• ブランド
    特設サイト
公開日 2009/09/28 17:59

Phile-web読者が聴いた! STUDIO HINOKIでパイオニア「PDX-Z10」を体験

パイオニア「PDX-Z10」読者イベントレポート
Phile-web編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
9月27日(日)、東京・目黒にあるパイオニアの視聴スタジオ「STUDIO HINOKI」にて、マルチミュージックレシーバー「PDX-Z10」を読者のみなさまにご体験いただくイベントが開催されました。


「STUDIO HINOKI」はその名の通り「ヒノキ材」をふんだんに使用しており、もともとはパイオニアのレコーディングスタジオとして使われていた場所。「小室等の音楽夜話」などのラジオ番組や音楽、サラウンドなどを収録してきた歴史あるスタジオでした。そこを同社のスピーカーやアンプの技術者たちが合同で改修。正面の壁を0.5度後方に傾けて音の硬さを低減するなど、至る所に音響を良くする工夫が凝らされています(「STUDIO HINOKI」についての詳細はこちら)。

そんな「STUDIO HINOKI」に、27日は5台のPDX-Z10が集結!スピーカー「S-4EX」やピュアモルトスピーカー「S-A4SPT-VP」、「S-81-LR」と組合せ、iPodやインターネットラジオなど、それぞれの試聴スタイルを体験できるシステムが用意されていました。

「コンテンツが多様化している現在、ユーザーのニーズもそれに合わせて多様化しています。そうした試聴スタイルやライフスタイルにマッチし、かつ高音質な再生ができるコンパクトなオールインワンコンポをつくろう、という考えから生まれた製品が『PDX-Z10』です」と説明したのは、「PDX-Z10」の企画を担当した原田広一氏。

Z10の特長は大きく分けて「高音質再生」「多彩な音楽メディア再生やネットワークへの高い親和性」「上質を表現するレスエレメントデザインの筐体」の3つ。

Z10の3つのポイント

新開発のPWM(Pulse Width Modulation)プロセッサーを採用したフルデジタルアンプを搭載し、パラレルBTL構造としているほか、低ジッター水晶発振器やSRC(サンプリングレートコンバーター)を搭載。トロイダルコイルやコンデンサー、電源ケーブルなど、高音質を実現するためパーツにまでこだわっています。

PDX-Z10はフルデジタルアンプを搭載

CDなどの非圧縮音源(SACDを除く)を88.2kHzに変換し、より高品位な音を再生できるハイサンプリングモードを搭載

さらに、「Air Studios」と共同で音質チューニングを実施。「MONITOR REFERENCE」「MONITOR」「SERIES」と3つあるグレードのうち、2番めの「Monitor」認定を受けているそうです。

またDLNA経由での音楽再生、iPodのデジタル入力、Bluetoothへの対応など多彩な音楽ソースと再生スタイルに対応。iPodの音声ファイルはiPod内でD/D変換され、アンプにはリニアPCMで伝送されるしくみ。フルデジタル処理のため、伝送や変換によるロスが少ないのだそうです。こちらも圧縮音源を補間する「アドバンスド・サウンドレトリバー」によって高音質な再生を可能にしています。

サンプリングレートコンバーターにより、ジッターを低減しS/Nの良い音を再生できるとのこと

iPodのデジタル入力に対応し、より劣化の少ない再生が可能

筐体はフラットでシンプルなグロスブラック。大きなダイヤカットボリュームノブが、視覚的にも上質なコンポであることを表現しています。

「クリーン&シンプルなデザインは、これまでのオーディオ機器とは一線を画すもの。フルデジタル処理ができるアンプを搭載しており、iPodのデジタル信号入力にも対応しています。シンプルなボディにさまざまな機能を搭載した製品です」と原田氏は締めくくりました。

続いて登場した覚前克彦氏は、Z10の具体的な使い方についてレクチャー。インターネットラジオを聴取する際の設定方法や、DLNA経由の音楽再生を楽しむ場合に必要なもの、Bluetoothを使用するとき注意したい、機器の対応プロファイルチェックなどについての説明を行いました。

「SACD」「デジタル入力したiPod音楽の再生」「Bluetooth経由でのiPod音源再生」「NASからの48kHz/24bitソースの再生」「インターネットラジオの聴取」「NASからのFLAC音源の再生」の順番でデモンストレーションを実施。Z10の機能と使い方を体感しながら、その再生音に皆さんじっくりと耳を傾けていらっしゃいました。

原田氏と覚前氏によってZ10のデモンストレーションが行われました

説明会終了後に設けられたフリータイムでは、企画や技術担当者の方を交えた個別の質問が活発に交わされていました。手持ちの機器とZ10を連携させた使い方などなど、いつまでも話題が尽きないようでした。

手持ちのiPodをPDX-Z10とつなぎ試聴を行う方の姿も。

Z10の説明を行う覚前氏(右)。手持ちの機器や自宅機器との接続について熱心に話を尋ねる方が大勢いらっしゃいました


イベントにご来場いただいたみなさま、この度は誠に有り難うございました。

今回イベントにご参加いただいた方々には、これからご自宅に製品をお届けし、2週間程度ご使用いただきます。「PDX-Z10」を使った読者のみなさまの“生の声”をどんどんアップしていきますので、どうぞお楽しみに!

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 もう間違えない!iOS 18でロック画面ボタンを入れ替えるとこんなに便利
2 デザインも音質も◎。しかも安い!フランス発のスピーカー・エリプソンで始める“おしゃれ”音楽ライフ
3 Amazonプライム感謝祭、イヤホンやサウンドバーなどJBL製品が最大36%オフ
4 Shanling、ポケットサイズの小型DAP「M0Pro」に新色ブルーを追加
5 M2TECH、クラシカルスタイルのプリメインアンプ「Classic Integrated Amplifier」
6 Sonos、新プレミアムサウンドバー「Arc Ultra」発表。最新技術で従来機の2倍の重低音を実現
7 高音質&低遅延なBluetoothオーディオの今とこれから。「Snapdragon」特別イベントの模様をお届け!
8 MSB、約2000万円の3筐体式D/Aコンバーターシステム「Cascade DAC」
9 JMGOの中核機が正統進化!4Kプロジェクター「N1S Pro 4K」は映画ファンの期待に応える完成度
10 DAZN、登録なしで一部コンテンツを無料視聴できる新機能。11月導入予定
10/18 10:55 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX