• ブランド
    特設サイト
公開日 2011/07/27 10:08

【更新】KDDI、国内初“Windows Phone 7.5”搭載スマホ「IS12T」を9月発売 − 無料クラウドストレージ対応

本体は防水・防塵仕様
ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

KDDI、沖縄セルラーは、auのスマートフォン“ISシリーズ”の新製品として、Microsoftのスマートフォン向けOS“Windows Phone 7.5”を搭載した、富士通東芝モバイルコミュニケーションズ製端末「IS12T」を9月以降に発売する。本体販売価格は未定。

本日、KDDIと沖縄セルラー、日本マイクロソフト、富士通東芝モバイルコミュニケーションズの3社が共同で新製品記者発表会を開催した。


「Windows Phone IS12T」
本機は日本国内で初めて、OSに日本語対応の「Windows Phone 7.5」を搭載したスマートフォン。auが従来のスマートフォン向けに提供する料金プラン、およびパケット定額プランが利用できる。WiFi機能はIEEE802.11b/g/n、Bluetooth機能は2.1+EDRの規格にそれぞれ準拠した。WAN通信機能では、下り最大9.2Mbps、上り最大5.5MbpsのマルチキャリアRev.A「WIN HIGH SPEED」に対応。GPS機能も内蔵する。なおテザリング機能には非対応。赤外線通信やおサイフケータイ、ワンセグなどの“ガラケー機能”は搭載していない。海外ローミングサービスのグローバルパスポート、ezwebのメール機能には対応している。FMラジオも内蔵した。

本体は水深約1.0mで30分の使用に対応したIPX5〜IPX8等級の防水・防塵仕様を採用。カラーバリエーションはブラック/マゼンタ/シトラス(グリーン)の3色が用意される。本体サイズは約59W×118H×10.6Dmm、質量は約113g。連続通話/待受時間は約400分/約280時間。

本体は防水・防塵仕様

OSには独自の通称“タイル”と呼ばれるUIを採用しており、画面にタイル状に配置されたアプリアイコンを、タッチスクリーンにより軽快に操作できる点が特徴のひとつ。画面を縦スクロールだけでなく、横スクロールして情報を表示できる「パノラマUI」も、情報へのアクセス性を高めるUIのひとつだ。また電話のタイルアイコンに、着信があった際に数字で着信数を表示したり、メールのアイコンに受信件数を表示するなどの「ライブ・タイル」UIも搭載している。

Windows Phone 7独自のUI「タイル」を採用。アイコンの色や配置はカスタマイズが可能。個別に大きさを変えることはできない

タイルアイコンにアップデート情報を表示する「ライブ タイル」を採用


アイコンを一覧できる「メニュー画面」の表示

「メニュー画面」からピックアップしたアイコンを「スタート画面」に配置したり、アイコンの並びを変えることもできる
パノラマUIの表現力を活かして、多彩なコンテンツ情報を統合しながら横スクロールによるパノラマ表示ができる「ハブ」にも対応した。アドレス帳に登録されている人物ごとに、電話番号やメールなどの連絡先情報、Facebook/Twitter/Windows Liveのアカウントと最新ステータスを統合管理できる「Peopleハブ」をはじめ、音楽・動画再生を統合した「Music+Videosハブ」、写真の再生や共有が楽しめる「Picturesハブ」、Microsoft Office文章(Word/Excel/Powerpoint)の閲覧・編集などが行える「Officeハブ」などが搭載されている。


Microsoft Officeの文章ファイルの閲覧、簡易編集が行える

Excelで作成したグラフを表示
その他、本体には「ホーム」「戻る」「Web検索」の3つのハードウェアキーを配置。「Web検索」をクリックするとBingの検索エンジンが起動する。

チップセットはQualcomm製Snapdragon「MSM8655」(1GHz)を採用。ハードウェア・グラフィックアクセラレーターを搭載するチップセットとOSとのパフォーマンスにより、標準搭載されたブラウザアプリ「Internet Explorer 9」における高速ブラウジングを実現している。なお、IE9ではFlashコンテンツの再生は非対応となっている。

検索ボタンを押すとBingの検索エンジンが起動する

本体搭載のマルチタッチ対応液晶は約3.7インチ。画素数はWVGA(800×480)画素。背面には有効画素数1,320万のカメラを備え、動画・静止画が撮影できる。フロントカメラやビデオ通話の機能は搭載していない。液晶は縦横ローテーション表示に対応しており、文字入力は10キー入力/フリック入力の両方に対応したソフトウェアキーボードを搭載する。フリック入力時は、濁音や半濁音などもワンストロークで入力できる「カーブフリック」に対応した。フォントは視認性の高い「メイリオ」「Yuゴシック」が採用されている。

