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公開日 2013/04/27 20:42
「ニコニコ超会議2」が幕張で開幕 − “niconico”の最新動向を安倍首相が視察
2014年の「ニコニコ超会議3」開催も決定
(株)ドワンゴ ニコニコ超会議2実行委員会主催のイベント「ニコニコ超会議2」が、4月27日(土)・28日(日)の2日間、幕張メッセで開催される。
「ニコニコ超会議」は、同社が運営する日本最大級のインターネット動画サービス「niconico」のコンセプトやエンターテインメントの世界を“リアル”の場に再現するため誕生したというイベント。今回が昨年に続く第2回目の開催となる。特別協賛は任天堂(株)、後援は総務省、経済産業省。当日入場券の販売価格は2,000円。
期間中はユーザー参加型の企画イベントを中心に多くの催しが行われる。ニコニコのユーザー生放送の配信者である“生主”を募集して特設ステージでイベントを行う「超ユーザー生放送」をはじめ、個別のイベントが会場からニコニコ動画のサイトなどで生放送で配信されている。
また会場内に複数箇所設けられている特設ステージでは、ダンスイベント「超踊ってみた」、音楽演奏のステージ「超演奏してみた」、派手な演出付のカラオケが楽しめる「超のど自慢ステージ from 歌ってみた」など、インターネットの「niconico」上で展開されるエンターテインメントを“リアル化”したイベントが多くの来場者を集めている。
会場には大手企業によるブース展示も紹介されている。パナソニックは同社が手がけるプロ/ハイアマチュア向けの動画配信機材を出展。
コンパクトでポータビリティを高め、多機能ながら実売20万円前後の価格を実現した業務用メモリーカムコーダー「AG-AC90」や、USB3.0経由でPCにつないでデータ/電源接続に対応するリモートカメラの試作機「AW-HE2」などを展示。「最近では当社の業務用製品に対して、Ustreamなど配信用動画の制作に利便性の高いツールを求めるユーザーからの引き合いが強く、広角撮影/ポータビリティなど使い勝手の側面を中心にいただいたリクエストを製品に反映させながら改良を加えている」(展示スタッフ)という。
ブースには5月から発売される、ハンズフリーで撮影できる“ウェアラブルカメラ”「HX-A100」も出展。カメラユニットと本体を別筐体とし、カメラユニットをイヤーフックで頭部に装着できることから、自由度の高いカメラワークが楽しめる。カメラユニットにはユーザーの頭部の傾きを検出するジャイロセンサーを内蔵しており、頭部が斜めに傾いても平行を保った映像が撮影できる点も特徴のひとつだ。ほかにも業務用の80インチ・プラズマテレビにボーカロイドの映像を映し出して、デジタルサイネージの提案としてアピールしていた。
マイクロソフトのスクウェア・エニックスの合同ブースには今夏発売予定の「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア」のβ版を、最新のWindows 8搭載PCで試遊できるタッチ&トライコーナーが登場。特設ステージでは人気声優によるスペシャルトークや、ファイナルファンタジーのサウンドメーカーが即興でジングルを制作するイベントなども行われ、多くの来場者を集めていた。
ドワンゴの「超ニコニコ未来開発ブース」にはニコニコのコンテンツの視聴に対応するデジタルAV機器が一堂に紹介されている。
対応テレビとしてはパナソニックのVIERA、ソニーのBRAVIAを展示。パナソニック・ビエラの対応機種にはビエラ・コネクト向けのアプリ「niconico」が搭載されており、生放送を含むニコニコ動画のコンテンツが大画面で楽しめる。
またソニーのBRAVIAの対応機種では、アプリキャスト向けのアプリ「ニコニコ動画〜ピックアップ〜」を使ってニコニコ動画のコンテンツが手軽に楽しめる。なおBRAVIAは生放送の視聴には対応していない。
ゲーム機はニンテンドー「WiiU」とSCE「PS Vita」の展示が行われている。「WiiU」はニコニコの生放送・動画の視聴に対応しており、テレビでニコニコのコンテンツを見ながら、GamePadをコントローラーとして使って、他の動画や生放送を検索するといった使い勝手を紹介。テレビがOFFの状態でもGamePad単体でニコニコの動画や生放送の視聴も楽しむことができる。
