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公開日 2008/10/24 18:20
ソニー、「Canvas @ Sony 2008」の発表会を実施 - 限定モデルをウェブ販売
ソニー(株)は、銀座ソニービルにて「Canvas @ Sony 2008」の発表会を実施。若手アーティスト3名のデザインによるヘッドホンやウォークマン、携帯電話カバーの発売を発表した。
「Canvas @ Sony 2008」は、今後の活躍が期待される若手アーティストを起用し、ソニーがソニービルの外壁「アートウォール」やソニー製品をキャンバスとして提供するコラボレーションプロジェクト(関連ニュース)。「アートウォール」のほかにも、本日より11月3日までソニービル8階のコミュニケーションゾーン「OPUS(オーパス)」にギャラリーを開設し、製品やアーティストたちのそのほかの作品を展示する。なお、ギャラリーは入場無料。
今回キャンバスとなった製品は、ウォークマンEシリーズの「NW-E023F」、ヘッドホン「MDR-D333LW」、ソニー・エリクソン製携帯電話用の“Style-Upパネル”「SPC706i」の3製品。ハウジング部などの機体にアーティストの絵が描かれている。なお、これらの製品は直販サイトのソニースタイルで本日より各限定50台で販売される。価格はウォークマンが8,980円、ヘッドホンが5,980円、携帯電話パネルが1,575円(いずれも税込・送料込)。
今回起用されたのは、宮原葉月氏、きたざわけんじ氏、igu氏の3名。3人は会場に姿を見せそれぞれデザインコンセプトなどについて説明を行った。
宮原葉月氏はデザインに関して「秋と鹿をイメージした」とコメント。ソニー製品へのペイントのほかにも自らトレンチコートをデザインし、展示ブースで披露していた。
「“散歩のときに見た何気ない風景”をテーマにして活動している」と語るきたざわけんじ氏は、今回のデザインにあたり「自転車にのって遠出をしたときにちょっと立ち止まった大自然の中で音楽を聴いているようなイメージにした」と説明。「楽しみながら作らせてもらえた」と、制作過程を楽しめたことも併せて語った。
igu氏のデザインは王様がラッパを吹いているというもの。デザインには「音の王様が音楽を探しに行く」という絵本のストーリーが秘められているのだという。実はigu氏は絵本作家を志望しているそうで、今回Canvas @ Sonyではこのストーリーを実際に絵本として1,000冊ほど制作。期間中イベントに来場した子供に絵本をプレゼントするという。
発表会には、同社の業務執行役員SVPでブランド・イベント・クリエイティブセンター担当の盛田昌夫氏、同じく同社ブランドマネジメント部ブランディングロケーションマネジャーの鈴木涼代氏らが出席した。鈴木氏がプロジェクトの概要を説明し、同時に本日から来年へ向けてアーティストの公募をウェブでスタートさせることを明かしたほか、盛田氏が主催者としてあいさつした。
盛田氏は「60年の歴史となったソニーだが、常に若者文化に接し、若者文化の中で成長していきたいと思っている」と、若手アーティストとのコラボレーションに至った背景を説明。「これからも隠れた才能に色々な形で場を提供し、若い力をリードしていくソニーブランドを作っていきたい」と今後のビジョンについてもコメントした。
また、会見にはアーティスト選考に携わったアートディレクターの長友啓典氏、ソニーと若手アーティストたちとの橋渡し役を担った大阪のFMラジオ局、FM802のDigmeoutFactoryプロデューサーの谷口純弘氏も出席。「興奮してしまうくらいに素晴らしい才能を持った原石を見つけ出せた」と長友氏が3人を評価すれば、谷口氏も「3人ともプロとしてやっていくモチベーションの高さ、自分の表現を突き詰めていこうという意識の高さを持っている」とコメント。谷口氏は続けて「パっと見て“この人の作品だ”と分かるインパクトの強さがあった」と、3名が選考に勝ち残った要因を説明した。
