「真のハイレゾ」提供、音楽配信レーベル「RME Premium Recordings」設立

（株）シンタックスジャパンは、音楽配信レーベル「RME Premium Recordings」を11月1日に設立。同日からe-Onkyo musicを皮切りにコンテンツ提供を開始する。

録音や制作にはRMEの機材を使用し、「録音段階から96kHz/24ビットの、真のハイレゾコンテンツを提供する」という。

同社は、レーベル設立に至った背景として、RMEのMADIなどによりライブレコーディングに必要なコストが下がったものの、パッケージソフトを作るには商業ベースに乗せることが難しいため、日の目をみることがない名演奏や名録音があったと説明。こういった状況を改善するため、レーベルの設立に踏み切った。

レーベルでは、演奏の収録だけでなく、会場の雰囲気までも録り込んだ作品を厳選。また余分な加工をせず、取れたてのハイレゾ作品を“産地直送”のように届けるとしている。さらにマイクロフォン・セッティングや録音機材リストなどの情報も公開し、制作側の視点もユーザーと共有するという。

第一弾リリース作品は「飛騨高山ヴィルトーゾオーケストラ コンサート2013」で、96kHz/24ビットのFLACで販売する。

■RMEのサウンドチェックCD/DVDのプレゼントキャンペーンも

なお同社では、RMEの全製品を対象とし、オーディオシステムのサウンドチェックやエイジングに適した、非売品のRME Sound check and Setup CD/DVD-ROMを無料でプレゼントするキャンペーンも実施する。期間は11月1日（金）～ 12月31日。ディスクは世界各国で録音した音源が中心で、オーディオCDに加え、96kHz/192kHzのステレオ/サラウンド音源も収録されている。