HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース
公開日 2011/01/25 18:52
DiS × Android展 2011 − オンキヨーがスレートPC/Padを軸とした事業戦略セミナーを開催
約50社が最新システムを出展
本日ベルサール秋葉原にて、法人向けの最先端Androidコンテンツを体感できるイベント「DiS × Android展 2011」が開催された。Android端末用システムやアプリの開発を手がける約50社が出展し、様々な最新コンテンツの展示を行った。
1Fのセミナーホールでは、13:00よりオンキヨー(株)の事業戦略セミナーが行われ、同社取締役兼オンキヨーデジタルソリューションズ株式会社 代表取締役社長 管正雄氏が登壇。昨年発売のAndroid OS搭載スレートPad「TWシリーズ」などのタブレット端末を中心に、今後の事業戦略について説明した。
管氏は今後同社が展開するタブレット端末に、「スレートPC」「スレートPad」の2つの“スレート”という軸を展開する方針を強調。両者の住み分けについては「Windows OSを搭載したタブレットをPCから発展したスレートPCとして、Android OSを搭載したタブレットをスレートPadとして位置づけている」と説明した。
「Windows OSを使用する場合、既存機種/ソフトとの互換性が大事だが、Androidにはまだそれが無く、最初からアプリやシステムを作らなくてはならない。Android分野は誰もが自由に参入できる一方、アーキテクチャがバラバラでまだ“標準”というものが無い。これは30年前のPCの状況と同じだと思っている。そのような中でオンキヨーは“秩序と持続性”を根底に掲げ、まずはビジネスでしっかり使用できる製品・システムを提供していきたい」と語った。
なお「ゆくゆくは家庭内ネットワーク環境のセンター機器として、スレートPC/Padが使用されることを想定していく」と、コンシューマー向けの展開も意欲的に視野に入れていると説明した。
製品展開にあたり、同氏は「私たちには3つの基本理念がある。まず競争相手が少なく、かつニーズが大きい市場を狙うこと。私たちは“スレート”分野がまさにこれに当たると考えている。2つ目は、今回の戦略とは少し離れるが、Apple社がiPodでオーディオ分野に独自の参入を果たしたように、既存マーケットの質を変えることで競合相手を弱い立場へ追い込むことも戦略の1つだと考えている」。
そして3つ目は、新規ユーザーだけではなく既存ユーザーを対象にするビジネス展開だという。「“年間に何台売るか?"というフロービジネスから、“既にユーザーが手にしているものに対してどういうサービスを提供できるか?”というストックサービスに注力していきたい。当社製品はもちろん、他社製品も対象としたサービスを考えている」と述べた。
「“デスクトップPCを小型化する”というたった1つのことを実現して、PC市場を膨らませたのがノートPC。これはスレートPCを考える上で非常に大きな意味がある。デスクトップPCからノートPCへ変化したのと同じように、今度はノートPCからスレートPCへの変化なのだと私たちは捉えている。Windows 7でマルチタッチ機能が標準装備になったことと、iPadが出現したことは、スレートPC市場が根付く引き金になったと考える」。
また会場内の同社のブースでは、昨年発売となったWindows 7搭載スレートPC「TW317A5」で、Android OSを動かすアプリが参考出品された。米国のアプリ開発会社で製作されているもので、国内展開も見込んでおり、日本語対応も考えられているという。
そのほか、会場では法人向けシステムとあわせ、昨年日本通信から発売されたSIMロックフリーのAndroidスマートフォン「IDEOS(関連ニュース)」の実機や、NEC「LifeTouch」、マウスコンピューター「LuvPad」といった、個人/法人の使用を想定したスマートフォン/タブレット端末が多く展示された。
1Fのセミナーホールでは、13:00よりオンキヨー(株)の事業戦略セミナーが行われ、同社取締役兼オンキヨーデジタルソリューションズ株式会社 代表取締役社長 管正雄氏が登壇。昨年発売のAndroid OS搭載スレートPad「TWシリーズ」などのタブレット端末を中心に、今後の事業戦略について説明した。
「Windows OSを使用する場合、既存機種/ソフトとの互換性が大事だが、Androidにはまだそれが無く、最初からアプリやシステムを作らなくてはならない。Android分野は誰もが自由に参入できる一方、アーキテクチャがバラバラでまだ“標準”というものが無い。これは30年前のPCの状況と同じだと思っている。そのような中でオンキヨーは“秩序と持続性”を根底に掲げ、まずはビジネスでしっかり使用できる製品・システムを提供していきたい」と語った。
なお「ゆくゆくは家庭内ネットワーク環境のセンター機器として、スレートPC/Padが使用されることを想定していく」と、コンシューマー向けの展開も意欲的に視野に入れていると説明した。
製品展開にあたり、同氏は「私たちには3つの基本理念がある。まず競争相手が少なく、かつニーズが大きい市場を狙うこと。私たちは“スレート”分野がまさにこれに当たると考えている。2つ目は、今回の戦略とは少し離れるが、Apple社がiPodでオーディオ分野に独自の参入を果たしたように、既存マーケットの質を変えることで競合相手を弱い立場へ追い込むことも戦略の1つだと考えている」。
そして3つ目は、新規ユーザーだけではなく既存ユーザーを対象にするビジネス展開だという。「“年間に何台売るか?"というフロービジネスから、“既にユーザーが手にしているものに対してどういうサービスを提供できるか?”というストックサービスに注力していきたい。当社製品はもちろん、他社製品も対象としたサービスを考えている」と述べた。
「“デスクトップPCを小型化する”というたった1つのことを実現して、PC市場を膨らませたのがノートPC。これはスレートPCを考える上で非常に大きな意味がある。デスクトップPCからノートPCへ変化したのと同じように、今度はノートPCからスレートPCへの変化なのだと私たちは捉えている。Windows 7でマルチタッチ機能が標準装備になったことと、iPadが出現したことは、スレートPC市場が根付く引き金になったと考える」。
また会場内の同社のブースでは、昨年発売となったWindows 7搭載スレートPC「TW317A5」で、Android OSを動かすアプリが参考出品された。米国のアプリ開発会社で製作されているもので、国内展開も見込んでおり、日本語対応も考えられているという。
そのほか、会場では法人向けシステムとあわせ、昨年日本通信から発売されたSIMロックフリーのAndroidスマートフォン「IDEOS(関連ニュース)」の実機や、NEC「LifeTouch」、マウスコンピューター「LuvPad」といった、個人/法人の使用を想定したスマートフォン/タブレット端末が多く展示された。