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公開日 2010/09/16 20:13
東京ゲームショウ2010が開幕 - PS3の3DやMS“キネクト”などが注目を集める
スマートフォン用ゲームの専用ブースも登場
コンピュータエンタテイメントの総合展示会「東京ゲームショウ2010」が千葉・幕張メッセにて本日より開幕した。本日16日と明日17日はビジネスデーで、一般公開は18日、19日の2日間となる。
■SCEは3DとPlaystation Moveを大々的に訴求
ソニーコンピュータエンタテインメント(SCE)によるプレイステーションブースでは、「グランツーリスモ5」などを始めとした3Dと、Plyastation Moveを大々的に訴求。大きくスペースを割いて実際にゲームを試遊できるようにしている。
ブースの奥には、まるでアパートのような2階建ての体験スペースを設置。それぞれの部屋で、今後発売が予定されている各ソフトを体験できる。
また、3Dではこれまでの各種イベントでも何回か展示された「グランツーリスモ5」に加えて、「リッジレーサー 7」や「みんなのGOLF 5」、「KILLZONE 3」などのタイトルも実際に遊べるようになっていた。
3Dについては、ブースの特設ステージで行われた講演でも同社プレジデントの河野弘氏が言及。既報の通りPS3の3D対応アップデートの予定を当初の10月末から9月21日へ早めることを発表するとともに、3Dを取り巻く現在の状況などについて述べられた。
その席上、河野氏はソニーが今年度、250万台の3D対応テレビを全世界で販売する計画であると説明した。
そして、「ファイナルファンタジー」などの人気作品も3D化することを発表。「3Dはゲームが牽引する。これは間違いない」と語り、BDソフトや音楽PVも今後は3Dが増えていくとコメント。その上で「3Dコンテンツは増えるが、問題はそれをどうやって再生するかだ」と述べ、「PS3のアップデートにより、国内で500万、全世界で3,800万台の3D対応BDプレーヤーが、一斉に登場することになる」と、アップデートの意義を説明した。
また、河野氏はPlaystation Moveについても、13社35タイトルの発売が決まっていることなどを説明。モーションコントローラとPS3用USBカメラ、そして専用ソフト「Beat Sketch !」をセットにした「スターターパック」を5,980円という「非常に戦略的な価格」(河野氏)で用意したことなどにも言及し、同製品について積極的に取り組んでいく姿勢を示した。
■マイクロソフトのキネクト体験デモは100分待ち
マイクロソフトのXBox 306ブースでの注目は、やはりキネクトだろう。通路からも一際目に付く高いステージ上でコンパニオンがデモを行っているほか、来場者も実際にキネクトの各種ゲームを体験できるようになっている。キネクトのデモへの関心はやはり高いようで、ビジネスデーの本日でも100分待ちという長蛇の列ができていた。
なお、マイクロソフトではブースでの展開とは別に、基調講演でもキネクトなどについて言及。Microsoft Game Studios(MGS)担当 コーポレート バイスプレジデントのフィル スペンサー氏や、マイクロソフト(株)執行役常務 ホーム&エンターテイメント事業本部長の泉水敬氏が出席し、キネクトの特徴や戦略などを述べた。
講演では、フィル氏がXbox 360がこれまでオンラインを含まずに21億ドルの売上を達成したことや、Xbox Liveでは「Halo Reach」が1日2億ドルを稼いだ記録を持っていることなどを紹介。
また、フィル氏は宮本茂氏などの名前を挙げながら「日本のアーティストは、世界の人が遊びたがるものを産み出してくれる」と、日本人クリエーターの能力の高さを賞賛した。
「ファイヤープロレスリング」や「重鉄騎」など、今後発売予定のソフトを発表した後には、仙石氏も「Xbox 360は日本のクリエーターを今以上にサポートしていき、世界中の人に全く新しい体験を届けていく」と語り、日本人クリエーターとともにキネクトを盛り上げていきたい意向を示した。
