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公開日 2009/09/05 00:01
ビクター最新D-ILAプロジェクターがヴェールを脱いだ! − 「DLA-HD950/HD550」詳報
IFA2009レポート
昨年に引き続き、IFAのビクターブースで最新のD-ILAプロジェクターが発表された。最新モデルは「DLA-HD950」と「DLA-HD550」。それぞれの製品に関する詳細をレポートしよう。
新製品はそれぞれヨーロッパで9月から発売が開始される。「DLA-HD950」が9,000ユーロ前後、「DLA-HD550」が7,000ユーロ前後の価格になりそうだ。2機種は日本国内でも販売が予定されているという。なお、ヨーロッパでのみ取り扱われる「DLA-HD990」という機種も新製品としてラインナップされている。先にHD950、HD550の詳細からお伝えしていく。
歴代モデル同様、ダイナミックアイリス機構は非搭載ながらすぐれたコントラスト性能を実現している。ネイティブコントラスト値はHD950が50,000対1となる。HD550も30,000対1のスペックを実現している。ともに0.7インチのフルハイビジョンD-ILAデバイスを搭載し、光の分解合成ユニットに使用するキーパーツは同社独自のWire Grid方式を採用。迷光など不要な光を排除する固定アパーチャー(絞り機構)を搭載した新開発レンズとの組み合わせで、コントラスト性能を下げる要因となる不要な光漏れを廃して、類を見ないコントラストの高い映像を仕上げているという。
光源は200WのUHP超高圧水銀ランプ。輝度スペックはHD950が900ルーメン、HD550が1000ルーメンと前機種に同じ。
なお、両モデルともに同社のD-ILAプロジェクターとして初めて、動画応答改善技術「クリア・モーション・ドライブ」を搭載し、動画解像度を向上させている。
テレビ放送やDVDの60p系フィルムコンテンツを、よりオリジナルソースに忠実に再現するため、「Inverse Telecine」機能を搭載。プレーヤーから60pで送られてきたソースをプロジェクター側で24pに戻して表示できる機能であり、映画の持ち味を活かした映像を楽しむことができる。またユーザーが所有するスクリーンの種類に合わせて映像を最適化した「スクリーン調整モード」もA/B/Cの3種類を用意する。
HD950はRGBCMYの各色を個別に調整できるカラーマネージメント機構を採用。色調整/明るさ/彩度/ゲインの各項目が調整できる。またユーザーのカスタマイズ設定を2つまで保存することも可能だ。
レンズ部のスペックはいずれのモデルも前機種に同じ。ED(低分散)レンズを含む15群17枚のオールガラスレンズを搭載した新開発「高性能2倍電動ズーム・フォーカスレンズ」を採用。フォーカス性能の向上とともに、色収差や色にじみを大幅に低減している。独自開発の「レンズアパーチャー」により、HD950は16段階、HD550は3段階で任意の明るさに調整が行え、より深みのある黒表現が楽しめる。
レンズ部はオフセンター配置され、電源投入時に自動開閉するオートレンズカバーも搭載。映像表示モードに「V-ストレッチモード」を設け、市販のアナモフィックレンズの装着にも対応している。 電動レンズシフトは上下80%/左右34%に対応。デジタルキーストン補正も垂直30度、水平40度の幅まで対応する。
映像処理回路はSilicon Optix社のHQV Reon-VXを踏襲。高精細なI/P変換やノイズ制御、10bit 4:4:4処理のスケーリングにも対応している。
HD950は「THXディスプレイ規格」の認証を取得しており、映像モードに「THXピクチャーモード」を設けている。また「ISF Color Calibration Controls」(ISFccc)の認証も取得しており、インストーラーが専用機器により調整を行ったモデルについてはISFモードの2種類の映像モードが選べるようになる。ただし本機能は海外モデルのみに設けられる。
Ver.1.3のHDMI端子を2系統搭載し、DeepColorや1080/24p入力、HDMI CECによるコントロール機能にも対応する。HDMI端子は端子間の距離も広く取られており、コネクターの太いHDMIケーブルも2本同時に接続することが可能。HD950はトリガー端子、RS-232Cも設けている。
本体カラーバリエーションはHD950はブラック、HD550はブラックとホワイトを揃える。リモコンは新デザインを採用。シルバーグレーの高級感ある色を採用し、ボタンの位置も見直しをかけ、映像入力のダイレクトセレクトボタンを設けている。
ヨーロッパではこの2機種のほか「DLA-HD990」という、HD950をベースにネイティブコントラスト性能7万対1を実現したモデルが10月に発売される予定だ。