本機で撮影した動画や静止画、本機に保存した音楽ファイルを、家庭内のテレビやPCなどのDLNA対応機器にストリーミングして再生できる機能を搭載した。なお、DLNA対応のテレビやレコーダー側に保存されているコンテンツを、本機から呼び出して再生することはできない。


本体背面にカメラを搭載
本体内蔵メモリーは32GB(うちデータ保存領域は約28GB)。microSDカードなどの外部メモリーには対応していないが、マイクロソフトが運営するクラウドサービス「Windows Live SkyDrive」では約25GBのクラウドストレージが無料で利用でき、データの保存・共有が行える。なおクラウドストレージの容量追加サービスは提供されていないため「25GB以上のストレージが必要になった場合は、別アカウントを登録して使い分けて欲しい」(マイクロソフト展示説明員)という。

ソフトウェアキーボードの画面

音楽プレーヤーアプリは「Zune(ズーン)」をプリインストールしている。マイクロソフトがPC用にも無料で提供している音楽管理アプリケーション「Zune」をインストールして、CDからリッピングした音楽ファイルや動画、静止画、ポッドキャストデータなどを、スマートフォンに同期して楽しむことが可能。リッピングにより生成できる音楽ファイル形式はWAV/AAC/WMA/MP3など。なお、Macintoshユーザー用にはコンテンツ管理と同期の機能に対応するアプリケーション「Windows Phone 7 Connector (for Mac)」の提供が予定されている。

本体上部にヘッドホン端子、microUSB端子を搭載

音楽プレーヤー「Zune」アプリを採用

北米でスタートしているマイクロソフト独自の音楽ダウンロードサービスについて、マイクロソフトの展示説明員によれば「日本国内での対応はいまのところ予定していない」。ただ、「Xbox版Zuneではビデオストリーミングサービスを提供しているので、将来的にはスマートフォンへのサービス提供も検討していきたい」という。またKDDIが展開するLISMO系の音楽配信サービスについては、「端末発売時には非対応となるが、レコチョクやmusic.jpのサービスについては、アプリによる提供が可能になる見込み(マイクロソフト展示説明員)」という。

本体にプリインストールされているアプリはDLNA機能を提供する「リンクキャビネット」のほか、「プロフィール交換」「NAVITIME」「GREE」「ぐるなび」「jibe」、ニュース等情報アプリの「MSNトピック」。メーラーはMicrosoft Exchange/Windows Live/Gmail/Yahooなどに対応している。

アプリはマイクロソフトが運営する「Marketplace(マーケットプレース)」のサービスから、ゲームや音楽、ユーティリティーなどのアプリをダウンロードして追加することもできる。アプリの購入は無料登録できる「Windows Live ID」のアカウントから利用可能。北米で先行して展開するWindows Phone 7のスマートフォン向けに、現在は約2万本のアプリが揃っており、今後さらにコンテンツを充実させていくという。また開発者向けのソフトウェア開発キットも近日β版がリリースされる予定だという。

独自の「Marketplace」に対応

ダウンロードしたアプリは「スタート画面」にタイルアイコンとして配置して、レイアウトもユーザーが自在にカスタマイズできる。頻繁に連絡を取る相手の連作先などをタイルアイコン化して、スタート画面に配置することも可能だ。

ゲーム機能はマーケットプレースからアプリがダウンロードできるほか、「Xbox LIVE」のメニューからゲームの最新情報やフレンドのプロフィールなどがチェックできる。アバターを作成して、コミュニティに参加して遊ぶことも可能だ。

Xbox Liveとの連携を実現

アバターも利用できる

【問い合わせ先】
KDDIお客さまセンター
TEL/0077-7-111

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 楽天ブラックフライデーでJBLの超人気サウンドバー「BAR 1000/800」が激安!プロも驚く革新的モデルはどんな音を鳴らす?
2 評論家が厳選!マランツ「MODEL M1」でPolk Audio/KEF/TAD/Harbethのスピーカーを鳴らす
3 ビクター新ワイヤレスヘッドホン「HA-S99N」速攻レビュー! 評論家が「もう驚きでしかない」と高評価した魅力とは?
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 レグザが100型クラス大画面4Kテレビを拡充する理由とは? 目黒蓮の特別コメントも
6 パナソニック「2023年度 優秀ご販売店様謝恩会」を開催。21店が栄誉に輝く
7 山之内 正氏によるエソテリック×アキュフェーズ×マランツ比較試聴会、「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ2024」で開催
8 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
9 B&Wの音は “信頼に値する重要な指標”。音元出版の新試聴室に「802 D4」が導入されたワケ
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/22 10:41 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX