。

また、フィルターにはARコートを採用し、光沢感を保ちながら外光の反射を低減。さらに、ダイナミックMBPフィルターは、特性を見直すことにより、色再現範囲をHDTV規格比で業界最高レベルとなる約125%に拡大させた。

映像処理回路は従来モデルと変わらないが、パネルの変更に合わせて処理のアルゴリズムを調整。また、最上位機のP50-XR02は、24p入力時に96Hzで表示する「シネマスキャン」、さらにフィルム映像のコマ間の映像を自動生成する「なめらかシネマ」のアルゴリズムを全面的に見直し、より精度を高めた「新なめらかシネマ」などの高画質化技術を搭載している。また、これもP50-XR02のみだが、各色10/12bitのDeep Color信号にも対応。x.v.Colorには全機種が対応している。なお、画質調整機能では、色温度が5段階から選択できるようになった。XR01シリーズは3段階だったため、よりきめ細かい調整が可能となった。

P50-XR02は「なめらかシネマ」と「シネマスキャン」に対応

色温度は5段階から選択可能になった

また、3機種すべてに250GBの内蔵HDDとiVポケットを搭載。内蔵HDDは、これまでのWooo録画モデルにも採用されたカナダViXS Systems社のHDトランスコード/トランスレート技術「「XCodeHD」を用い、約500GB相当の長時間録画が行える。また、iVポケットにiVDR-Sを挿入することで、内蔵HDDとiVDR-S間で録画コンテンツをムーブすることも可能。

iVDRスロットは本体側面に装備する

iVDR-Sには新たに120GB/250GBモデルが用意された

HDMI端子は1080p入力対応で、3系統の入力を装備。ほかにD4/S2ビデオ/ビデオ端子入力を各2系統ずつ備える。

使い勝手の面では、UT770シリーズと同様、HDMI-CECを利用したWoooリンク機能を進化させた。これまでの電源連動、ワンタッチプレイ、シアターシステムの制御といった基本機能に加え、新たに視聴中の番組をレコーダーに録画する機能、テレビのリモコンによるレコーダーの各種機能の操作、さらに視聴番組のEPGジャンル情報に連動してサラウンドモードを切り替える機能が追加された。

HDMI-CEC機能「Woooリンク」に新たな機能が追加された

8局同時表示対応の新EPG画面。右上に子画面表示も行う

またEPGは、UT700シリーズから採用された、8局同時表示対応、子画面表示対応の新デザインに変更。文字を大きくしたい場合は6局表示に切り替えることもできる。

画面下部に裏番組のEPG情報や子画面を表示する裏番組チェック機能も進化。新たに、内蔵HDDとiVDR-Sに録画した番組情報の確認も可能にした。また2画面表示時に、両方の番組で字幕を表示する機能も搭載。聴覚障害の方のみならず、一般の方にも便利な機能だ。

P50-XR02は付属スタンドに電動スイーベル機能を内蔵。リモコン操作で本体を左右に首振りすることができる。ほかの2機種は固定式となる。なお、リモコンはプラズマ/液晶の02シリーズで共通となっており、文字の視認性を高めた大きなチャンネルボタンを採用。さらに、リモコン下部に録画したコンテンツの走行系ボタンを設け、使い勝手を高めている。

リモコンは02シリーズのプラズマと液晶で共通。UTシリーズは別デザインを採用する

●液晶テレビ「02シリーズ」3機種

02シリーズの液晶テレビ3機種は、42/37V型がフルHDで120Hz表示に対応。32V型はHDパネルで、120Hzに対応しない。パネルは、42V型がIPSパネル、37/32V型がIPSαパネルとなる。内蔵チューナーは3機種とも地上・BS・110度CSデジタルを2基、地上アナログを1基搭載している。

L42-XV02

L37-XV02

L32-HV02


iVDRスロット搭載により、内蔵HDD感覚で録画が楽しめる
録画機能では、プラズマと異なりHDDは内蔵しないものの、iVポケットを備え、iVDR-Sを別途購入することで、本体内蔵HDDのような操作感覚で録画が可能となる。

最上位機の42V型のみ、上述のシネマスキャン、新なめらかシネマ機能に対応。また、42/37V型の2機種は、各色10/12bitのDeep Color信号入力に対応している。なおx.v.Colorは非対応となっている。

使い勝手の面では、プラズマ3機種に搭載された8局表示対応の新EPG、新裏番組チェック、進化した「Woooリンク」機能を搭載。HDMI入力端子を3系統備えるのも同様だ。

