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公開日 2011/02/09 19:19
【CP+】フジ「FinePix X100」に長蛇の列/ビクター「FALCONBRID」4K2Kカメラ試作機/ペンタックス&シグマの新製品など
“撮って楽しむ3D”の体験コーナーも人気
2月9日から12日までパシフィコ横浜でカメラと写真の総合展示会「CP+」が開催されている。入場料は当日一般1,000円。ウェブで事前登録を行った場合などは無料となる。また11日(金・祝)と12日(土)の両日は入場無料。開催時間は10時から18時までとなり、最終日の12日は17時まで。
イベントでは出展各社から発表されて間もない春の最新モデルをいち早く体験でき、また著名プロカメラマンの講演も連日開催されることもあり、初日から熱心なカメラファンが大勢会場に集まり賑わいを見せていた。
本項では会場に出展するフジフイルム、パナソニック、ビクター、HOYA PENTAX、リコー、シグマのブースを紹介する。
フジフイルム「FinePix X100」のタッチ&トライに長蛇の列
フジフイルムのブースでは、昨日発表された“ハイブリッドビューファインダー”搭載の「FinePix X100」(関連ニュース)など、話題を集めるデジタルカメラの最新ラインナップ全てに触れることができるデモコーナーが人気を集めていた。
中でも特別注目度が高かったのは、やはり「FinePix X100」。ブースの入口付近に設けられた本機のタッチ&トライコーナーには、本機に注目する大勢のカメラファンが長い行列をつくっていた。
3Dの動画・静止画撮影に対応する「FinePix REAL 3D W3」のトライアルも、会場の大きなスペースを使って紹介されていた。こちらではカメラで撮影した3D写真を、本体に搭載する「プレミアムクリア3D液晶」により、メガネなしで3D再生を楽しめる点についても魅力をアピールしていた。
またFinePixシリーズのスタンダードモデルも実機を揃えてデモコーナーを設けている。実機展示では「FinePix F550EXR」が搭載したGPS機能のデモ、光学30倍のマニュアルズームレンズ機「FinePix HS20EXR」の手ブレ補正機能、「FinePix Z90」などのモデルが採用する「ぐるっとパノラマ360」の機能など(関連ニュース)、モデルごとの特徴を際だたせているハイライト機能にスポットが当てられており、FinePixシリーズのキャラクターがよくわかる紹介内容となっている。
ビクター「FALCONBRID」搭載4K2K試作機
ビクターのブースには36Mbps・1080/60pフルHD動画と高精細静止画の撮影が両方楽しめる“HDハイブリッドカメラ”「GC-PX1」(関連ニュース)の実機展示に注目が集まっていた。3Dビデオカメラ「GS-TD1」(関連ニュース)や、リアルタイム2D/3D変換機能を搭載する「GZ-HM990」(関連ニュース)など、“Everio”新製品もそれぞれにデモコーナーが設けられている。
これら3機種が共有するハイスピードプロセッサー“FALCONBRID”(関連ニュース)のパフォーマンスを紹介するための参考展示として、4K2K対応のビデオカメラ、静止画撮影用カメラのプロトタイプが出展されている。
FALCONBRIDのLSI自体は、すでに4K2Kの映像をリアルタイム記録できるだけのパフォーマンスを備えており、新製品のGS-TD1やGZ-HM990では、その処理能力を主に3Dの動画撮影や再生に使用している。今回の展示では、その高い処理能力を4K2K関連機能に用いた例として、4K2Kの動画撮影に対応したビデオカメラと、4K2K解像度を持つJPEG画像を毎秒60枚高速連写できる静止画撮影用カメラという、2つのプロトタイプを展示している。
4K2Kビデオカメラは、3,840×2,160/60fpsのプログレッシブ映像がリアルタイムに記録できる。フォーマットはH.264/MPEG-4 AVC、ビットレートは144Mbps。解像度は1,800TV本以上に上るという。会場では本試作機で撮影した動画を4本のHDMIケーブルで4K2Kモニターにつなぎ、デモ映像を公開していた。先述の通り、LSIのパフォーマンスとしてはすでに4K2K映像の撮影は可能だが、今後の商品化については周辺機器の4K2K対応を含め、市場動向を見ながら検討していく予定という(展示説明員)。
スチルカメラの試作機については、60枚/秒の4K2K画素のJPEG画像が撮影可能。現状ではLSIの処理能力の制約から撮影のみが可能で、連写した素材の再生は業務用のサーバー機器にいったん保存してから行い、4K2Kモニターで表示していた。またLSIの能力により、現状では最長で2秒しか記録が行えず、JPEG静止画像なので音声も記録できないが、本日視聴したデモについては画像の解像感が高く、動画と遜色のない滑らかな表示を実現していた。
パナソニックは“撮って楽しむ3D”をアピール
パナソニックのブースにはミラーレス一眼“LUMIX”「DMC-GF2」(関連ニュース)や、今月末に発売を控えるコンパクト機の最新ラインナップ「DMC-TZ20」「DMC-FX77」「DMC-FT3」など(関連ニュース)、主力モデルの体験コーナーが人気を集めていた。
3D体験コーナーが充実しているのもパナソニックのブースならでは。CP+の会場では“撮って楽しむ3D”の魅力をアピールする展示内容になっており、別売レンズで3D撮影に対応するAVCHDビデオカメラ「HDC-TM750」による3D動画や、ミラーレス一眼「DMC-GF2」に3Dレンズ「H-FT012」を装着して撮影した3D静止画の視聴などが体験できた。会場の一角には同社の3D対応“VIERA”と専用メガネで、それぞれの機器で撮った3D映像を視聴できる特設ブースが設けられている。