IFA2009のブースでは、DLA-HD950を2台スタック投写した3Dデモンストレーションを特別展示ブースで展開。隣接する3D液晶モニター「GD-463D10」(関連ニュース)の参考デモ展示ともに、来場者が長蛇の列をつくっている。
新製品はそれぞれヨーロッパで9月から発売が開始される。「DLA-HD950」が9,000ユーロ前後、「DLA-HD550」が7,000ユーロ前後の価格になりそうだ。2機種は日本国内でも販売が予定されているという。なお、ヨーロッパでのみ取り扱われる「DLA-HD990」という機種も新製品としてラインナップされている。先にHD950、HD550の詳細からお伝えしていく。
歴代モデル同様、ダイナミックアイリス機構は非搭載ながらすぐれたコントラスト性能を実現している。ネイティブコントラスト値はHD950が50,000対1となる。HD550も30,000対1のスペックを実現している。ともに0.7インチのフルハイビジョンD-ILAデバイスを搭載し、光の分解合成ユニットに使用するキーパーツは同社独自のWire Grid方式を採用。迷光など不要な光を排除する固定アパーチャー(絞り機構)を搭載した新開発レンズとの組み合わせで、コントラスト性能を下げる要因となる不要な光漏れを廃して、類を見ないコントラストの高い映像を仕上げているという。
光源は200WのUHP超高圧水銀ランプ。輝度スペックはHD950が900ルーメン、HD550が1000ルーメンと前機種に同じ。
なお、両モデルともに同社のD-ILAプロジェクターとして初めて、動画応答改善技術「クリア・モーション・ドライブ」を搭載し、動画解像度を向上させている。
テレビ放送やDVDの60p系フィルムコンテンツを、よりオリジナルソースに忠実に再現するため、「Inverse Telecine」機能を搭載。プレーヤーから60pで送られてきたソースをプロジェクター側で24pに戻して表示できる機能であり、映画の持ち味を活かした映像を楽しむことができる。またユーザーが所有するスクリーンの種類に合わせて映像を最適化した「スクリーン調整モード」もA/B/Cの3種類を用意する。
HD950はRGBCMYの各色を個別に調整できるカラーマネージメント機構を採用。色調整/明るさ/彩度/ゲインの各項目が調整できる。またユーザーのカスタマイズ設定を2つまで保存することも可能だ。
レンズ部のスペックはいずれのモデルも前機種に同じ。ED(低分散)レンズを含む15群17枚のオールガラスレンズを搭載した新開発「高性能2倍電動ズーム・フォーカスレンズ」を採用。フォーカス性能の向上とともに、色収差や色にじみを大幅に低減している。独自開発の「レンズアパーチャー」により、HD950は16段階、HD550は3段階で任意の明るさに調整が行え、より深みのある黒表現が楽しめる。
レンズ部はオフセンター配置され、電源投入時に自動開閉するオートレンズカバーも搭載。映像表示モードに「V-ストレッチモード」を設け、市販のアナモフィックレンズの装着にも対応している。 電動レンズシフトは上下80%/左右34%に対応。デジタルキーストン補正も垂直30度、水平40度の幅まで対応する。
映像処理回路はSilicon Optix社のHQV Reon-VXを踏襲。高精細なI/P変換やノイズ制御、10bit 4:4:4処理のスケーリングにも対応している。
HD950は「THXディスプレイ規格」の認証を取得しており、映像モードに「THXピクチャーモード」を設けている。また「ISF Color Calibration Controls」(ISFccc)の認証も取得しており、インストーラーが専用機器により調整を行ったモデルについてはISFモードの2種類の映像モードが選べるようになる。ただし本機能は海外モデルのみに設けられる。
Ver.1.3のHDMI端子を2系統搭載し、DeepColorや1080/24p入力、HDMI CECによるコントロール機能にも対応する。HDMI端子は端子間の距離も広く取られており、コネクターの太いHDMIケーブルも2本同時に接続することが可能。HD950はトリガー端子、RS-232Cも設けている。
本体カラーバリエーションはHD950はブラック、HD550はブラックとホワイトを揃える。リモコンは新デザインを採用。シルバーグレーの高級感ある色を採用し、ボタンの位置も見直しをかけ、映像入力のダイレクトセレクトボタンを設けている。
ヨーロッパではこの2機種のほか「DLA-HD990」という、HD950をベースにネイティブコントラスト性能7万対1を実現したモデルが10月に発売される予定だ。
IFA2009のブースでは、DLA-HD950を2台スタック投写した3Dデモンストレーションを特別展示ブースで展開。隣接する3D液晶モニター「GD-463D10」(関連ニュース)の参考デモ展示ともに、来場者が長蛇の列をつくっている。