「PS Vita」の展示ブースでは通常のニコニコ動画・生放送視聴機能のほか、13年中の提供に向けて開発が進められている「生放送配信アプリ」の先行体験を行っている。
会場に設けられた特設ステージでは、来場者のコメントなどを「PS Vita」で撮影したライブ映像として公式生放送配信。「今回のイベント用に製作した機能で、まだ本番段階で実装が決まっているものではない」(展示スタッフ)というプロトタイプ段階のものではあるが、ライブ配信の映像を“マンガ風”に加工できる「エフェクト機能」や、ペンツールやスタンプツールでデコレーションが加えられる「らくがき機能」などを実機で体験することができる。なお企業ブースにはソニー・コンピュータエンタテインメントも出展しており「PS Vita」で最新ゲームが遊べるコーナーにも多くの来場者が集まっている。
ほかにも「超ニコニコ未来開発ブース」に出展する神奈川工科大学 白井研究所は「ニコニコメガネ」の試作版を展示。3Dディスプレイのサイドバイサイド表示と偏光フィルターの技術を応用した「多重化隠蔽映像/Scritter」を提案。特殊なアルゴリズムを用いて組み合わせた2つの映像を、2台のプロジェクターから別々に1つの画面上に投写。通常の映像には表示されないニコニコ動画のコメントが、専用のメガネを装着することで表示されるようになり、用途に応じて映像とコメントを同時に楽しめるようになるというもの。同所では「今後家庭用テレビなどへの応用を提案していきたい」(展示スタッフ)という。
会場には自民、民主、共産、日本維新の会が出展する「政党ブース」もあり、初日の午後には安倍晋三総理も視察に訪れた。
また会場のそこかしこで“コスプレイヤー”たちによる撮影コーナーが自然発生して、大いに賑わいを見せている。
「ニコニコ超会議2」の開催は明日4月28日17時まで。ライブイベント「ニコニコ超パーティーII」は28日の17時から22時までの開催となる。入場料は別途6,800円。
2014年の「ニコニコ超会議3」開催も決定
(株)ドワンゴはイベント終了後の4月29日、「ニコニコ超会議2」の開催期間中総来場者数を発表。イベントに103,561人が来場し、会場からの公式生放送の視聴数となる「ネット総来場者数」が5,094,944人に達したと伝えた。
また来年2014年の4月26日(土)、27日(日)には、同じ幕張メッセを会場に「ニコニコ超会議3」を開催することが決定したことも合わせて発表された。
「ニコニコ超会議」は、同社が運営する日本最大級のインターネット動画サービス「niconico」のコンセプトやエンターテインメントの世界を“リアル”の場に再現するため誕生したというイベント。今回が昨年に続く第2回目の開催となる。特別協賛は任天堂(株)、後援は総務省、経済産業省。当日入場券の販売価格は2,000円。
期間中はユーザー参加型の企画イベントを中心に多くの催しが行われる。ニコニコのユーザー生放送の配信者である“生主”を募集して特設ステージでイベントを行う「超ユーザー生放送」をはじめ、個別のイベントが会場からニコニコ動画のサイトなどで生放送で配信されている。
また会場内に複数箇所設けられている特設ステージでは、ダンスイベント「超踊ってみた」、音楽演奏のステージ「超演奏してみた」、派手な演出付のカラオケが楽しめる「超のど自慢ステージ from 歌ってみた」など、インターネットの「niconico」上で展開されるエンターテインメントを“リアル化”したイベントが多くの来場者を集めている。
会場には大手企業によるブース展示も紹介されている。パナソニックは同社が手がけるプロ/ハイアマチュア向けの動画配信機材を出展。
コンパクトでポータビリティを高め、多機能ながら実売20万円前後の価格を実現した業務用メモリーカムコーダー「AG-AC90」や、USB3.0経由でPCにつないでデータ/電源接続に対応するリモートカメラの試作機「AW-HE2」などを展示。「最近では当社の業務用製品に対して、Ustreamなど配信用動画の制作に利便性の高いツールを求めるユーザーからの引き合いが強く、広角撮影/ポータビリティなど使い勝手の側面を中心にいただいたリクエストを製品に反映させながら改良を加えている」(展示スタッフ)という。