【問い合わせ先】
お客様相談センター
TEL/0120-3121-11

(Phile-web編集部)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
製品スペックを見る
  • ブランドHITACHI
  • 型番P50-XR02
  • 発売日2008年4月26日
  • 価格¥OPEN (予想実売価格500,000円前後)
【SPEC】●画面サイズ:50V型 ●パネル:1080フルHDブラックパネル ●画素数:1,920×1,080 ●動画解像度:900本以上 ●コントラスト:30,000対1 ●受信チャンネル:地上/BS/110度CSデジタル×2、地上アナログ×1 ●内蔵HDD:250GB(XCodeHD) ●iVポケット:搭載 ●入出力端子:HDMI入力3、D4入力2、S2ビデオ入力2、ビデオ入力2、モニター出力1、光デジタル音声出力1、電話回線端子1、IRコントローラー端子1、ヘッドホン出力1、LAN端子1  ●SD/MMCカードスロット:1 ●消費電力:549W ●本体外形寸法(スタンド含まず):1,242W×804H×104Dmm ●質量:43.1kg
  • ブランドHITACHI
  • 型番P50-HR02
  • 発売日2008年4月26日
  • 価格¥OPEN (予想実売価格360,000円前後)
【SPEC】●画面サイズ:50V型 ●パネル:1080HDブラックパネル ●画素数:1,280×1,080 ●動画解像度:720本以上 ●コントラスト:15,000対1 ●受信チャンネル:地上/BS/110度CSデジタル×2、地上アナログ×1 ●内蔵HDD:250GB(XCodeHD) ●iVポケット:搭載 ●入出力端子:HDMI入力3、D4入力2、S2ビデオ入力2、ビデオ入力2、モニター出力1、光デジタル音声出力1、電話回線端子1、IRコントローラー端子1、ヘッドホン出力1、LAN端子1  ●SD/MMCカードスロット:1 ●消費電力:449W ●本体外形寸法(スタンド含まず):1,242W×804H×104Dmm ●質量:40.7kg
  • ブランドHITACHI
  • 型番P42-HR02
  • 発売日2008年4月26日
  • 価格¥OPEN (予想実売価格260,000円前後)
【SPEC】●画面サイズ:42V型 ●パネル:1080HDブラックパネル ●画素数:1,024×1,080 ●動画解像度:720本以上 ●コントラスト:15,000対1 ●受信チャンネル:地上/BS/110度CSデジタル×2、地上アナログ×1 ●内蔵HDD:250GB(XCodeHD) ●iVポケット:搭載 ●入出力端子:HDMI入力3、D4入力2、S2ビデオ入力2、ビデオ入力2、モニター出力1、光デジタル音声出力1、電話回線端子1、IRコントローラー端子1、ヘッドホン出力1、LAN端子1  ●SD/MMCカードスロット:1 ●消費電力:373W ●本体外形寸法(スタンド含まず):1,084W×711H×100Dmm ●質量:32.2kg
  • ブランドHITACHI
  • 型番L42-XV02
  • 発売日2008年6月7日
  • 価格¥OPEN (予想実売価格340,000円前後)
【SPEC】●画面サイズ:42V型 ●パネル:フルHD IPSパネル ●画素数:1,920×1,080 ●受信チャンネル:地上/BS/110度CSデジタル×2、地上アナログ×1 ●iVポケット:搭載 ●入出力端子:HDMI入力3、D4入力2、S2ビデオ入力2、ビデオ入力2、モニター出力1、光デジタル音声出力1、電話回線端子1、IRコントローラー端子1、ヘッドホン出力1、LAN端子1  ●SD/MMCカードスロット:1 ●消費電力:219W ●本体外形寸法(スタンド含まず):1,017W×661H×116Dmm ●質量:22.2kg
  • ブランドHITACHI
  • 型番L37-XV02
  • 発売日2008年6月7日
  • 価格¥OPEN (予想実売価格240,000円前後)
【SPEC】●画面サイズ: 37V型 ●パネル:フルHD IPSαパネル ●画素数:1,920×1,080 ●受信チャンネル:地上/BS/110度CSデジタル×2、地上アナログ×1 ●iVポケット:搭載 ●入出力端子:HDMI入力3、D4入力2、S2ビデオ入力2、ビデオ入力2、モニター出力1、光デジタル音声出力1、電話回線端子1、IRコントローラー端子1、ヘッドホン出力1、LAN端子1  ●SD/MMCカードスロット:1 ●消費電力:184W ●本体外形寸法(スタンド含まず):901W×597H×116Dmm ●質量:19.3kg
  • ブランドHITACHI
  • 型番L32-HV02
  • 発売日2008年6月7日
  • 価格¥OPEN (予想実売価格170,000円前後)
【SPEC】●画面サイズ: 32V型 ●パネル:IPSαパネル ●画素数:1,366×768 ●受信チャンネル:地上/BS/110度CSデジタル×2、地上アナログ×1 ●iVポケット:搭載 ●入出力端子:HDMI入力3、D4入力2、S2ビデオ入力2、ビデオ入力2、モニター出力1、光デジタル音声出力1、電話回線端子1、IRコントローラー端子1、ヘッドホン出力1、LAN端子1  ●SD/MMCカードスロット:1 ●消費電力:138W ●本体外形寸法(スタンド含まず):784W×530H×113Dmm ●質量:14.1kg
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ヤマダデンキ、「ブラックフライデー」セールを11/16より開始。ベスト電器、マツヤデンキでも開催
2 iPhone買い換え、手持ちモデルを手放す際に必ずやっておくべきこととは?
3 ケーブル接続の「バランス/アンバランス」ってつまり何?
4 「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ」11月23日・24日開催。出展メーカーや連続試聴イベントの内容はコチラ!
5 <Inter BEE>ゼンハイザー、国内未発売製品を初お披露目/NHK、“自由に変形する”ディスプレイ/コルグ「Live Extreme」試聴デモ
6 THIEAUDIO「Origin」は低音好き垂涎!骨伝導搭載・クアッドハイブリッド構成のイヤホンを聴く
7 B&Wの人気シリーズ、トゥイーター・オン・トップ式ブックシェルフ3機種の魅力を探る
8 ビクター“nearphones”「HA-NP1T」速攻レビュー! イヤーカフ型ながら聴きイヤホンを女性ライターが使ってみた
9 MUSE HiFi、真空管搭載ポータブルDAC/AMP「M5 ULTRA」。ESS社と独自回路を共同開発
10 スピーカーの“原音再生”をデジタルフィルターで解決!テレビや車に搭載広がるEilex PRISMの秘密に迫る
11/15 10:43 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX