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公開日 2013/05/11 13:14
【ヘッドホン祭】SHURE「SE846」に高い注目/ADL新ヘッドホン披露/ラトックUSB-DAC内蔵ヘッドホンなど
beatsやMONSTERも新モデルを展示
東京・外苑前の「スタジアムプレイス青山」で開催されている「春のヘッドフォン祭」。今回も会場から速報レポートをお届けしていく。本項では8階の、完実電気取扱いメーカーの展示内容を中心にレポートする。
■SHURE「SE846」に高い注目
8階で最も賑わいを見せているのは、5月9日に発表されたばかりのSHURE新ハイエンドイヤホン「SE846」(関連ニュース)だ。展示機の数に限りがあるため、整理券を配布しての試聴となっていた。開場と同時に、我先にと整理券のゲットに駆け込む方々の姿もあり、注目度の高さを見せつけていた。
SE846はクアッドドライバーを搭載した超弩級イヤホンで、想定売価は12万円前後。ローパスフィルターをメカニカルに実装したこと、ノズルチューブを変えることで音色の変化を楽しめることなども特徴だ。発売は7月中旬を予定している。
そのほかSHUREブースでは、SE215やSE535LTDなどのイヤホン、SRH1840やSRH1440などのヘッドホンといった、おなじみのモデルも並んでいる。
■フルテックはADLのヘッドホン/ヘッドホンアンプに注目
フルテックは、同社初となADLブランドのダイナミック型・密閉型ヘッドホン「ADL-H118」をメインに出展。価格は23,100円(税込)。トライアングル形状のイヤーカップ「Alpha トリフォーム・イヤーカップ」により、耳をすっぽりと包み込むフィット感が得られることが特徴。ドライバーは40mmで、特殊高性能マグネットを搭載している。
コードは着脱式で、フルテックの非磁性ロジウムメッキ仕様の「α mini XLR」を採用している。
ADLブランドのもう一つの目玉は、192kHz/24ビット対応のUSB-DAC搭載ヘッドホンアンプ「X1」だ。価格は41,790円で、5月末には発売したい、とのこと。
非常に多機能なモデルで、USB mini B端子でPCと接続した場合には、192kHz/24bitまでのUSB入力に対応。DACチップにはESS製「ES9023」を採用する。さらにUSB A端子はアップル製のiOSデバイスとのデジタル接続が可能で、30pin dockケーブルおよびLightningケーブルの両方の接続に対応する。この場合は48kHz/16bitでの伝送となる。
またヘッドホン出力と兼用となる3.5mm端子から、光デジタル出力を行うことも可能。こちらは192kHz/24bitまでの出力に対応する。なおヘッドホン出力は4極ミニプラグで、マイク付き/リモコン付きイヤホンが使用可能。ヘッドホンのインピーダンスは12〜600Ωまで対応できる。
■USB-DAC/アンプ内蔵ヘッドホンがラトックから登場
ラトックシステムは、USBで直接PCと接続する、バランス駆動型のアンプ内蔵ヘッドホン「REX-UHPB1」を初披露した。6月下旬発売予定で、価格は1万円弱を想定しているという。
ヘッドホンアンプ部は、TI製のIC「TPA6111」をL/Rに1つずつ使用するデュアルモノラル構成を採用。アンプ部を左右独立としたことで、クロストーク特性や分離感、表現力を最大限に高められたという。なおDAC部の仕様は同社の「REX-A1648HA1」とほぼ同様で、最高で48kHz/16ビットまでの音源に対応。ハイレゾ音源の再生は行えない。ドライバーユニットは53mm径で、国産高級メーカーのものを使用しているという。
ラトックシステムのもう一つの注目モデルは、バランス駆動型のポータブルヘッドホンアンプ「REX-KEB01」だ。こちらも6月下旬発売予定で、価格は19,950円(税込)。オヤイデ製のオーディオケーブルを同梱している。ゼンハイザーの「HD-25-1」専用ケーブルを追加したセットモデル「REX-KEB01C2」も発売される見込みで、価格は25,200円(税込)。
■beatsは新モデル「executive」を出展
beatsからは、同ブランド初のノイズキャンセリング機能搭載ヘッドホン「beats executive」(関連ニュース)が出展された。4月下旬に発売されたばかりのモデルで、想定売価は29,800円前後。ボディには高級感あるアルミニウムを採用し、イヤーパッドは装着性のよいレザー製。全体的にアダルトな雰囲気で、ビジネスマンも活用できそうだ。持ち運びに便利な折りたたみ機構も備えている。
DJヘッドホン「beats pro」の新色となるレッドモデル“beats pro red black”も目玉だ。人気ラッパーLil Wayne(リル・ウェイン)のシグネチャーモデルとなる。かなり光沢のあるレッドなので、クラブやストリートで目立ちたいという方は要注目だ。予想実売価格は39,800円前後。
■MONSTERはDNAの新色が目玉
MONSTERは、ヘッドホン「DNA」の新色2カラーを5月中旬に追加すると発表した。新色はホワイトタキシードとレッドブラックで、会場にはレッドブラックを展示していた。
MONSTERでは、カナル型イヤホン「DNA」も発売する。価格はオープンだが10,800円前後での販売が予想される。DNAのオーバーヘッドモデルと同様、ピラミッドを象った外観が特徴で、小型化も同時に実現している。
■光城精工、革製のポタアンケースを発表
光城精工は、その重さでも話題となっている真鍮製のポータブルヘッドホンアンプ「KM01-BRASS」(59,950円)(関連ニュース)を出展。今回は、本機にマッチするオイルドレザーケース「KM01-OP3」を5月29日に発売することがアナウンスされた。価格は10,500円。津軽の革職人が一点一点手作りしたもので、編み上げ構造となっているため、レースを緩めることでマチを広げることができる。
■STAX「SR-009」は供給が追いつかない人気ぶり
STAXはコンデンサー型ヘッドホンを多数並べ、自由に試聴することが可能となっている。中でも注目なのは最上位機の「SR-009」(関連ニュース)。2011年に発売したモデルだが非常に売れ行きが良く、現在は納品まで2〜3ヶ月待ちとなっているという。「これだけ人気が出るとは想定外だった。とにかく生産が追いつかない」と同社スタッフは語る。
そのほか、カナル型タイプのイヤースピーカー「SRS-002」(関連ニュース)も非常に売れ行きが好調で、2〜3週間待ちという状況とのこと。イヤホン部「SR-002」とヘッドホンアンプ「SRM-002」のセットモデルで、価格は47,250円(税込)となる。
■claearaudioからヘッドホンアンプ付きフォノアンプ
ヨシノトレーディングは、claearaudioのヘッドホンアンプ内蔵フォノアンプ「Nano Phono H」を出展した。価格は48,000円。小型の筐体にフォノアンプとヘッドホンアンプを備え、ターンテーブルとヘッドホンと組み合わせることで、シンプルかつ小型なアナログ試聴システムが構築できる。同ブランドのターンテーブル「Concept」とのセットモデルは228,000円。Concept(MMモデル)の単体価格は198,000円なので、セットで購入するとお買い得だ。
そのほか同社ブースには、EARのヘッドホンアンプ「HP4」(689,000円)など、おなじみのモデルも展示されていた。
■ACOUSTIC REVIVEはヘッドホンリケーブルを出展
ACOUSTIC REVIVEは、ヘッドホンリケーブルのラインナップを展示。「RHC-2.5SH-SF」はSHUREのSRH940、SRH840、SRH440、SRH750DJに対応したモデル。長さは2.5mで、価格は23,480円(税込)。50cmあたり5,250円、100cmあたり10,500円での特注も可能だ。
■オルトフォンはポタアン「MHd-Q7」を積極展示
オルトフォンジャパンは、Hd-Q7のデザインや音質をコンパクトにまとめ上げたポータブルヘッドホンアンプ「MHd-Q7」をメインに出展している。価格は37,590円(税込)。まず目を引くのはそのデザインで、高品位な無垢アルミ削り出し筐体を採用。タテ置きも可能となっているほか、ボリュームノブもアルミ削り出しだ。ディスクリート回路を内蔵し、ポータブルでありながら本格的なハイファイサウンドが楽しめる、と同社では説明している。
■ポーカロ・ラインはROTELのヒットモデルに注目
ポーカロ・ラインがメインに出展しているのは、ROTELのUSB-DAC「RDD-06」(関連ニュース)だ。BluetoothやUSBメモリ再生にも対応した多機能モデルで、同軸デジタル、光デジタル端子も備えている。音質や機能性が非常に好評で、発売から1年以上経つが、販売は非常に堅調に推移しているという。
■フューレンはNU FORCEのアンプ/DACを積極展示
フューレンコーディネートは、NU FORCEのコンパクトなオーディオシステムをメインに出展。シンプルなデザインで、インターフェースも割り切った仕様としていることが特徴だ。ヘッドホン「HP-800」やイヤホン「NE-700X+」の販売も好調という。
■SHURE「SE846」に高い注目
8階で最も賑わいを見せているのは、5月9日に発表されたばかりのSHURE新ハイエンドイヤホン「SE846」(関連ニュース)だ。展示機の数に限りがあるため、整理券を配布しての試聴となっていた。開場と同時に、我先にと整理券のゲットに駆け込む方々の姿もあり、注目度の高さを見せつけていた。
SE846はクアッドドライバーを搭載した超弩級イヤホンで、想定売価は12万円前後。ローパスフィルターをメカニカルに実装したこと、ノズルチューブを変えることで音色の変化を楽しめることなども特徴だ。発売は7月中旬を予定している。
そのほかSHUREブースでは、SE215やSE535LTDなどのイヤホン、SRH1840やSRH1440などのヘッドホンといった、おなじみのモデルも並んでいる。
■フルテックはADLのヘッドホン/ヘッドホンアンプに注目
フルテックは、同社初となADLブランドのダイナミック型・密閉型ヘッドホン「ADL-H118」をメインに出展。価格は23,100円(税込)。トライアングル形状のイヤーカップ「Alpha トリフォーム・イヤーカップ」により、耳をすっぽりと包み込むフィット感が得られることが特徴。ドライバーは40mmで、特殊高性能マグネットを搭載している。
コードは着脱式で、フルテックの非磁性ロジウムメッキ仕様の「α mini XLR」を採用している。
ADLブランドのもう一つの目玉は、192kHz/24ビット対応のUSB-DAC搭載ヘッドホンアンプ「X1」だ。価格は41,790円で、5月末には発売したい、とのこと。
非常に多機能なモデルで、USB mini B端子でPCと接続した場合には、192kHz/24bitまでのUSB入力に対応。DACチップにはESS製「ES9023」を採用する。さらにUSB A端子はアップル製のiOSデバイスとのデジタル接続が可能で、30pin dockケーブルおよびLightningケーブルの両方の接続に対応する。この場合は48kHz/16bitでの伝送となる。
またヘッドホン出力と兼用となる3.5mm端子から、光デジタル出力を行うことも可能。こちらは192kHz/24bitまでの出力に対応する。なおヘッドホン出力は4極ミニプラグで、マイク付き/リモコン付きイヤホンが使用可能。ヘッドホンのインピーダンスは12〜600Ωまで対応できる。
■USB-DAC/アンプ内蔵ヘッドホンがラトックから登場
ラトックシステムは、USBで直接PCと接続する、バランス駆動型のアンプ内蔵ヘッドホン「REX-UHPB1」を初披露した。6月下旬発売予定で、価格は1万円弱を想定しているという。
ヘッドホンアンプ部は、TI製のIC「TPA6111」をL/Rに1つずつ使用するデュアルモノラル構成を採用。アンプ部を左右独立としたことで、クロストーク特性や分離感、表現力を最大限に高められたという。なおDAC部の仕様は同社の「REX-A1648HA1」とほぼ同様で、最高で48kHz/16ビットまでの音源に対応。ハイレゾ音源の再生は行えない。ドライバーユニットは53mm径で、国産高級メーカーのものを使用しているという。
ラトックシステムのもう一つの注目モデルは、バランス駆動型のポータブルヘッドホンアンプ「REX-KEB01」だ。こちらも6月下旬発売予定で、価格は19,950円(税込)。オヤイデ製のオーディオケーブルを同梱している。ゼンハイザーの「HD-25-1」専用ケーブルを追加したセットモデル「REX-KEB01C2」も発売される見込みで、価格は25,200円(税込)。
■beatsは新モデル「executive」を出展
beatsからは、同ブランド初のノイズキャンセリング機能搭載ヘッドホン「beats executive」(関連ニュース)が出展された。4月下旬に発売されたばかりのモデルで、想定売価は29,800円前後。ボディには高級感あるアルミニウムを採用し、イヤーパッドは装着性のよいレザー製。全体的にアダルトな雰囲気で、ビジネスマンも活用できそうだ。持ち運びに便利な折りたたみ機構も備えている。
DJヘッドホン「beats pro」の新色となるレッドモデル“beats pro red black”も目玉だ。人気ラッパーLil Wayne(リル・ウェイン)のシグネチャーモデルとなる。かなり光沢のあるレッドなので、クラブやストリートで目立ちたいという方は要注目だ。予想実売価格は39,800円前後。
■MONSTERはDNAの新色が目玉
MONSTERは、ヘッドホン「DNA」の新色2カラーを5月中旬に追加すると発表した。新色はホワイトタキシードとレッドブラックで、会場にはレッドブラックを展示していた。
MONSTERでは、カナル型イヤホン「DNA」も発売する。価格はオープンだが10,800円前後での販売が予想される。DNAのオーバーヘッドモデルと同様、ピラミッドを象った外観が特徴で、小型化も同時に実現している。
■光城精工、革製のポタアンケースを発表
光城精工は、その重さでも話題となっている真鍮製のポータブルヘッドホンアンプ「KM01-BRASS」(59,950円)(関連ニュース)を出展。今回は、本機にマッチするオイルドレザーケース「KM01-OP3」を5月29日に発売することがアナウンスされた。価格は10,500円。津軽の革職人が一点一点手作りしたもので、編み上げ構造となっているため、レースを緩めることでマチを広げることができる。
■STAX「SR-009」は供給が追いつかない人気ぶり
STAXはコンデンサー型ヘッドホンを多数並べ、自由に試聴することが可能となっている。中でも注目なのは最上位機の「SR-009」(関連ニュース)。2011年に発売したモデルだが非常に売れ行きが良く、現在は納品まで2〜3ヶ月待ちとなっているという。「これだけ人気が出るとは想定外だった。とにかく生産が追いつかない」と同社スタッフは語る。
そのほか、カナル型タイプのイヤースピーカー「SRS-002」(関連ニュース)も非常に売れ行きが好調で、2〜3週間待ちという状況とのこと。イヤホン部「SR-002」とヘッドホンアンプ「SRM-002」のセットモデルで、価格は47,250円(税込)となる。
■claearaudioからヘッドホンアンプ付きフォノアンプ
ヨシノトレーディングは、claearaudioのヘッドホンアンプ内蔵フォノアンプ「Nano Phono H」を出展した。価格は48,000円。小型の筐体にフォノアンプとヘッドホンアンプを備え、ターンテーブルとヘッドホンと組み合わせることで、シンプルかつ小型なアナログ試聴システムが構築できる。同ブランドのターンテーブル「Concept」とのセットモデルは228,000円。Concept(MMモデル)の単体価格は198,000円なので、セットで購入するとお買い得だ。
そのほか同社ブースには、EARのヘッドホンアンプ「HP4」(689,000円)など、おなじみのモデルも展示されていた。
■ACOUSTIC REVIVEはヘッドホンリケーブルを出展
ACOUSTIC REVIVEは、ヘッドホンリケーブルのラインナップを展示。「RHC-2.5SH-SF」はSHUREのSRH940、SRH840、SRH440、SRH750DJに対応したモデル。長さは2.5mで、価格は23,480円(税込)。50cmあたり5,250円、100cmあたり10,500円での特注も可能だ。
■オルトフォンはポタアン「MHd-Q7」を積極展示
オルトフォンジャパンは、Hd-Q7のデザインや音質をコンパクトにまとめ上げたポータブルヘッドホンアンプ「MHd-Q7」をメインに出展している。価格は37,590円(税込)。まず目を引くのはそのデザインで、高品位な無垢アルミ削り出し筐体を採用。タテ置きも可能となっているほか、ボリュームノブもアルミ削り出しだ。ディスクリート回路を内蔵し、ポータブルでありながら本格的なハイファイサウンドが楽しめる、と同社では説明している。
■ポーカロ・ラインはROTELのヒットモデルに注目
ポーカロ・ラインがメインに出展しているのは、ROTELのUSB-DAC「RDD-06」(関連ニュース)だ。BluetoothやUSBメモリ再生にも対応した多機能モデルで、同軸デジタル、光デジタル端子も備えている。音質や機能性が非常に好評で、発売から1年以上経つが、販売は非常に堅調に推移しているという。
■フューレンはNU FORCEのアンプ/DACを積極展示
フューレンコーディネートは、NU FORCEのコンパクトなオーディオシステムをメインに出展。シンプルなデザインで、インターフェースも割り切った仕様としていることが特徴だ。ヘッドホン「HP-800」やイヤホン「NE-700X+」の販売も好調という。