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公開日 2015/01/29 13:08
ソニー、4K超単焦点プロジェクター“Life Space UX”日本導入 - 500万円で完全受注生産
壁に近接配置で4K映像を投写できる
ソニーは、壁に近接配置して4K映像を投写できる4K超単焦点プロジェクター“Life Space UX”「LSPX-W1S」の日本市場投入を発表。受注生産での販売となり、1月30日より受注を開始する。価格は500万円(税抜/下見・送料・基本設置料込)。
販売は銀座・ソニービルでの対面販売のみ。直販サイトや直営ショップ「ソニーストア」でも取り扱わない。ソニービルに常設設置する製品を事前体感しての対面商談の後、設置場所等の下見(標準で2回を想定)を経てからの受注となり、納期は最長90日。なお代金は全額前払い。無償保障期間は3年間と、通常製品よりも1年長く設定されている。実際に製品を体験してコンセプトを説明し、下見や設置・調整まですべてをフォローアップしたいという考えから、このような販売方法に限定したという。
なお、製品はソニービルのショールーム「3D」に常設展示し、購入希望者以外も体験可能。商談を希望する場合は電話による事前予約が必要。
「LSPX-W1S」は、ローボードのようなデザインが特徴的な4K超単焦点プロジェクター。2014年のInternational CESで発表され、国内でも体験イベントが開催されるなどしていたが(関連ニュース)、国内での販売が正式に発表された格好だ。
製品はプロジェクター本体、スピーカー、周辺機器などを収納するキャビネットという3つのパーツで構成。17cmという、製品を壁にほぼピッタリと近づけて設置した状態で最大147インチでの投影が可能。壁へ完全に寄せて設置した場合でも最大106インチで投影できる。壁際に設置することで投写映像に人の影が映り込むことがなく、生活動線を妨げないというメリットがある。
1.6倍の電動ズームレンズを備え、画面サイズは壁までの距離17cm設置時で92〜147インチ、距離0cm設置の場合66〜106インチで調整可能。好みのサイズを登録しておいてすぐに呼び出せるピクチャーボジション機能も備えており、コンテンツの内容によって画面サイズを使い分けるなどといったことができる。
なお製品のコンセプト上、壁面への直接投写を中心に想定しており、一般的に壁紙は90cm幅であることが多く貼り合わせ面でスジができてしまうため、塗り壁での使用を推奨しているという。もちろんスクリーンへの投写も可能で、こうした点を含めて受注前に下見を行うという。
プロジェクター部は、電源のオン/オフに連動して天面カバーが自動開閉。電源オフ時には天面がフルフラットになることでホコリの侵入を防ぐとともに、投写口の存在を消す。これに代表されるように、未使用時に住空間を邪魔しないデザインを意識したという。
撮像素子には0.74型の4K SXRDパネルを使用し、投写方式は3原色液晶シャッター方式。光源は青色レーザーダイオードを採用し、2,000ルーメンという高輝度も確保している。レーザー光源の採用によってピーク輝度まで約13秒という立ち上がりの早さを実現したことに加え、青色レーザーダイオードは経年劣化に強いため、約2万時間という長寿命も実現した。また、視聴シーンに応じて光量の最適化を自動で行うダイナミックコントロール機能も備え、明るく、高いコントラストによる力強い映像を提供するとしている。
入力端子にはHDMI入力を4系統装備。4K/60p入力に対応しているが、この場合の色信号は4:2:0/8ビットとなる。なお、キャビネット部に収納したBDレコーダーから本体背面を通してHDMI接続できるように設計されている。
機能面では4K X-Reality PROやトリルミナスディスプレイ、オートカラーキャリブレーション、モーションフローなどの高画質化技術を搭載する。またフルHD入力時は3Dに対応し、無線3Dトランスミッターも搭載。
音声機能は最大出力が40W+40W(8Ω時)で、周波数特性が40Hz〜20kHz。スピーカーユニットは130mmコーン型ウーファーと19mmドーム型トゥイーターによるパッシブ2ウェイシステムで、インピーダンスが8Ω。
製造工程にも非常に強いこだわりを投入したといい、光学部品のプリズム加工や4Kパネルとの位置調整は熟練スタッフが徹底的に品質をチェックするとのこと。また、プロジェクションユニットへのパーツ組み込みにおいても、超短焦点レンズはわずかなズレが画面の歪みやフォーカスに影響するため、ミクロンレベルの精度での調整を行うという。
そして外装のアルミパーツも、アルミの無垢材から1本ずつ作成。エアライン加工や特殊塗装、最終的な組み立てまで、すべて日本国内の工場において手作業で行う。
なお、“Life Space UX”は今回の「LSPX-W1S」に対する製品名ではなく、生活の一部としてエンターテインメントコンテンツを楽しめる環境・空間を創出するという新たなコンセプト全体の呼称。昨年9月にドイツで開催されたIFAでは、マグネットで壁面に取り付けてそのまま同一面の壁に投写が行えるワイヤレスモバイルプロジェクターや、食卓全体を大きなタッチスクリーンディスプレイとして使用できる「テーブルトップスクリーン」、天井の照明にプロジェクション機能を搭載するライト一体型プロジェクターなども出展されていた(関連ニュース)。
