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公開日 2014/02/12 18:30
パイオニア、'13年度3Qは営業利益黒字化達成 − 売上高も前年同期比120%に
パイオニアは、2013年度第3四半期連結業績決算を発表した。売上高は1,263億円(前年同期比120.8%)、営業利益は28億円と、前年から45億円の良化を実現した。
また4月からの9ヶ月通期連結業績は、売上高3,626億円(前年同期比110.2%)、営業利益33億円(同240.5%)と昨年を上回った。また当期純損失は67億円と、昨年の98億円から改善した。
3Qは、円安の効果に加え、カーエレクトロニクスはOEM/市販ともに増加し、計画を上回る営業利益を達成。また営業損益は、為替の影響等により販売費や一般管理費は増加したものの、売上高が増加したこと、構造改革効果、コストダウンによる原価率の良化などにより、損失だった前年から一転して28億円の黒字化を実現した。
■カーエレクトロニクス − カーナビ/カーオーディオが好調
第3四半期のカーエレクトロニクス分野は、売上高862億円(前年同期比126%)、営業利益27億円。カーオーディオ/カーナビゲーションシステムが、OEM/市販ともに好調となった。カーナビは主にOEMが国内や中南米を中心に増加。カーオーディオはOEMが国内や中国、北米で増加。市販向けも主に中南米や北米で増加した。
■ホームエレクトロニクス − DJ機器等が売上げ増加
ホームエレクトロニクス分野は、売上高294億円(前年同期比118%)、営業利益4億円。光ディスクドライブ関連製品は減少したものの、円安効果もあり、主にDJ機器やCATV関連機器の売上げが増加した。利益率が高いDJ機器等の売上げが増加したこと、構造改革効果による販売費および一般管理費の減少により、約17億円の損失だった前年同期から、4億円の黒字を達成した。
■2013年度通期業績予想 − 内訳修正するも据え置き
第4四半期は売上高1,424億円、営業利益67億円を見込む。3月からの日本国内の消費税増税前の駆け込み需要増加が予想されるほか、新興国市場を中心としたカーエレクトロニクスの売上げ拡大や、DJ機器の新製品導入、構造改革効果による固定費の削減などを実施するため。
また、2013年度の通期連結業績予想についても説明。既に発表されているものから変更なく、売上高5,050億円、営業利益100億円、純利益5億円を見込む。ただし内訳はやや修正し、国内売上げ322億円(前回予想は333億円)、海外売上げ768億円(同757億円)とした。
■小谷社長「通期計画を確実に達成できるよう取り組む」
パイオニアは本日業績説明会を開催。同社の小谷進社長らが出席した。以下、説明会で執り行われた質疑応答の主な内容を掲載する。
Q. 3Qの実績は、全体的には計画を上回る結果になったとのことだが、セグメント別での計画達成率はどうだったのか。
A. 3Qは売上高1,263億円だっがた、カーエレクトロニクスはほぼ計画どおり。ホームエレクトロニクスは、若干計画を下回った。また利益については、カーエレクトロニクスは計画より30%超増益。ホームは計画比で減益となった。しかし全体としては28億円の営業利益を達成している。
Q. カーナビの状況について。収益改善の進捗は?
A. 前回の業績説明会で、国内市販市場の環境が変わりつつあること、しかも一過性のものではなく構造的なものだとお話しした。OEM事業のなかでディーラーオプションビジネスが大きく伸びている。市販市場はDOPの方に移りつつある。一昨年から市販市場は年率15%くらいで急速減少。販売台数は増えているが、利益性が低い。それが回復基調になるだろうと見ていたが予想が外れ、1Qは市販カーエレ分野で赤字を出してしまった。しかし2Qで下げ止まり感が出てきて、3Qではようやく水面上に出て、前年比で少しプラスになった。4Qもこの傾向が続いていくと射ている。
また、消費税増税前の駆け込み需要が1月くらいからかなり出始めている。そういうこともあり、4Qは前年を上回るくらいの実績を達成できるのではとみている。ただしおそらく来期1Qに駆け込み需要の反動が来るはず。しかし、車の売れ行きの好調さなどに支えられて、多少の山谷はありつつも市販マーケットの回復は続いていくとみている。
Q. 来期の収益改善見通しを詳しく教えて欲しい。
A. 構造改革は計画通り進んでいる。来期も、カーエレクトロニクスの開発資本抜本的見直しを行う予定。これにより2015年度後半あたりから効果が出てくるとみている。また、その他の事業についても中味の見直しを始めている。採算性やシナジー効果、今後の見通しを含めて整理などを巣サム手射る。これは来期効果が出るだろう。
国内はOEM事業が来期の伸びのカギ。収益面では、ドコモと協業している情報サービスが来期の収益改善に影響を与えてくれると見込んでいる。またホームエレクトロニクスではDJ事業が重要だと考えている。
また4月からの9ヶ月通期連結業績は、売上高3,626億円(前年同期比110.2%)、営業利益33億円(同240.5%)と昨年を上回った。また当期純損失は67億円と、昨年の98億円から改善した。
3Qは、円安の効果に加え、カーエレクトロニクスはOEM/市販ともに増加し、計画を上回る営業利益を達成。また営業損益は、為替の影響等により販売費や一般管理費は増加したものの、売上高が増加したこと、構造改革効果、コストダウンによる原価率の良化などにより、損失だった前年から一転して28億円の黒字化を実現した。
■カーエレクトロニクス − カーナビ/カーオーディオが好調
第3四半期のカーエレクトロニクス分野は、売上高862億円(前年同期比126%)、営業利益27億円。カーオーディオ/カーナビゲーションシステムが、OEM/市販ともに好調となった。カーナビは主にOEMが国内や中南米を中心に増加。カーオーディオはOEMが国内や中国、北米で増加。市販向けも主に中南米や北米で増加した。
■ホームエレクトロニクス − DJ機器等が売上げ増加
ホームエレクトロニクス分野は、売上高294億円(前年同期比118%)、営業利益4億円。光ディスクドライブ関連製品は減少したものの、円安効果もあり、主にDJ機器やCATV関連機器の売上げが増加した。利益率が高いDJ機器等の売上げが増加したこと、構造改革効果による販売費および一般管理費の減少により、約17億円の損失だった前年同期から、4億円の黒字を達成した。
■2013年度通期業績予想 − 内訳修正するも据え置き
第4四半期は売上高1,424億円、営業利益67億円を見込む。3月からの日本国内の消費税増税前の駆け込み需要増加が予想されるほか、新興国市場を中心としたカーエレクトロニクスの売上げ拡大や、DJ機器の新製品導入、構造改革効果による固定費の削減などを実施するため。
また、2013年度の通期連結業績予想についても説明。既に発表されているものから変更なく、売上高5,050億円、営業利益100億円、純利益5億円を見込む。ただし内訳はやや修正し、国内売上げ322億円(前回予想は333億円)、海外売上げ768億円(同757億円)とした。
■小谷社長「通期計画を確実に達成できるよう取り組む」
パイオニアは本日業績説明会を開催。同社の小谷進社長らが出席した。以下、説明会で執り行われた質疑応答の主な内容を掲載する。
Q. 3Qの実績は、全体的には計画を上回る結果になったとのことだが、セグメント別での計画達成率はどうだったのか。
A. 3Qは売上高1,263億円だっがた、カーエレクトロニクスはほぼ計画どおり。ホームエレクトロニクスは、若干計画を下回った。また利益については、カーエレクトロニクスは計画より30%超増益。ホームは計画比で減益となった。しかし全体としては28億円の営業利益を達成している。
Q. カーナビの状況について。収益改善の進捗は?
A. 前回の業績説明会で、国内市販市場の環境が変わりつつあること、しかも一過性のものではなく構造的なものだとお話しした。OEM事業のなかでディーラーオプションビジネスが大きく伸びている。市販市場はDOPの方に移りつつある。一昨年から市販市場は年率15%くらいで急速減少。販売台数は増えているが、利益性が低い。それが回復基調になるだろうと見ていたが予想が外れ、1Qは市販カーエレ分野で赤字を出してしまった。しかし2Qで下げ止まり感が出てきて、3Qではようやく水面上に出て、前年比で少しプラスになった。4Qもこの傾向が続いていくと射ている。
また、消費税増税前の駆け込み需要が1月くらいからかなり出始めている。そういうこともあり、4Qは前年を上回るくらいの実績を達成できるのではとみている。ただしおそらく来期1Qに駆け込み需要の反動が来るはず。しかし、車の売れ行きの好調さなどに支えられて、多少の山谷はありつつも市販マーケットの回復は続いていくとみている。
Q. 来期の収益改善見通しを詳しく教えて欲しい。
A. 構造改革は計画通り進んでいる。来期も、カーエレクトロニクスの開発資本抜本的見直しを行う予定。これにより2015年度後半あたりから効果が出てくるとみている。また、その他の事業についても中味の見直しを始めている。採算性やシナジー効果、今後の見通しを含めて整理などを巣サム手射る。これは来期効果が出るだろう。
国内はOEM事業が来期の伸びのカギ。収益面では、ドコモと協業している情報サービスが来期の収益改善に影響を与えてくれると見込んでいる。またホームエレクトロニクスではDJ事業が重要だと考えている。