コンパクト機についても約4秒間に20コマの連写撮影をした後、カメラが3D画像生成に最適な2枚を抽出し、3D画像を作成することができる「スライド3D撮影」の機能にスポットを当てて、対応するDMC-TZ20/FT3/FX77などを手軽に3Dが楽しめるデジタルカメラとして紹介していた。
イベントでは出展各社から発表されて間もない春の最新モデルをいち早く体験でき、また著名プロカメラマンの講演も連日開催されることもあり、初日から熱心なカメラファンが大勢会場に集まり賑わいを見せていた。
本項では会場に出展するフジフイルム、パナソニック、ビクター、HOYA PENTAX、リコー、シグマのブースを紹介する。
フジフイルム「FinePix X100」のタッチ&トライに長蛇の列
フジフイルムのブースでは、昨日発表された“ハイブリッドビューファインダー”搭載の「FinePix X100」(関連ニュース)など、話題を集めるデジタルカメラの最新ラインナップ全てに触れることができるデモコーナーが人気を集めていた。
中でも特別注目度が高かったのは、やはり「FinePix X100」。ブースの入口付近に設けられた本機のタッチ&トライコーナーには、本機に注目する大勢のカメラファンが長い行列をつくっていた。
3Dの動画・静止画撮影に対応する「FinePix REAL 3D W3」のトライアルも、会場の大きなスペースを使って紹介されていた。こちらではカメラで撮影した3D写真を、本体に搭載する「プレミアムクリア3D液晶」により、メガネなしで3D再生を楽しめる点についても魅力をアピールしていた。
またFinePixシリーズのスタンダードモデルも実機を揃えてデモコーナーを設けている。実機展示では「FinePix F550EXR」が搭載したGPS機能のデモ、光学30倍のマニュアルズームレンズ機「FinePix HS20EXR」の手ブレ補正機能、「FinePix Z90」などのモデルが採用する「ぐるっとパノラマ360」の機能など(関連ニュース)、モデルごとの特徴を際だたせているハイライト機能にスポットが当てられており、FinePixシリーズのキャラクターがよくわかる紹介内容となっている。
ビクター「FALCONBRID」搭載4K2K試作機
ビクターのブースには36Mbps・1080/60pフルHD動画と高精細静止画の撮影が両方楽しめる“HDハイブリッドカメラ”「GC-PX1」(関連ニュース)の実機展示に注目が集まっていた。3Dビデオカメラ「GS-TD1」(関連ニュース)や、リアルタイム2D/3D変換機能を搭載する「GZ-HM990」(関連ニュース)など、“Everio”新製品もそれぞれにデモコーナーが設けられている。
これら3機種が共有するハイスピードプロセッサー“FALCONBRID”(関連ニュース)のパフォーマンスを紹介するための参考展示として、4K2K対応のビデオカメラ、静止画撮影用カメラのプロトタイプが出展されている。
FALCONBRIDのLSI自体は、すでに4K2Kの映像をリアルタイム記録できるだけのパフォーマンスを備えており、新製品のGS-TD1やGZ-HM990では、その処理能力を主に3Dの動画撮影や再生に使用している。今回の展示では、その高い処理能力を4K2K関連機能に用いた例として、4K2Kの動画撮影に対応したビデオカメラと、4K2K解像度を持つJPEG画像を毎秒60枚高速連写できる静止画撮影用カメラという、2つのプロトタイプを展示している。
4K2Kビデオカメラは、3,840×2,160/60fpsのプログレッシブ映像がリアルタイムに記録できる。フォーマットはH.264/MPEG-4 AVC、ビットレートは144Mbps。解像度は1,800TV本以上に上るという。会場では本試作機で撮影した動画を4本のHDMIケーブルで4K2Kモニターにつなぎ、デモ映像を公開していた。先述の通り、LSIのパフォーマンスとしてはすでに4K2K映像の撮影は可能だが、今後の商品化については周辺機器の4K2K対応を含め、市場動向を見ながら検討していく予定という(展示説明員)。
スチルカメラの試作機については、60枚/秒の4K2K画素のJPEG画像が撮影可能。現状ではLSIの処理能力の制約から撮影のみが可能で、連写した素材の再生は業務用のサーバー機器にいったん保存してから行い、4K2Kモニターで表示していた。またLSIの能力により、現状では最長で2秒しか記録が行えず、JPEG静止画像なので音声も記録できないが、本日視聴したデモについては画像の解像感が高く、動画と遜色のない滑らかな表示を実現していた。
パナソニックは“撮って楽しむ3D”をアピール
パナソニックのブースにはミラーレス一眼“LUMIX”「DMC-GF2」(関連ニュース)や、今月末に発売を控えるコンパクト機の最新ラインナップ「DMC-TZ20」「DMC-FX77」「DMC-FT3」など(関連ニュース)、主力モデルの体験コーナーが人気を集めていた。
3D体験コーナーが充実しているのもパナソニックのブースならでは。CP+の会場では“撮って楽しむ3D”の魅力をアピールする展示内容になっており、別売レンズで3D撮影に対応するAVCHDビデオカメラ「HDC-TM750」による3D動画や、ミラーレス一眼「DMC-GF2」に3Dレンズ「H-FT012」を装着して撮影した3D静止画の視聴などが体験できた。会場の一角には同社の3D対応“VIERA”と専用メガネで、それぞれの機器で撮った3D映像を視聴できる特設ブースが設けられている。
コンパクト機についても約4秒間に20コマの連写撮影をした後、カメラが3D画像生成に最適な2枚を抽出し、3D画像を作成することができる「スライド3D撮影」の機能にスポットを当てて、対応するDMC-TZ20/FT3/FX77などを手軽に3Dが楽しめるデジタルカメラとして紹介していた。
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