販売は銀座・ソニービルでの対面販売のみ。直販サイトや直営ショップ「ソニーストア」でも取り扱わない。ソニービルに常設設置する製品を事前体感しての対面商談の後、設置場所等の下見(標準で2回を想定)を経てからの受注となり、納期は最長90日。なお代金は全額前払い。無償保障期間は3年間と、通常製品よりも1年長く設定されている。実際に製品を体験してコンセプトを説明し、下見や設置・調整まですべてをフォローアップしたいという考えから、このような販売方法に限定したという。
なお、製品はソニービルのショールーム「3D」に常設展示し、購入希望者以外も体験可能。商談を希望する場合は電話による事前予約が必要。
「LSPX-W1S」は、ローボードのようなデザインが特徴的な4K超単焦点プロジェクター。2014年のInternational CESで発表され、国内でも体験イベントが開催されるなどしていたが(関連ニュース)、国内での販売が正式に発表された格好だ。
製品はプロジェクター本体、スピーカー、周辺機器などを収納するキャビネットという3つのパーツで構成。17cmという、製品を壁にほぼピッタリと近づけて設置した状態で最大147インチでの投影が可能。壁へ完全に寄せて設置した場合でも最大106インチで投影できる。壁際に設置することで投写映像に人の影が映り込むことがなく、生活動線を妨げないというメリットがある。
1.6倍の電動ズームレンズを備え、画面サイズは壁までの距離17cm設置時で92〜147インチ、距離0cm設置の場合66〜106インチで調整可能。好みのサイズを登録しておいてすぐに呼び出せるピクチャーボジション機能も備えており、コンテンツの内容によって画面サイズを使い分けるなどといったことができる。
なお製品のコンセプト上、壁面への直接投写を中心に想定しており、一般的に壁紙は90cm幅であることが多く貼り合わせ面でスジができてしまうため、塗り壁での使用を推奨しているという。もちろんスクリーンへの投写も可能で、こうした点を含めて受注前に下見を行うという。
プロジェクター部は、電源のオン/オフに連動して天面カバーが自動開閉。電源オフ時には天面がフルフラットになることでホコリの侵入を防ぐとともに、投写口の存在を消す。これに代表されるように、未使用時に住空間を邪魔しないデザインを意識したという。
撮像素子には0.74型の4K SXRDパネルを使用し、投写方式は3原色液晶シャッター方式。光源は青色レーザーダイオードを採用し、2,000ルーメンという高輝度も確保している。レーザー光源の採用によってピーク輝度まで約13秒という立ち上がりの早さを実現したことに加え、青色レーザーダイオードは経年劣化に強いため、約2万時間という長寿命も実現した。また、視聴シーンに応じて光量の最適化を自動で行うダイナミックコントロール機能も備え、明るく、高いコントラストによる力強い映像を提供するとしている。
入力端子にはHDMI入力を4系統装備。4K/60p入力に対応しているが、この場合の色信号は4:2:0/8ビットとなる。なお、キャビネット部に収納したBDレコーダーから本体背面を通してHDMI接続できるように設計されている。
機能面では4K X-Reality PROやトリルミナスディスプレイ、オートカラーキャリブレーション、モーションフローなどの高画質化技術を搭載する。またフルHD入力時は3Dに対応し、無線3Dトランスミッターも搭載。
音声機能は最大出力が40W+40W(8Ω時)で、周波数特性が40Hz〜20kHz。スピーカーユニットは130mmコーン型ウーファーと19mmドーム型トゥイーターによるパッシブ2ウェイシステムで、インピーダンスが8Ω。
製造工程にも非常に強いこだわりを投入したといい、光学部品のプリズム加工や4Kパネルとの位置調整は熟練スタッフが徹底的に品質をチェックするとのこと。また、プロジェクションユニットへのパーツ組み込みにおいても、超短焦点レンズはわずかなズレが画面の歪みやフォーカスに影響するため、ミクロンレベルの精度での調整を行うという。
そして外装のアルミパーツも、アルミの無垢材から1本ずつ作成。エアライン加工や特殊塗装、最終的な組み立てまで、すべて日本国内の工場において手作業で行う。
なお、“Life Space UX”は今回の「LSPX-W1S」に対する製品名ではなく、生活の一部としてエンターテインメントコンテンツを楽しめる環境・空間を創出するという新たなコンセプト全体の呼称。昨年9月にドイツで開催されたIFAでは、マグネットで壁面に取り付けてそのまま同一面の壁に投写が行えるワイヤレスモバイルプロジェクターや、食卓全体を大きなタッチスクリーンディスプレイとして使用できる「テーブルトップスクリーン」、天井の照明にプロジェクション機能を搭載するライト一体型プロジェクターなども出展されていた(関連ニュース)。
関連リンク
- ジャンルその他方式のプロジェクター
- ブランドSONY
- 型番LSPX-W1S
- 発売日2015年1月30日
- 価格¥5,000,000(税抜・下見・送料・基本設置料込)
【SPEC】●表示素子:SXRD 0.74型×3、有効画素数4,096×2,160画素 ●画面サイズ:66〜147インチ ●入出力端子:HDMI入力×4、スピーカー端子×2、USB、LAN、他 ●消費電力:520W(100V-120V) ●外形寸法:最大2,700W×265H×535Dmm(プロジェクションユニットのみ…1,100W×265H×535Dmm) ●質量:約113.9kg(プロジェクションユニットのみ…約51.5kg)