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公開日 2015/12/20 10:57

<ポタフェス>iFI-AudioやKINGSOUNDなどの注目製品多数 - Lars & Ivanの新ポタアンも

M2TECHやSoundMAGICの最新製品なども登場
編集部:小澤貴信
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19日より開幕したポータブルオーディオの祭典「ポタフェス 2015」。本記事では取り扱う多数のブランドの注目製品が勢揃いしたトップウイングのブースの模様をお伝えする。

同社がこの秋より取り扱いを開始したLars & Ivanからは、低域ブースト機能を搭載した真空管ポータブルヘッドホンアンプ「THA-30X」が出展された。1月上旬の発売予定で市場想定価格は37,000円。本機はすでに発売されている真空管ポータブルヘッドホンアンプ「THA-8X」をベースに、“ボーカルモード”と名付けられた低域ブースト機能を搭載。オンにすることで、ボーカルの質感を高めることができるという。

「THA-30X」(左)と「THA-8X」(右)

また同ブランドからは超小型ヘッドホンアンプ「HA-1」も出展された。本機も1月上旬発売予定で、市場想定価格は8,000円。質量18gと軽量で、本体のクリップによって衣服などに取り付けて使うことが想定されている。本機も低域ブースト機能である“ボーカルモード”を搭載している。

「HA-1」

A級動作アンプ搭載で電源を別筐体としたLars & Ivanの旗艦ヘッドホンアンプ「THA-21」も出展。本機は2016年春の発売予定とのこと。入力はUSB/アナログ(RCA)×2/アナログ(ステレオミニ)を搭載。ヘッドホン出力に加えてアナログ出力も備えており、プリアンプとしても使用することができる。市場想定価格は98,000円となる。

「THA-21」

AROMAの「A10」は、据え置き機の±15V駆動を行うポータブルヘッドホンアンプで、オペアンプ交換が可能なことも特徴。会場では、本機に装着できるように特別仕様とした交換用オペアンプも併せて出展されていた。また、同社のイヤホンも参考出展。会場での反応を見ながら今後の導入を検討していくという。

AROMA「A10」と交換用オペアンプ

参考出展されたAROMAのイヤホン

iFI-Audioからは、ディスクリート回路によるA級動作ヘッドホンアンプ「Pro iCAN」が登場。真空管とソリッドステートの2系統の増幅段をスイッチで切り替えられる点や、様々な種類のバランスヘッドホン出力に対応している点も特徴だ。先日発売された同ブランドのUSBアクセサリー「iPurifier2」のデモも行われていた。

「Pro iCAN」

nano iDSDと組み合わせた「iPurifier2」


「KS-H3」と「M-03」
この秋から導入されたKINGSOUNDのコンデンサー型ヘッドホンも登場。「KS-H4」や「KS-H3」などの各モデルを聴くことができた。同ブランドは同社コンデンサー型ヘッドホン向けにポータブルヘッドホンアンプ「M-03」も用意しており、ポータブル使用ができることも特徴。また、一方で据え置き型のヘッドホンアンプも出展していた。

ブースには同社に取り扱いが移管されたM2TECH製品も出展。先日発表されたばかりのコンパクトなUSB-DDC「HIFACE EVO TWO」やクロックジェネレーター「EVO CLOCK TWO」をデモ。A級ヘッドホンアンプ「Marley」も出展されていた。

「HIFACE EVO TWO」と「EVO CLOCK TWO」

11月から取り扱いが開始された「SoundMAGIC」社のイヤホン「E-80」「E-10」は、通常モデルとリモコン付きモデルの両方が出展されていた。どちらも10mmネオジウムドライバーを搭載したダイナミック型イヤホンで、コストパフォーマンスの高さに注目が集まっている。

「E-80」

ハイレゾポータブルオーディオプレーヤーを手がけるLotooからは、トップエンドとなる「PAWGold」、普及版モデルとなる「POW5000」が出展されていた。

同ブースにはGRADOのヘッドホンやRHAのイヤホンも登場。RHAはDualCoilダイナミックドライバーを搭載したトップエンドモデル「R20」や圧倒的なコストパフォーマンスで話題の「S500」など主要モデルが用意され、その音を聴くことができた。

GRADOのヘッドホン&イヤホンも出展

RHA「R20」

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