HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース
公開日 2014/05/01 18:26
キヤノン、4:4:4サポートや色深度向上「HEVCレンジ拡張」国際標準化に貢献
4月4日に正式承認された新規格
キヤノンは、HEVC標準化の共同チーム「Joint Collaborative Teamon Video Coding」が4月4日に完了した「映像符号化国際標準HEVCの新規拡張規格」(以下、HEVCレンジ拡張)の標準化に、自社の技術力を生かして貢献したと発表した。
標準化団体であるISO、IECならびにITUは、2010年にHEVC標準化の共同チームJCT-VCを設立。4K・8K映像を効率的に伝送・蓄積するため情報量を圧縮する規格「HEVC」の標準化を2013年1月に完了した。その後「HEVCレンジ拡張」の標準化が進められ、2014年4月4日に、ISOおよびIECの下部組織であるMPEGにより「ISO/IEC23008-2HighEfficiencyVideoCoding第2版最終国際規格案」として正式に承認された。
「HEVCレンジ拡張」とは、映像撮影機器のハイエンドユーザーや映像制作現場に求められる高品質な映像の符号化(データ量の圧縮)を実現するために、10ビットを超える色深度や、4:2:2/4:4:4のカラーフォーマットをサポートする規格となる。
キヤノンは、従来の「HEVC」では4:2:0のカラーフォーマットであった技術を拡張し、「HEVCレンジ拡張」における4:2:2/4:4:4のカラーフォーマットを実現させるため、拡張部分での圧縮率のさらなる向上と、技術の実現しやすさを両立した複数の新技術を開発・提案。その一部が最終的な「HEVCレンジ拡張」に採用されたという。
さらに、これまでの同社の活動が認められ、「HEVCレンジ拡張」標準化において、検討グループの議長などを務めたとのこと。また、キヤノンの研究開発者が「ISO/IEC 23008-2 High Efficiency Video Coding第2版」の標準規格書の編集の取りまとめを行う「エディタ」の一人としても選出され、標準規格書の完成度向上にも貢献したとのことだ。
標準化団体であるISO、IECならびにITUは、2010年にHEVC標準化の共同チームJCT-VCを設立。4K・8K映像を効率的に伝送・蓄積するため情報量を圧縮する規格「HEVC」の標準化を2013年1月に完了した。その後「HEVCレンジ拡張」の標準化が進められ、2014年4月4日に、ISOおよびIECの下部組織であるMPEGにより「ISO/IEC23008-2HighEfficiencyVideoCoding第2版最終国際規格案」として正式に承認された。
「HEVCレンジ拡張」とは、映像撮影機器のハイエンドユーザーや映像制作現場に求められる高品質な映像の符号化(データ量の圧縮)を実現するために、10ビットを超える色深度や、4:2:2/4:4:4のカラーフォーマットをサポートする規格となる。
キヤノンは、従来の「HEVC」では4:2:0のカラーフォーマットであった技術を拡張し、「HEVCレンジ拡張」における4:2:2/4:4:4のカラーフォーマットを実現させるため、拡張部分での圧縮率のさらなる向上と、技術の実現しやすさを両立した複数の新技術を開発・提案。その一部が最終的な「HEVCレンジ拡張」に採用されたという。
さらに、これまでの同社の活動が認められ、「HEVCレンジ拡張」標準化において、検討グループの議長などを務めたとのこと。また、キヤノンの研究開発者が「ISO/IEC 23008-2 High Efficiency Video Coding第2版」の標準規格書の編集の取りまとめを行う「エディタ」の一人としても選出され、標準規格書の完成度向上にも貢献したとのことだ。