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公開日 2015/09/04 07:59
<IFA>ゼンハイザー、IFA前夜祭に密閉型フラグシップ「HD 630VB」や「Momentum In-Ear」新色を出展
新しいHD 400シリーズも
IFA2015のプレイベント期間、9月3日に開催されたShowStoppersの会場にゼンハイザーが参加。密閉型ヘッドホンのフラグシップ「HD 630VB」や、「Momentum In-Ear」の新色“ブラック・クローム”を展示した。
■密閉型のフラグシップ「HD 630VB」は欧州で9月発売・499ユーロ
「HD 630VB」は今年の5月に開催された「春のヘッドフォン祭 2015」の会場でプロトタイプが参考出品されて話題を集めたモデルだ(関連ニュース)。ヨーロッパでは9月から発売されるが、このほど量産される最終製品がIFA2015で初めて披露される運びとなった。価格は499ユーロの予定。
イベント会場で本機の開発に携わったゼンハイザーのマヌエル・リッケ氏に、本機のコンセプトを訊ねた。本機の位置づけは、ゼンハイザーとして初めての密閉型フラグシップ・ヘッドホンになる。「私たちは“次世代のオーディオファイルのためのヘッドホン”と銘打っています。右のイヤーカップに設けたダイアルを回すことで低域の出方が調節できる機能を設けています。若年層の音楽ファンを中心に、より存在感のある強い低域を好まれる方が多いため付けた機能です。50Hz帯を±5dBの範囲で増減できるのですが、ロックはパワフルなアタック感を実現。その他の音楽ジャンルも低域が引き締まることで、音場感に締まりがでてきます」
本体には38mm口径のドライバーを搭載。密閉型ハウジングの右側イヤーカップ外側には、ケーブルで接続したiOS/Androidスマートフォンの楽曲操作やハンズフリー操作がコントロールできるようボタンを設けている。マイクは取り外し可能なケーブルのインラインに付いている。本体はコンパクトに折り畳みが可能だ。
会場で本機のサウンドを確認することができたので、持参した「AK Jr」でチェックしてみた。ジャズギターは弦の力強く、時に繊細なサウンドのニュアンスを丁寧に描き分ける。とにかく中高域の音は輪郭がシャープで切れ味にも富んでいる。ロックの楽曲ではタイトで弾力感に富む音を聴かせる。筆者としてはベースコントロールを強めに効かせたサウンドが、全体のバランスが引き締まって好みだった。
本機の音の作り込みについて、リッケ氏は「ベースコントロールを最大にしてもブーミーにならず、しっかりと音像のかたちを保ったまま、強いインプレッションをもった低域が楽しめる」と方向性を示す。実際に上品だが、煌めくようなエッセンスと生命力が同時に感じられるような鮮やかな低域だった。
■Momentum In-EarやHD 400シリーズの新製品
昨年のIFA2014でデビューしたカナル型イヤホンのプレミアムモデル「Momentum In-Ear」に新色の“Black Chrome”が追加される。ヨーロッパでの発売は9月中旬で、価格は現行のワインレッドと同じ99ユーロ。
独自の2層構造を採用するシェルは、外側が光沢処理のクリアパーツを採用。クールな高級感が漂ってくる。サウンドは先行するカラーバリエーションと同じく、クリアなミッドレンジとシャープな解像感を持つ高域。ボーカルの余韻も消え入り際まできれいに響かせ、低域も芯にある力強さを感じさせる。
ほかにもスタンダードクラスのシリーズ「HD 400」シリーズも刷新。全て密閉型の3機種で、上位から「HD 471」「HD 461」「HD 451」になる。価格はそれぞれ99ユーロ/79ユーロ/49ユーロ。461と451がベースを強化。471はよりフラットな音づくりを目指している。471はケーブルの着脱交換にも対応している。
このほかにも今年のCESで披露した(関連ニュース)アラウンドイヤーのオリジナル“Momentum”と、Momentum On-Earの第2世代機をベースにしたBluetoothワイヤレスモデルも登場。ヨーロッパでは10月から発売される予定だ。
■密閉型のフラグシップ「HD 630VB」は欧州で9月発売・499ユーロ
「HD 630VB」は今年の5月に開催された「春のヘッドフォン祭 2015」の会場でプロトタイプが参考出品されて話題を集めたモデルだ(関連ニュース)。ヨーロッパでは9月から発売されるが、このほど量産される最終製品がIFA2015で初めて披露される運びとなった。価格は499ユーロの予定。
イベント会場で本機の開発に携わったゼンハイザーのマヌエル・リッケ氏に、本機のコンセプトを訊ねた。本機の位置づけは、ゼンハイザーとして初めての密閉型フラグシップ・ヘッドホンになる。「私たちは“次世代のオーディオファイルのためのヘッドホン”と銘打っています。右のイヤーカップに設けたダイアルを回すことで低域の出方が調節できる機能を設けています。若年層の音楽ファンを中心に、より存在感のある強い低域を好まれる方が多いため付けた機能です。50Hz帯を±5dBの範囲で増減できるのですが、ロックはパワフルなアタック感を実現。その他の音楽ジャンルも低域が引き締まることで、音場感に締まりがでてきます」
本体には38mm口径のドライバーを搭載。密閉型ハウジングの右側イヤーカップ外側には、ケーブルで接続したiOS/Androidスマートフォンの楽曲操作やハンズフリー操作がコントロールできるようボタンを設けている。マイクは取り外し可能なケーブルのインラインに付いている。本体はコンパクトに折り畳みが可能だ。
会場で本機のサウンドを確認することができたので、持参した「AK Jr」でチェックしてみた。ジャズギターは弦の力強く、時に繊細なサウンドのニュアンスを丁寧に描き分ける。とにかく中高域の音は輪郭がシャープで切れ味にも富んでいる。ロックの楽曲ではタイトで弾力感に富む音を聴かせる。筆者としてはベースコントロールを強めに効かせたサウンドが、全体のバランスが引き締まって好みだった。
本機の音の作り込みについて、リッケ氏は「ベースコントロールを最大にしてもブーミーにならず、しっかりと音像のかたちを保ったまま、強いインプレッションをもった低域が楽しめる」と方向性を示す。実際に上品だが、煌めくようなエッセンスと生命力が同時に感じられるような鮮やかな低域だった。
■Momentum In-EarやHD 400シリーズの新製品
昨年のIFA2014でデビューしたカナル型イヤホンのプレミアムモデル「Momentum In-Ear」に新色の“Black Chrome”が追加される。ヨーロッパでの発売は9月中旬で、価格は現行のワインレッドと同じ99ユーロ。
独自の2層構造を採用するシェルは、外側が光沢処理のクリアパーツを採用。クールな高級感が漂ってくる。サウンドは先行するカラーバリエーションと同じく、クリアなミッドレンジとシャープな解像感を持つ高域。ボーカルの余韻も消え入り際まできれいに響かせ、低域も芯にある力強さを感じさせる。
ほかにもスタンダードクラスのシリーズ「HD 400」シリーズも刷新。全て密閉型の3機種で、上位から「HD 471」「HD 461」「HD 451」になる。価格はそれぞれ99ユーロ/79ユーロ/49ユーロ。461と451がベースを強化。471はよりフラットな音づくりを目指している。471はケーブルの着脱交換にも対応している。
このほかにも今年のCESで披露した(関連ニュース)アラウンドイヤーのオリジナル“Momentum”と、Momentum On-Earの第2世代機をベースにしたBluetoothワイヤレスモデルも登場。ヨーロッパでは10月から発売される予定だ。