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公開日 2011/08/31 21:34
<IFA2011>メッセ・ベルリン社オープニングカンファレンス − 出展社数・会場面積は昨年実績越え
今年のトレンドは3DとSmart TV
世界最大のエレクトロニクスショー「IFA2011」の本開催前となる8月31日からはプレス・イベントが催されている。初日の8月31日にIFA主催社のメッセ・ベルリンによるカンファレンスが開催された。
カンファレンスの冒頭にはドイツ民生通信エレクトロニクス協会(gfu)のボードメンバー・チェアマンのRainer Hecker博士がが登壇。今年のIFAの、コンシューマーエレクトロニクス分野におけるトレンドについてHecker博士は「コンシューマーエレクトロニクスでは、テレビとインターネットの融合による“Smart TV”の最前線をお見せできるだろう。HDと3Dのコンテンツがヨーロッパでもますます充実してきている。家庭内ネットワークにおけるコネクティビティについても、各メーカーが革新的な提案を見せてくれると期待している。また、モバイルではタブレットPCやスマートフォン、これらのデバイスをより魅力的なものにするアプリの数々に、多くのコンシューマーが期待している」と述べた。
Hecker博士は「ヨーロッパでも経済的に難しい環境が続いていると言われているが、IFAはエレクトロニクスのトレンドセッターとして、そして成功を得られるイベントとして、止むことなく成長を続けている。2011年もエレクトロニクス市場の発展に対して、IFAは大いに貢献すると確信している」と語り、IFA2011の成功に期待を寄せた。
続いてホームアプライアンス分野のトレンドについて、ZVEI(ドイツ電機工業会)のホームアプライアンスDivチェアマンであるReinhard Zinkann博士が紹介を行った。
Zinkann博士はホームアプライアンス市場の2011年の成長動向について「静かながら、ゆっくりと安定した成長を遂げる」との予測を示した。昨年のIFA2010では、ホームアプライアンス分野の出展製品において特に“エコ”や“エネルギー効率”へのハイライトが目立った。今年のトレンド予測についてZinkann博士は「エコやエネルギー性能はもはや当たり前のものとして定着しつつある。その上で、人々が良い製品と評価する製品には、優れたパフォーマンスと快適さ、耐久性などがさらなる付加価値として求められるだろう」とした。また今年からヨーロッパで新しくスタートした「EU Energy Label」のラベリング評価についても、「A+++やA++といった、高評価を獲得した製品を中心に注目されるようになるはず」とコメントした。
最後にメッセ・ベルリン社C.O.O.のChristian Goeke博士が登壇し、IFA2011の出展実績を紹介した。
今年のイベントでは、展示スペースが昨年の4%アップとなる「140,200m2」と、過去最大規模となる記録を達成した。また、出展者数においても、昨年の1,423社という記録を塗り替える「1,441社」のレコードとなった。この成果の内容についてコメントしたGoeke博士は「2011年はコンシューマー・エレクトロニクス市場、全体が大変困難な環境にあることは事実だ。2011年のGfKによる市場予測データでは、ドイツと中国は上方予測であるのに対して、ヨーロッパ、アメリカは横ばい、日本については下方予測が示されている。にも関わらず、IFA2011の地域別出展実績をみてみると、日本からの出展者と出展スペースが今年は拡大している。日本からのご出展者の方々による、IFAへの積極的な取り組みついて、メッセ・ベルリン社を代表して感謝の言葉を述べたい」と語った。
その他にも、一般来場者/プレスの来場予約数が昨年以上の実績を記録しそうだという。プレス来場者については、国際色がさらに豊かになっていることについてもGoeke博士より触れられた。
今年、マーケットの牽引車になる製品分野について、Goeke博士は「CEでは3DとSmartTV、デジタルギアではワイヤレス性能やモビリティ、コネクティビティに秀でる製品が注目されるだろう。オーディオではマルチルームや、MP3 HiFiなどが注目のキーワードだ」と述べた。またIFAの全セグメントで「グリーンテクノロジー」と「デザイン性」に注目が集まるとした。
カンファレンスの冒頭にはドイツ民生通信エレクトロニクス協会(gfu)のボードメンバー・チェアマンのRainer Hecker博士がが登壇。今年のIFAの、コンシューマーエレクトロニクス分野におけるトレンドについてHecker博士は「コンシューマーエレクトロニクスでは、テレビとインターネットの融合による“Smart TV”の最前線をお見せできるだろう。HDと3Dのコンテンツがヨーロッパでもますます充実してきている。家庭内ネットワークにおけるコネクティビティについても、各メーカーが革新的な提案を見せてくれると期待している。また、モバイルではタブレットPCやスマートフォン、これらのデバイスをより魅力的なものにするアプリの数々に、多くのコンシューマーが期待している」と述べた。
Hecker博士は「ヨーロッパでも経済的に難しい環境が続いていると言われているが、IFAはエレクトロニクスのトレンドセッターとして、そして成功を得られるイベントとして、止むことなく成長を続けている。2011年もエレクトロニクス市場の発展に対して、IFAは大いに貢献すると確信している」と語り、IFA2011の成功に期待を寄せた。
続いてホームアプライアンス分野のトレンドについて、ZVEI(ドイツ電機工業会)のホームアプライアンスDivチェアマンであるReinhard Zinkann博士が紹介を行った。
Zinkann博士はホームアプライアンス市場の2011年の成長動向について「静かながら、ゆっくりと安定した成長を遂げる」との予測を示した。昨年のIFA2010では、ホームアプライアンス分野の出展製品において特に“エコ”や“エネルギー効率”へのハイライトが目立った。今年のトレンド予測についてZinkann博士は「エコやエネルギー性能はもはや当たり前のものとして定着しつつある。その上で、人々が良い製品と評価する製品には、優れたパフォーマンスと快適さ、耐久性などがさらなる付加価値として求められるだろう」とした。また今年からヨーロッパで新しくスタートした「EU Energy Label」のラベリング評価についても、「A+++やA++といった、高評価を獲得した製品を中心に注目されるようになるはず」とコメントした。
最後にメッセ・ベルリン社C.O.O.のChristian Goeke博士が登壇し、IFA2011の出展実績を紹介した。
今年のイベントでは、展示スペースが昨年の4%アップとなる「140,200m2」と、過去最大規模となる記録を達成した。また、出展者数においても、昨年の1,423社という記録を塗り替える「1,441社」のレコードとなった。この成果の内容についてコメントしたGoeke博士は「2011年はコンシューマー・エレクトロニクス市場、全体が大変困難な環境にあることは事実だ。2011年のGfKによる市場予測データでは、ドイツと中国は上方予測であるのに対して、ヨーロッパ、アメリカは横ばい、日本については下方予測が示されている。にも関わらず、IFA2011の地域別出展実績をみてみると、日本からの出展者と出展スペースが今年は拡大している。日本からのご出展者の方々による、IFAへの積極的な取り組みついて、メッセ・ベルリン社を代表して感謝の言葉を述べたい」と語った。
その他にも、一般来場者/プレスの来場予約数が昨年以上の実績を記録しそうだという。プレス来場者については、国際色がさらに豊かになっていることについてもGoeke博士より触れられた。
今年、マーケットの牽引車になる製品分野について、Goeke博士は「CEでは3DとSmartTV、デジタルギアではワイヤレス性能やモビリティ、コネクティビティに秀でる製品が注目されるだろう。オーディオではマルチルームや、MP3 HiFiなどが注目のキーワードだ」と述べた。またIFAの全セグメントで「グリーンテクノロジー」と「デザイン性」に注目が集まるとした。