HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース
公開日 2014/12/20 18:39
<ポタフェス>ラディウスのAndroidスマホ用ポタアン「RK-LCH」を聴く/ゼンハイザーの新製品が勢揃い
ポタフェス2014の会場2階に出展するラディウスは、イベント開催直後の12月22日から発売するAndroidスマホ向けDAC内蔵ヘッドホンアンプ「RK-LCH61」などを出展した。
■ハイレゾAndroidスマホとの組み合わせに最適な「RK-LCH61」
本機はXperiaやGALAXYなど、USBからのハイレゾオーディオ出力に対応するAndroidスマートフォンに直結して使えるDAC内蔵ポタアンだ。最大で96kHz/24bitまでのハイレゾ音源をサポート。バスパワー給電にも対応しているので、コンパクトに持ち歩けるAndroidスマホ用ポタアンとして非常に使い勝手が良いのが特長だ。
本体は約17gと非常に軽量。今どきマッチを使う人も少ないかもしれないが、大きさはおよそマッチ箱ほどだ。アンプ側のケーブルは本体固定式で、交換することはできない。ヘッドホン端子の形状は3.5mmステレオミニ。
内蔵するDACチップはウォルフソンの「WM8740」。ワイドな音の広がりやディティールをしっかりと描き込む臨場感豊かな音が体験できた。同社からはiOS機器用のDAC内蔵ヘッドホンアンプ「AL-LCH21」が先行して発売されているが、デザインは新製品の「RK-LCH61」がより洗練されているように感じられた。
ラディウスからはポタフェス開催前の19日より、Android向けのハイレゾ対応アプリ「Ne PLAYER」もリリースされたばかりだ。「ハイレゾの視覚化」をテーマに掲げる当アプリでは、楽曲再生中のフォーマットやサンプリング周波数などの見やすい表示に気を配ったり、保存した楽曲をフォーマットやサンプリング周波数の情報から検索することもできる便利さが追求されている。RK-LCH61をUSB接続すると、画面上に機器の名前が表示されるのも気が効いている。
他にもラディウスのブースには重低音再生を重視したカナル型イヤホンの試作機も展示されていた。外観等が最終段階の試作機ではないため、今回のイベントでは写真の撮影ができなかったが、コンパクトでスタイリッシュなデザインに仕上がっていた。同社イヤホンのミドルレンジのラインナップに加わってくるモデルになるようだ。
■ゼンハイザーはURBANITEやMomentum In-Earなど新製品を出展
ゼンハイザーのブースには都市生活者の音楽ライフを華やかに彩る、サウンドとデザインの両方を洗練させたヘッドホン「URBANITE」シリーズが登場した。
オンイヤータイプの「URBANITE」に、アラウンドイヤータイプの「URBANITE XL」はそれぞれに5色のカラバリが揃う。メタルとファブリックによる素材のコンビネーションも特徴的なヘッドホンだ。
モメンタムシリーズにとって初めてのイヤホンとなる「Momentum In-Ear」にも注目だ。優れた装着感や深いレッドのカラーリングなどぜひ実機を確かめてみて欲しい。CXシリーズのニューフェイスも全て試聴ができる。
■SHUREやB&O PLAYの新製品も勢揃い
ゼンハイザーのほかにも、SHUREやB&O PLAY、MONSTERなど完実電気が取り扱うブランドの新製品も勢揃いした。SHUREはポータブルヘッドホン「SRH145」「SRH144」「SRH145m+」が発売されたばかり。来場者の注目もひときわ高かった。
B&O PLAYからはオンイヤーヘッドホン「BeoPlay H2」のグリーンが16日に発売されたばかりだが、これでブルーとシルバーを加えた3色展開となった。会場では上位モデルの「H6」との聴き比べも体験できた。「H6」は筆者が今年聴いたヘッドホンの中でも特に気になっているモデルだが、ミッドレンジを中心とした音の一体感や低域のクリアさはH2にもしっかりと継承されているようだ。中高域の滑らかなつながり方や解像感も申し分が無かった。装着感についても、オンイヤーながら柔らかいイヤーパッドが長時間リスニングの負担を和らげてくれそうだ。
MONSTERのクリスタルなヘッドホン「DIAMONDZ」には新色のパープルが登場。元々大胆なデザインのヘッドホンにいっそう個性的なカラーバリエーションが加わった。音もロックやポップス系の音楽が快適に楽しめそうなタイトな低域と、ボーカルの持ち味をストレートに表現するクリアな中域が魅力的だ。
SOL REPUBLICの新製品はBluetooth対応のワイヤレスヘッドホン「TRACKS Air」。独自の「A2サウンドエンジン」によるクリアなワイヤレスサウンドを実現していることを特徴とするヘッドホンだが、確かに中高域の透明感は印象に残った。低域はイメージしていたよりもクリアでシャープだ。aptXやAACの高音質コーデックもサポートしている。
Aurisonicsからは11月に発売されたBAとダイナミックのハイブリッドドライバーを搭載する「ASG2.5-RED」など、国内初登場の製品が揃う。アメリカ生まれのブランドから登場したイヤホンの音づくりは、マスタリングエンジニアのDale Lott氏が担当。音楽性の豊かなサウンドに仕上がっている。
ETYMOTIC RESEARCHからは約5年ぶりの新製品としても話題の「MK5-GRAY」が展示されているほか、現行ラインナップが一斉に試聴できる。
■ヤマハ、ファイナルオーディオのラインナップもチェックできる
ヤマハでは独自の“2Wayイヤーサポーター”による2種類の装着スタイルが選べるイヤホン「EPH-52/32/22/S01」の4シリーズが試聴できる。カラフルなルックスに、ヤマハの“音叉”をあしらったブランドロゴが大胆に配置されている。
隣接するfinal audio designのブースには「MIM(メタル・インジェクション・モールディング)」によりハウジングの筐体を成形した、発売されたばかりのBA型イヤホン「Heaven VIII」、「Heaven VII」が試聴できた。いずれも高域のクリアさと見晴らしの良いサウンドイメージを特徴としている。
韓国のCalyxはハイレゾ対応のポータブルオーディオプレーヤー「Calyx M」を出展。DSDは5.6MHz/2.8MHzの両方をサポート。USB-DAC機能も備え、PCオーディオでも活用できる。フルサイズとmicroの2種類のSDカードスロットを一つの筐体に備えている。
■ハイレゾAndroidスマホとの組み合わせに最適な「RK-LCH61」
本機はXperiaやGALAXYなど、USBからのハイレゾオーディオ出力に対応するAndroidスマートフォンに直結して使えるDAC内蔵ポタアンだ。最大で96kHz/24bitまでのハイレゾ音源をサポート。バスパワー給電にも対応しているので、コンパクトに持ち歩けるAndroidスマホ用ポタアンとして非常に使い勝手が良いのが特長だ。
本体は約17gと非常に軽量。今どきマッチを使う人も少ないかもしれないが、大きさはおよそマッチ箱ほどだ。アンプ側のケーブルは本体固定式で、交換することはできない。ヘッドホン端子の形状は3.5mmステレオミニ。
内蔵するDACチップはウォルフソンの「WM8740」。ワイドな音の広がりやディティールをしっかりと描き込む臨場感豊かな音が体験できた。同社からはiOS機器用のDAC内蔵ヘッドホンアンプ「AL-LCH21」が先行して発売されているが、デザインは新製品の「RK-LCH61」がより洗練されているように感じられた。
ラディウスからはポタフェス開催前の19日より、Android向けのハイレゾ対応アプリ「Ne PLAYER」もリリースされたばかりだ。「ハイレゾの視覚化」をテーマに掲げる当アプリでは、楽曲再生中のフォーマットやサンプリング周波数などの見やすい表示に気を配ったり、保存した楽曲をフォーマットやサンプリング周波数の情報から検索することもできる便利さが追求されている。RK-LCH61をUSB接続すると、画面上に機器の名前が表示されるのも気が効いている。
他にもラディウスのブースには重低音再生を重視したカナル型イヤホンの試作機も展示されていた。外観等が最終段階の試作機ではないため、今回のイベントでは写真の撮影ができなかったが、コンパクトでスタイリッシュなデザインに仕上がっていた。同社イヤホンのミドルレンジのラインナップに加わってくるモデルになるようだ。
■ゼンハイザーはURBANITEやMomentum In-Earなど新製品を出展
ゼンハイザーのブースには都市生活者の音楽ライフを華やかに彩る、サウンドとデザインの両方を洗練させたヘッドホン「URBANITE」シリーズが登場した。
オンイヤータイプの「URBANITE」に、アラウンドイヤータイプの「URBANITE XL」はそれぞれに5色のカラバリが揃う。メタルとファブリックによる素材のコンビネーションも特徴的なヘッドホンだ。
モメンタムシリーズにとって初めてのイヤホンとなる「Momentum In-Ear」にも注目だ。優れた装着感や深いレッドのカラーリングなどぜひ実機を確かめてみて欲しい。CXシリーズのニューフェイスも全て試聴ができる。
■SHUREやB&O PLAYの新製品も勢揃い
ゼンハイザーのほかにも、SHUREやB&O PLAY、MONSTERなど完実電気が取り扱うブランドの新製品も勢揃いした。SHUREはポータブルヘッドホン「SRH145」「SRH144」「SRH145m+」が発売されたばかり。来場者の注目もひときわ高かった。
B&O PLAYからはオンイヤーヘッドホン「BeoPlay H2」のグリーンが16日に発売されたばかりだが、これでブルーとシルバーを加えた3色展開となった。会場では上位モデルの「H6」との聴き比べも体験できた。「H6」は筆者が今年聴いたヘッドホンの中でも特に気になっているモデルだが、ミッドレンジを中心とした音の一体感や低域のクリアさはH2にもしっかりと継承されているようだ。中高域の滑らかなつながり方や解像感も申し分が無かった。装着感についても、オンイヤーながら柔らかいイヤーパッドが長時間リスニングの負担を和らげてくれそうだ。
MONSTERのクリスタルなヘッドホン「DIAMONDZ」には新色のパープルが登場。元々大胆なデザインのヘッドホンにいっそう個性的なカラーバリエーションが加わった。音もロックやポップス系の音楽が快適に楽しめそうなタイトな低域と、ボーカルの持ち味をストレートに表現するクリアな中域が魅力的だ。
SOL REPUBLICの新製品はBluetooth対応のワイヤレスヘッドホン「TRACKS Air」。独自の「A2サウンドエンジン」によるクリアなワイヤレスサウンドを実現していることを特徴とするヘッドホンだが、確かに中高域の透明感は印象に残った。低域はイメージしていたよりもクリアでシャープだ。aptXやAACの高音質コーデックもサポートしている。
Aurisonicsからは11月に発売されたBAとダイナミックのハイブリッドドライバーを搭載する「ASG2.5-RED」など、国内初登場の製品が揃う。アメリカ生まれのブランドから登場したイヤホンの音づくりは、マスタリングエンジニアのDale Lott氏が担当。音楽性の豊かなサウンドに仕上がっている。
ETYMOTIC RESEARCHからは約5年ぶりの新製品としても話題の「MK5-GRAY」が展示されているほか、現行ラインナップが一斉に試聴できる。
■ヤマハ、ファイナルオーディオのラインナップもチェックできる
ヤマハでは独自の“2Wayイヤーサポーター”による2種類の装着スタイルが選べるイヤホン「EPH-52/32/22/S01」の4シリーズが試聴できる。カラフルなルックスに、ヤマハの“音叉”をあしらったブランドロゴが大胆に配置されている。
隣接するfinal audio designのブースには「MIM(メタル・インジェクション・モールディング)」によりハウジングの筐体を成形した、発売されたばかりのBA型イヤホン「Heaven VIII」、「Heaven VII」が試聴できた。いずれも高域のクリアさと見晴らしの良いサウンドイメージを特徴としている。
韓国のCalyxはハイレゾ対応のポータブルオーディオプレーヤー「Calyx M」を出展。DSDは5.6MHz/2.8MHzの両方をサポート。USB-DAC機能も備え、PCオーディオでも活用できる。フルサイズとmicroの2種類のSDカードスロットを一つの筐体に備えている。