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公開日 2012/10/01 15:40

三菱、高コントラスト化し3Dクオリティも高めたDLPプロジェクター「LVP-HC7900DW」

2アイリスで高コントラスト化 − 6倍速カラーホイール採用
ファイル・ウェブ編集部
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三菱電機(株)は、3D対応DLPプロジェクターの新モデル「LVP-HC7900DW」を本日発売した。価格はオープンだが、208,000円前後での実売が予想される。

LVP-HC7900DW


上から見たところ

背面端子部
0.65形のDMDを搭載する画素数1,920×1,080のDLPプロジェクター。レンズはED(超低分散)レンズを含む4群13枚構成レンズを採用。色収差を低減させ、周辺部にいたるまで解像感を高めた。なおズームは手動で、1.5倍のズームが可能だ。左右/上下の光学式レンズシフトにも対応している。ランプは240Wで輝度は1,400ルーメン。投写サイズは50〜300形。

内部には、コントラストと光漏れに配慮した新光学エンジンを搭載。DLP素子に最適な可変アイリスと、DMDへの不要な光を遮光する固定アイリスを搭載している。これら合計2つのアイリスにより黒の色調を沈め、15万対1の高コントラストを実現した。※記事初出時「合計4つのアイリスを搭載する」と記載いたしましたがこれは誤りでした。訂正しお詫び申し上げます。(10月1日 16:28)

また、2Dの24p信号に対して6倍速駆動が可能な6セグメント仕様のカラーホイールを新たに搭載。カラーホイールによる色分離方式で発生するブレーキングノイズを低減した。なお24p以外の信号に対しては、自動で従来の4倍速駆動が適用される。

動きベクトル解析技術により、前後の映像から整合する高精度な映像コマを作成し、コンテンツに合わせた最適なコマ数に補間して映像を再現するFRC(フレームレートコンバーター)も搭載する。フル10bitパネルドライバー「DDP3021」を2基搭載し、FRC用に「PNX5130」チップを採用。縦・横・斜め全方向の動きに対して動画のボヤケを抑える。

3D再生のクオリティも高めており、白色部のちらつきを抑える「フリッカーCUT」機能が進化。24pの3D映像信号に対し、従来の左右96Hz表示に加えて120Hz変換処理にも対応することで、より効果を高めた。

また、DLP素子の高速応答性により、右目用・左目用の映像が混ざりにくい「クロストークCUT」、3D対応のFRCと合わせて残像感の少ない高精細な映像を実現する「ジャダーCUT」に対応する。なお、ジャダーCUTとフリッカーCUTを同時に行うことはできない。

さらに、動きベクトル解析技術を採用した2D-3D変換機能も搭載。人物と背景の位置を識別し、適度な視差を加えることで3D映像ならではの奥行き感を演出する。画面全体をずらすだけの単純な2D-3D変換と異なり、自然な奥行き感のある3D映像を実現する。

3Dメガネは別売で、市販の汎用アクティブシャッターメガネに対応する。なお、3D表示に必要な3Dエミッター「EY-3D-EMT2H」も別売となる。

そのほか、色再現領域を広くし、特にこれまで再現が難しかった木々の緑などのグリーン系や海などのシアン系の色域を拡大させたという。また、R(赤)、G(緑)、B(青)、C(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)の色調を、それぞれ独立して「色相」「彩度」「明度」で調整できるカラーマネージメント機能も搭載している。

本体サイズは396W×142H×328Dmm(突起部含まず)で、質量は5.7kg。入力端子はミニD-sub15ピン×1、HDMI×2、RCA×1、ミニD-Sub9ピン×1。


【問い合わせ先】
三菱電機お客様相談センター
TEL/0120-139-365

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製品スペックを見る
  • ジャンルDLPプロジェクター
  • ブランドMITSUBISHI
  • 型番LVP-HC7900DW
  • 発売日2012年10月1日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格208,000円前後)
【SPEC】 ●投写方式:DLP方式 ●パネルサイズ:0.65形DMD アスペクト比16対9 ●画素数:1,920×1,080 ●駆動方式:DMD反射方式 ●配列:ストライプ配列 ●光学ランプ:240W(ランプ低モード時:190W) ●光学系:時分割色分離・合成方式 ●カラーホイール仕様:6セグメント(RGB RGB)4倍/6倍 ●投写画面サイズ(形):50〜300 ●輝度:1,400ルーメン ●コントラスト比:15万対1 ●入力端子:ミニD-sub15ピン×1、HDMI×2、RCA×1、ミニD-Sub9ピン×1 ●外形寸法:396W×142H×328Dmm(突起部含まず) ●質量:5.7kg
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