ブースには5月から発売される、ハンズフリーで撮影できる“ウェアラブルカメラ”「HX-A100」も出展。カメラユニットと本体を別筐体とし、カメラユニットをイヤーフックで頭部に装着できることから、自由度の高いカメラワークが楽しめる。カメラユニットにはユーザーの頭部の傾きを検出するジャイロセンサーを内蔵しており、頭部が斜めに傾いても平行を保った映像が撮影できる点も特徴のひとつだ。ほかにも業務用の80インチ・プラズマテレビにボーカロイドの映像を映し出して、デジタルサイネージの提案としてアピールしていた。
マイクロソフトのスクウェア・エニックスの合同ブースには今夏発売予定の「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア」のβ版を、最新のWindows 8搭載PCで試遊できるタッチ&トライコーナーが登場。特設ステージでは人気声優によるスペシャルトークや、ファイナルファンタジーのサウンドメーカーが即興でジングルを制作するイベントなども行われ、多くの来場者を集めていた。
ドワンゴの「超ニコニコ未来開発ブース」にはニコニコのコンテンツの視聴に対応するデジタルAV機器が一堂に紹介されている。
対応テレビとしてはパナソニックのVIERA、ソニーのBRAVIAを展示。パナソニック・ビエラの対応機種にはビエラ・コネクト向けのアプリ「niconico」が搭載されており、生放送を含むニコニコ動画のコンテンツが大画面で楽しめる。
またソニーのBRAVIAの対応機種では、アプリキャスト向けのアプリ「ニコニコ動画〜ピックアップ〜」を使ってニコニコ動画のコンテンツが手軽に楽しめる。なおBRAVIAは生放送の視聴には対応していない。
ゲーム機はニンテンドー「WiiU」とSCE「PS Vita」の展示が行われている。「WiiU」はニコニコの生放送・動画の視聴に対応しており、テレビでニコニコのコンテンツを見ながら、GamePadをコントローラーとして使って、他の動画や生放送を検索するといった使い勝手を紹介。テレビがOFFの状態でもGamePad単体でニコニコの動画や生放送の視聴も楽しむことができる。
「PS Vita」の展示ブースでは通常のニコニコ動画・生放送視聴機能のほか、13年中の提供に向けて開発が進められている「生放送配信アプリ」の先行体験を行っている。
会場に設けられた特設ステージでは、来場者のコメントなどを「PS Vita」で撮影したライブ映像として公式生放送配信。「今回のイベント用に製作した機能で、まだ本番段階で実装が決まっているものではない」(展示スタッフ)というプロトタイプ段階のものではあるが、ライブ配信の映像を“マンガ風”に加工できる「エフェクト機能」や、ペンツールやスタンプツールでデコレーションが加えられる「らくがき機能」などを実機で体験することができる。なお企業ブースにはソニー・コンピュータエンタテインメントも出展しており「PS Vita」で最新ゲームが遊べるコーナーにも多くの来場者が集まっている。
ほかにも「超ニコニコ未来開発ブース」に出展する神奈川工科大学 白井研究所は「ニコニコメガネ」の試作版を展示。3Dディスプレイのサイドバイサイド表示と偏光フィルターの技術を応用した「多重化隠蔽映像/Scritter」を提案。特殊なアルゴリズムを用いて組み合わせた2つの映像を、2台のプロジェクターから別々に1つの画面上に投写。通常の映像には表示されないニコニコ動画のコメントが、専用のメガネを装着することで表示されるようになり、用途に応じて映像とコメントを同時に楽しめるようになるというもの。同所では「今後家庭用テレビなどへの応用を提案していきたい」(展示スタッフ)という。
会場には自民、民主、共産、日本維新の会が出展する「政党ブース」もあり、初日の午後には安倍晋三総理も視察に訪れた。
また会場のそこかしこで“コスプレイヤー”たちによる撮影コーナーが自然発生して、大いに賑わいを見せている。
「ニコニコ超会議2」の開催は明日4月28日17時まで。ライブイベント「ニコニコ超パーティーII」は28日の17時から22時までの開催となる。入場料は別途6,800円。
2014年の「ニコニコ超会議3」開催も決定
(株)ドワンゴはイベント終了後の4月29日、「ニコニコ超会議2」の開催期間中総来場者数を発表。イベントに103,561人が来場し、会場からの公式生放送の視聴数となる「ネット総来場者数」が5,094,944人に達したと伝えた。
また来年2014年の4月26日(土)、27日(日)には、同じ幕張メッセを会場に「ニコニコ超会議3」を開催することが決定したことも合わせて発表された。