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公開日 2011/06/07 04:47
アップル、「iCloud」を発表 − 音楽サービス「iTunes in the Cloud」も提供
写真を自動同期する「Photo Stream」も
アップルは、開発者向けのカンファレンス「WWDC」で、iOS端末やMac OS X、PC向けのクラウドサービス「iCloud」を発表した。
iOS 5と同様、今秋に全機能を提供開始する。ただし米国では、iTunesのクラウド機能など一部については、iOS 4.3上でベータ版サービスを本日から提供開始している。また、サービスは米国内でのみ提供される「iTunes Match」を除き無料で提供される。
iCloudは、クラウド上にユーザーの持つ様々なコンテンツを保存し、ワイヤレスで様々な端末で利用できるサービス。
無料で提供されるストレージ容量は5GBで、メールや書類の同期、データのバックアップに用いられる。後述する音楽やアプリ、書籍、フォトストリームなどの同期のための容量は、この5GBの容量とは別に用意される。
■音楽クラウド機能「iTunes in the Cloud」
iCloudで最も注目されるのは音楽クラウドサービス「iTunes in the Cloud」だ。
「iTunes in the Cloud」では、一つの端末で購入した楽曲を、異なる複数の端末で同期することが可能。iTunes Storeで購入した楽曲にはクラウド型のアイコンが表示され、違う端末でダウンロードすることができる。また購入した楽曲を自動的にダウンロードする機能も用意される。自動ダウンロードはWi-Fi環境、3G環境のどちらでも利用できる。
一つの端末で購入した楽曲は、10台の端末までダウンロードし、再生することが可能。また、iTunesアプリには「Purchased」タブが新設される。ジョブズ氏は基調講演の中で、「音楽産業のなかで、異なる端末に複数回のダウンロードが、追加料金無しで行えるのは初めてのことだ」と、その意義を強調した。
なお、上記の購入楽曲の同期機能は、米国ではすでに提供が開始されている。利用にはiTunes 10.3以上が必要となる。
さらに米国内では、「iTunes Match」機能も今秋から提供開始される。iTunes Matchは年額24.99ドルの音楽サービスで、クラウド上に楽曲データを置いておける。ユーザーのiTunes ライブラリーを検索し、iTunes Storeに同じ楽曲を見つけた場合にはアップロードを行わず、Store上の256kbpsのAACデータを利用するのが特徴。このため、わずか数分でデータのアップロードが行えるという。なお、Store上に無い楽曲についてはクラウド上にアップロードを行う。
■写真を自動的にアップロードする「Photo Stream」
iCloudには「Photo Stream」機能も用意。iCloudが利用できる端末で写真を撮影すると、自動的に写真がクラウドにアップロードされ、ほかの端末にプッシュされる。写真は1,000枚まで、30日間のあいだクラウド上に保存される。もちろん、Photo StreamからMacやPCに写真をダウンロードすることも可能だ。ただし利用にはWi-Fi環境が必要となる。
■書類やバックアップなど様々なデータの同期が可能
そのほか、これまでMobileMeで年額9,800円で提供してきた連絡先やカレンダー、ウェブメールも、新たにiCloudサービスとして無料で提供する。
またiCloudではアプリの購入履歴も管理され、ほかの端末で購入したアプリを表示し、異なる端末でダウンロードすることが容易に行える。iBooksで購入した書籍も、同様に異なる端末同士で同期することができる。このアプリとiBooksの同期機能も、米国ではすでにベータ版が提供されている。
Wi-Fi接続時に自動的にデータをバックアップする機能も用意。購入した音楽やアプリ、書籍などのデータや、カメラロール、端末のセッティング情報、アプリデータなどをクラウド上に保存しておける。
