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公開日 2009/08/26 20:11
ソニー、新BDレコーダー/プレーヤーの発表会を開催 − キーワードは「かんたん・きれい・つながる」
インテリジェントエンコーダーや「CREAS 2 plus」搭載など録再機能を向上
ソニーのBDプレーヤー/レコーダー新製品の発表会が本日、都内にて開催された。
発表会にはまず同社コンスーマープロダクツ&デバイスグループ ホームエンタテインメント事業本部 第2事業部 副事業部長の高橋美波氏と、ホームAVマーケティング部 統括部長の磯村英男氏が登壇。新製品の狙いと販売戦略について説明した。
同社によると、BDプレーヤー/レコーダー市場は、2007年度からの3年間で全世界的に急成長。国内でも2009年度は約310万台ほどの市場になると予測している。併せてBDソフト市場も、アメリカでは約1,600タイトル以上、日本でも約1,300タイトル以上と拡大しているという。このようなブルーレイ市場の拡大と普及を受けて、今回同社が打ち出すのは「かしこく“かんたん”」「かしこく“きれい”」「かしこく“つながる”」という3つのテーマだ。
「かしこく“かんたん”」を実現する機能としては、XMB(クロスメディアバー)の代わりとなる「らくらくスタートメニュー」を全機種に設けたことが挙げられる。リモコンの専用ボタンから「らくらくスタートメニュー」を開き、予約録画やタイトル再生などを、ナビゲーションに従って行うことが可能。「基本動作をガイド機能と一緒に簡単に使え、初心者の方も安心」と高橋氏は語る。また磯村氏は「今後はVHSデッキからの買い換えユーザー増加が期待される」と説明。らくらくスタートメニューにVHSのダビングメニューも用意した。わかりづらい配線の段階から図入りで説明してくれるため、VHS資産のデジタル化をかんたんに行いたいというユーザーには注目の機能だ。
また「かしこく“きれい”」な機能として、インテリジェントエンコーダーの搭載を例示。EPGの番組情報を元に、アニメやスポーツなどジャンルに応じた録画用パラメーターを自動で選択するほか、モスキートノイズやブロックノイズも低減できる。さらにシーンに合わせたビットレート配分をダイナミックかつ高精度に行い、録画画質を向上させる「新ダイナミックVBR」も備えている。これにより、約8倍の長時間録画が可能なLRモードでも、フルHD映像を従来より綺麗に録画できるという。磯村氏は「長いだけでなく、綺麗に録画できるのは大きな強み」と胸を張った。
再生時の画質向上を実現する要素としては、高画質エンジン「CREAS 2」を全機種に搭載。モニターの種類別に最適化したパラメーターをあらかじめプリセットした「モニター別画質プリセット」、ガンマカーブを調整することで黒部分を沈ませたり、逆に明るくしたいりできる「クリアブラック」などの機能を備えている。
特に最上位機種の「BDZ-EX200」では、高品位再生を実現する回路「CREAS 2 plus」を搭載。従来より解析範囲を拡げた「クロマアップサンプリング」では圧縮時に失われた色信号を高い精度で補間でき、「スムージング機能」では従来よりも縦・横・斜めのグラデーションをよりなめらかに表示することができるようになった。
さらに「アニメ・CGリマスター」機能を搭載。これはアニメ放送の輪郭などに現れるモスキートノイズを低減することができる機能で、放送波のアニメ映像をパッケージソフトのクオリティに近づけられるという。まず輪郭線を検出し、その中のノイズが乗っているエリアに対して、ノイズの少ない部分からコピー&ペースト的な処理を行うことで改善するとのこと。ノイズ除去レベルは0から4までの5段階で調整することが可能だ。なお実写映像に本機能を適応しても「あまり効果がない」(同社説明員)とのこと。
「かしこく“つながる”」点として、スカパー!HD録画への対応を挙げた。本機能に対応する機種はEX200/RX100/RX50。録画した番組はBDにダビングができるほか、「おでかけ・おかえり転送」を使ってPSP/PSP goやWalkman、今後発売予定のau/ドコモの一部携帯電話とソニーのポータブルナビシステムで楽しむことができる。機器とUSBで接続し、本体前面の「番組おでかけ」ボタンを押すだけで転送が可能。スカパー!HDのコンテンツをBDへ保存したり、ポータブル機器で楽しめるのは現在のところ本機のみとなっている。なお、おでかけ転送時には、コンテンツに打っておいたチャプターも合わせて転送してくれるので、出先でも快適に視聴ができる。
そのほか、全機種USB経由でムービーカメラやスチルカメラと接続が可能。「思い出ディスクダビング」機能では、動画や静止画を、撮影日ごとに整理してカレンダー表示してくれる。
高橋氏は「今回掲げた3つの要素を今後も大事にし、高画質・高機能な製品を多くのユーザーに使っていただけるよう努力していきたい」と締めくくった。
なお新製品のCMキャラクターとして、矢沢永吉さんと篠原涼子さんを採用。磯村氏は「矢沢さんの力強さと、篠原さんの親しみやすさでソニーのBDを幅広く訴求したい」と語った。
CMキャラの二人からはメッセージも到着した。矢沢さんは「“おまかせまる録”は本当に便利。これからのレコーダーはこうでなくっちゃ!」、篠原さんは「忙しいわたしにとって、キーワードを入れるだけでそれに関連する番組を自動録画してくれる“おまかせまる録”はとても有り難い機能です」とそれぞれコメントした。
発表会にはまず同社コンスーマープロダクツ&デバイスグループ ホームエンタテインメント事業本部 第2事業部 副事業部長の高橋美波氏と、ホームAVマーケティング部 統括部長の磯村英男氏が登壇。新製品の狙いと販売戦略について説明した。
同社によると、BDプレーヤー/レコーダー市場は、2007年度からの3年間で全世界的に急成長。国内でも2009年度は約310万台ほどの市場になると予測している。併せてBDソフト市場も、アメリカでは約1,600タイトル以上、日本でも約1,300タイトル以上と拡大しているという。このようなブルーレイ市場の拡大と普及を受けて、今回同社が打ち出すのは「かしこく“かんたん”」「かしこく“きれい”」「かしこく“つながる”」という3つのテーマだ。
「かしこく“かんたん”」を実現する機能としては、XMB(クロスメディアバー)の代わりとなる「らくらくスタートメニュー」を全機種に設けたことが挙げられる。リモコンの専用ボタンから「らくらくスタートメニュー」を開き、予約録画やタイトル再生などを、ナビゲーションに従って行うことが可能。「基本動作をガイド機能と一緒に簡単に使え、初心者の方も安心」と高橋氏は語る。また磯村氏は「今後はVHSデッキからの買い換えユーザー増加が期待される」と説明。らくらくスタートメニューにVHSのダビングメニューも用意した。わかりづらい配線の段階から図入りで説明してくれるため、VHS資産のデジタル化をかんたんに行いたいというユーザーには注目の機能だ。
また「かしこく“きれい”」な機能として、インテリジェントエンコーダーの搭載を例示。EPGの番組情報を元に、アニメやスポーツなどジャンルに応じた録画用パラメーターを自動で選択するほか、モスキートノイズやブロックノイズも低減できる。さらにシーンに合わせたビットレート配分をダイナミックかつ高精度に行い、録画画質を向上させる「新ダイナミックVBR」も備えている。これにより、約8倍の長時間録画が可能なLRモードでも、フルHD映像を従来より綺麗に録画できるという。磯村氏は「長いだけでなく、綺麗に録画できるのは大きな強み」と胸を張った。
再生時の画質向上を実現する要素としては、高画質エンジン「CREAS 2」を全機種に搭載。モニターの種類別に最適化したパラメーターをあらかじめプリセットした「モニター別画質プリセット」、ガンマカーブを調整することで黒部分を沈ませたり、逆に明るくしたいりできる「クリアブラック」などの機能を備えている。
特に最上位機種の「BDZ-EX200」では、高品位再生を実現する回路「CREAS 2 plus」を搭載。従来より解析範囲を拡げた「クロマアップサンプリング」では圧縮時に失われた色信号を高い精度で補間でき、「スムージング機能」では従来よりも縦・横・斜めのグラデーションをよりなめらかに表示することができるようになった。
さらに「アニメ・CGリマスター」機能を搭載。これはアニメ放送の輪郭などに現れるモスキートノイズを低減することができる機能で、放送波のアニメ映像をパッケージソフトのクオリティに近づけられるという。まず輪郭線を検出し、その中のノイズが乗っているエリアに対して、ノイズの少ない部分からコピー&ペースト的な処理を行うことで改善するとのこと。ノイズ除去レベルは0から4までの5段階で調整することが可能だ。なお実写映像に本機能を適応しても「あまり効果がない」(同社説明員)とのこと。
「かしこく“つながる”」点として、スカパー!HD録画への対応を挙げた。本機能に対応する機種はEX200/RX100/RX50。録画した番組はBDにダビングができるほか、「おでかけ・おかえり転送」を使ってPSP/PSP goやWalkman、今後発売予定のau/ドコモの一部携帯電話とソニーのポータブルナビシステムで楽しむことができる。機器とUSBで接続し、本体前面の「番組おでかけ」ボタンを押すだけで転送が可能。スカパー!HDのコンテンツをBDへ保存したり、ポータブル機器で楽しめるのは現在のところ本機のみとなっている。なお、おでかけ転送時には、コンテンツに打っておいたチャプターも合わせて転送してくれるので、出先でも快適に視聴ができる。
そのほか、全機種USB経由でムービーカメラやスチルカメラと接続が可能。「思い出ディスクダビング」機能では、動画や静止画を、撮影日ごとに整理してカレンダー表示してくれる。
高橋氏は「今回掲げた3つの要素を今後も大事にし、高画質・高機能な製品を多くのユーザーに使っていただけるよう努力していきたい」と締めくくった。
なお新製品のCMキャラクターとして、矢沢永吉さんと篠原涼子さんを採用。磯村氏は「矢沢さんの力強さと、篠原さんの親しみやすさでソニーのBDを幅広く訴求したい」と語った。
CMキャラの二人からはメッセージも到着した。矢沢さんは「“おまかせまる録”は本当に便利。これからのレコーダーはこうでなくっちゃ!」、篠原さんは「忙しいわたしにとって、キーワードを入れるだけでそれに関連する番組を自動録画してくれる“おまかせまる録”はとても有り難い機能です」とそれぞれコメントした。