なお、「アートウォール」には本日より4週間ごとに3名の絵が変わって展示される。それぞれの展示期間は下記の通り。
・宮原葉月氏:10月24日〜11月20日
・きたざわけんじ氏:11月21日〜12月18日
・igu氏:12月19日〜1月15日
(Phile-web編集部)
「Canvas @ Sony 2008」は、今後の活躍が期待される若手アーティストを起用し、ソニーがソニービルの外壁「アートウォール」やソニー製品をキャンバスとして提供するコラボレーションプロジェクト(関連ニュース)。「アートウォール」のほかにも、本日より11月3日までソニービル8階のコミュニケーションゾーン「OPUS(オーパス)」にギャラリーを開設し、製品やアーティストたちのそのほかの作品を展示する。なお、ギャラリーは入場無料。
今回キャンバスとなった製品は、ウォークマンEシリーズの「NW-E023F」、ヘッドホン「MDR-D333LW」、ソニー・エリクソン製携帯電話用の“Style-Upパネル”「SPC706i」の3製品。ハウジング部などの機体にアーティストの絵が描かれている。なお、これらの製品は直販サイトのソニースタイルで本日より各限定50台で販売される。価格はウォークマンが8,980円、ヘッドホンが5,980円、携帯電話パネルが1,575円(いずれも税込・送料込)。
今回起用されたのは、宮原葉月氏、きたざわけんじ氏、igu氏の3名。3人は会場に姿を見せそれぞれデザインコンセプトなどについて説明を行った。
宮原葉月氏はデザインに関して「秋と鹿をイメージした」とコメント。ソニー製品へのペイントのほかにも自らトレンチコートをデザインし、展示ブースで披露していた。
「“散歩のときに見た何気ない風景”をテーマにして活動している」と語るきたざわけんじ氏は、今回のデザインにあたり「自転車にのって遠出をしたときにちょっと立ち止まった大自然の中で音楽を聴いているようなイメージにした」と説明。「楽しみながら作らせてもらえた」と、制作過程を楽しめたことも併せて語った。
igu氏のデザインは王様がラッパを吹いているというもの。デザインには「音の王様が音楽を探しに行く」という絵本のストーリーが秘められているのだという。実はigu氏は絵本作家を志望しているそうで、今回Canvas @ Sonyではこのストーリーを実際に絵本として1,000冊ほど制作。期間中イベントに来場した子供に絵本をプレゼントするという。
発表会には、同社の業務執行役員SVPでブランド・イベント・クリエイティブセンター担当の盛田昌夫氏、同じく同社ブランドマネジメント部ブランディングロケーションマネジャーの鈴木涼代氏らが出席した。鈴木氏がプロジェクトの概要を説明し、同時に本日から来年へ向けてアーティストの公募をウェブでスタートさせることを明かしたほか、盛田氏が主催者としてあいさつした。
盛田氏は「60年の歴史となったソニーだが、常に若者文化に接し、若者文化の中で成長していきたいと思っている」と、若手アーティストとのコラボレーションに至った背景を説明。「これからも隠れた才能に色々な形で場を提供し、若い力をリードしていくソニーブランドを作っていきたい」と今後のビジョンについてもコメントした。
また、会見にはアーティスト選考に携わったアートディレクターの長友啓典氏、ソニーと若手アーティストたちとの橋渡し役を担った大阪のFMラジオ局、FM802のDigmeoutFactoryプロデューサーの谷口純弘氏も出席。「興奮してしまうくらいに素晴らしい才能を持った原石を見つけ出せた」と長友氏が3人を評価すれば、谷口氏も「3人ともプロとしてやっていくモチベーションの高さ、自分の表現を突き詰めていこうという意識の高さを持っている」とコメント。谷口氏は続けて「パっと見て“この人の作品だ”と分かるインパクトの強さがあった」と、3名が選考に勝ち残った要因を説明した。
なお、「アートウォール」には本日より4週間ごとに3名の絵が変わって展示される。それぞれの展示期間は下記の通り。
・宮原葉月氏:10月24日〜11月20日
・きたざわけんじ氏:11月21日〜12月18日
・igu氏:12月19日〜1月15日
(Phile-web編集部)