PagesやNumbers、Keynoteといった書類作成アプリ/ソフトとiCloudとの連携機能も用意。たとえばiPadのPagesで作成したデータが自動的にクラウド上に保存され、ほかの端末で閲覧したり、編集したりといった使い方が行える。このデータ同期機能にはAPIが公開され、iOSやMacはもちろん、Windows PCでも利用できる。
iOS 5と同様、今秋に全機能を提供開始する。ただし米国では、iTunesのクラウド機能など一部については、iOS 4.3上でベータ版サービスを本日から提供開始している。また、サービスは米国内でのみ提供される「iTunes Match」を除き無料で提供される。
iCloudは、クラウド上にユーザーの持つ様々なコンテンツを保存し、ワイヤレスで様々な端末で利用できるサービス。
無料で提供されるストレージ容量は5GBで、メールや書類の同期、データのバックアップに用いられる。後述する音楽やアプリ、書籍、フォトストリームなどの同期のための容量は、この5GBの容量とは別に用意される。
■音楽クラウド機能「iTunes in the Cloud」
iCloudで最も注目されるのは音楽クラウドサービス「iTunes in the Cloud」だ。
「iTunes in the Cloud」では、一つの端末で購入した楽曲を、異なる複数の端末で同期することが可能。iTunes Storeで購入した楽曲にはクラウド型のアイコンが表示され、違う端末でダウンロードすることができる。また購入した楽曲を自動的にダウンロードする機能も用意される。自動ダウンロードはWi-Fi環境、3G環境のどちらでも利用できる。
一つの端末で購入した楽曲は、10台の端末までダウンロードし、再生することが可能。また、iTunesアプリには「Purchased」タブが新設される。ジョブズ氏は基調講演の中で、「音楽産業のなかで、異なる端末に複数回のダウンロードが、追加料金無しで行えるのは初めてのことだ」と、その意義を強調した。
なお、上記の購入楽曲の同期機能は、米国ではすでに提供が開始されている。利用にはiTunes 10.3以上が必要となる。
さらに米国内では、「iTunes Match」機能も今秋から提供開始される。iTunes Matchは年額24.99ドルの音楽サービスで、クラウド上に楽曲データを置いておける。ユーザーのiTunes ライブラリーを検索し、iTunes Storeに同じ楽曲を見つけた場合にはアップロードを行わず、Store上の256kbpsのAACデータを利用するのが特徴。このため、わずか数分でデータのアップロードが行えるという。なお、Store上に無い楽曲についてはクラウド上にアップロードを行う。
■写真を自動的にアップロードする「Photo Stream」
iCloudには「Photo Stream」機能も用意。iCloudが利用できる端末で写真を撮影すると、自動的に写真がクラウドにアップロードされ、ほかの端末にプッシュされる。写真は1,000枚まで、30日間のあいだクラウド上に保存される。もちろん、Photo StreamからMacやPCに写真をダウンロードすることも可能だ。ただし利用にはWi-Fi環境が必要となる。
■書類やバックアップなど様々なデータの同期が可能
そのほか、これまでMobileMeで年額9,800円で提供してきた連絡先やカレンダー、ウェブメールも、新たにiCloudサービスとして無料で提供する。
またiCloudではアプリの購入履歴も管理され、ほかの端末で購入したアプリを表示し、異なる端末でダウンロードすることが容易に行える。iBooksで購入した書籍も、同様に異なる端末同士で同期することができる。このアプリとiBooksの同期機能も、米国ではすでにベータ版が提供されている。
Wi-Fi接続時に自動的にデータをバックアップする機能も用意。購入した音楽やアプリ、書籍などのデータや、カメラロール、端末のセッティング情報、アプリデータなどをクラウド上に保存しておける。
PagesやNumbers、Keynoteといった書類作成アプリ/ソフトとiCloudとの連携機能も用意。たとえばiPadのPagesで作成したデータが自動的にクラウド上に保存され、ほかの端末で閲覧したり、編集したりといった使い方が行える。このデータ同期機能にはAPIが公開され、iOSやMacはもちろん、Windows PCでも利用できる。