また、同講演ではキネクトへゲームソフトを供給することになった各メーカーから、プロデューサーなどのスタッフがゲストとして登場。(株)グラスホッパー・マニファクチュアの須田剛一氏は「今まで僕たちはコントローラーに縛られてきた」と延べ、コントローラー無しで遊べるという点の可能性に大きな魅力を感じていることを説明した。
加えて、ステージ上では(株)コナミデジタルエンタテインメントの松山重信氏による「メタルギアソリッド ライジング」のデモも披露。刀で敵やアイテムを斬った際に、その刀剣の入射角などからリアルタイムで切り口を生成するという点について、実演してみせた。
なお、キネクトについてはコナミブもブースに体験スペースを展開。ダンスダンスレボリューションを進化させたようなキネクト用ソフト「DANCE EVOLUTION」を遊べるようになっている。
■スマートフォン専用ブースやAVコーナーも登場 - アーケード版「ラブプラス」なども
昨今の情勢を受け、今年は会場内にスマートフォンでのゲームを紹介するコーナーも登場。iPhone/iPadコーナーと、Androidコーナーがそれぞれ展開されており、実際に各種アプリを体験できるようになっている。
また、会場の一角には「オーディオビジュアル&ガジェットコーナー」と銘打たれたスペースも設置。NECディスプレイソリューションズによる3D対応DLPプロジェクター「NP216J-3D」でアニメなどを上映したり、XBoxのゲームを遊べるようになっている。
そしてその隣には、NHKがブースを構える。こちらはケーブルテレビショーのときと同様の展示内容で、BS放送をアピールするとともに、ブース内で3D映像を体験できる。
そのほかにも、アイレムが「絶体絶命都市4」の紹介に3Dのデモ映像を上映していたり、バンダイナムコが「パックマン」の30周年を記念した3Dアニメを特別展示していたりと、3Dはゲーム業界でもひとつのトピックになっている。また、PlayStation Moveやキネクトに加えて、脳波で操作するゲームをニューロスカイが展示するなど、実際に体を動かす体験型ゲームソフトの台頭も注目を集めていた。
また、体験型の少し変わった例として、ナムコのアーケード版「ラブプラス」は、タッチ操作するメイン画面とは別に、“彼女”キャラクターが常時ホログラムで表示される画面も用意。この画面にもユーザーが干渉できるようになっており、キャラクターを触ると様々な反応を返してくれる。なお、同ゲームではDS版との連携も今後検討しているとのことだった。
■SCEは3DとPlaystation Moveを大々的に訴求
ソニーコンピュータエンタテインメント(SCE)によるプレイステーションブースでは、「グランツーリスモ5」などを始めとした3Dと、Plyastation Moveを大々的に訴求。大きくスペースを割いて実際にゲームを試遊できるようにしている。
ブースの奥には、まるでアパートのような2階建ての体験スペースを設置。それぞれの部屋で、今後発売が予定されている各ソフトを体験できる。
また、3Dではこれまでの各種イベントでも何回か展示された「グランツーリスモ5」に加えて、「リッジレーサー 7」や「みんなのGOLF 5」、「KILLZONE 3」などのタイトルも実際に遊べるようになっていた。
3Dについては、ブースの特設ステージで行われた講演でも同社プレジデントの河野弘氏が言及。既報の通りPS3の3D対応アップデートの予定を当初の10月末から9月21日へ早めることを発表するとともに、3Dを取り巻く現在の状況などについて述べられた。
その席上、河野氏はソニーが今年度、250万台の3D対応テレビを全世界で販売する計画であると説明した。
そして、「ファイナルファンタジー」などの人気作品も3D化することを発表。「3Dはゲームが牽引する。これは間違いない」と語り、BDソフトや音楽PVも今後は3Dが増えていくとコメント。その上で「3Dコンテンツは増えるが、問題はそれをどうやって再生するかだ」と述べ、「PS3のアップデートにより、国内で500万、全世界で3,800万台の3D対応BDプレーヤーが、一斉に登場することになる」と、アップデートの意義を説明した。
また、河野氏はPlaystation Moveについても、13社35タイトルの発売が決まっていることなどを説明。モーションコントローラとPS3用USBカメラ、そして専用ソフト「Beat Sketch !」をセットにした「スターターパック」を5,980円という「非常に戦略的な価格」(河野氏)で用意したことなどにも言及し、同製品について積極的に取り組んでいく姿勢を示した。
■マイクロソフトのキネクト体験デモは100分待ち
マイクロソフトのXBox 306ブースでの注目は、やはりキネクトだろう。通路からも一際目に付く高いステージ上でコンパニオンがデモを行っているほか、来場者も実際にキネクトの各種ゲームを体験できるようになっている。キネクトのデモへの関心はやはり高いようで、ビジネスデーの本日でも100分待ちという長蛇の列ができていた。
なお、マイクロソフトではブースでの展開とは別に、基調講演でもキネクトなどについて言及。Microsoft Game Studios(MGS)担当 コーポレート バイスプレジデントのフィル スペンサー氏や、マイクロソフト(株)執行役常務 ホーム&エンターテイメント事業本部長の泉水敬氏が出席し、キネクトの特徴や戦略などを述べた。
講演では、フィル氏がXbox 360がこれまでオンラインを含まずに21億ドルの売上を達成したことや、Xbox Liveでは「Halo Reach」が1日2億ドルを稼いだ記録を持っていることなどを紹介。
また、フィル氏は宮本茂氏などの名前を挙げながら「日本のアーティストは、世界の人が遊びたがるものを産み出してくれる」と、日本人クリエーターの能力の高さを賞賛した。
「ファイヤープロレスリング」や「重鉄騎」など、今後発売予定のソフトを発表した後には、仙石氏も「Xbox 360は日本のクリエーターを今以上にサポートしていき、世界中の人に全く新しい体験を届けていく」と語り、日本人クリエーターとともにキネクトを盛り上げていきたい意向を示した。
また、同講演ではキネクトへゲームソフトを供給することになった各メーカーから、プロデューサーなどのスタッフがゲストとして登場。(株)グラスホッパー・マニファクチュアの須田剛一氏は「今まで僕たちはコントローラーに縛られてきた」と延べ、コントローラー無しで遊べるという点の可能性に大きな魅力を感じていることを説明した。
加えて、ステージ上では(株)コナミデジタルエンタテインメントの松山重信氏による「メタルギアソリッド ライジング」のデモも披露。刀で敵やアイテムを斬った際に、その刀剣の入射角などからリアルタイムで切り口を生成するという点について、実演してみせた。
なお、キネクトについてはコナミブもブースに体験スペースを展開。ダンスダンスレボリューションを進化させたようなキネクト用ソフト「DANCE EVOLUTION」を遊べるようになっている。
■スマートフォン専用ブースやAVコーナーも登場 - アーケード版「ラブプラス」なども
昨今の情勢を受け、今年は会場内にスマートフォンでのゲームを紹介するコーナーも登場。iPhone/iPadコーナーと、Androidコーナーがそれぞれ展開されており、実際に各種アプリを体験できるようになっている。
また、会場の一角には「オーディオビジュアル&ガジェットコーナー」と銘打たれたスペースも設置。NECディスプレイソリューションズによる3D対応DLPプロジェクター「NP216J-3D」でアニメなどを上映したり、XBoxのゲームを遊べるようになっている。
そしてその隣には、NHKがブースを構える。こちらはケーブルテレビショーのときと同様の展示内容で、BS放送をアピールするとともに、ブース内で3D映像を体験できる。
そのほかにも、アイレムが「絶体絶命都市4」の紹介に3Dのデモ映像を上映していたり、バンダイナムコが「パックマン」の30周年を記念した3Dアニメを特別展示していたりと、3Dはゲーム業界でもひとつのトピックになっている。また、PlayStation Moveやキネクトに加えて、脳波で操作するゲームをニューロスカイが展示するなど、実際に体を動かす体験型ゲームソフトの台頭も注目を集めていた。
また、体験型の少し変わった例として、ナムコのアーケード版「ラブプラス」は、タッチ操作するメイン画面とは別に、“彼女”キャラクターが常時ホログラムで表示される画面も用意。この画面にもユーザーが干渉できるようになっており、キャラクターを触ると様々な反応を返してくれる。なお、同ゲームではDS版との連携も今後検討しているとのことだった。