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公開日 2016/01/05 18:21
<CES>Cerevo、プロジェクター内蔵の自走式・可変型ロボット「Tipron」など開発
IoT自転車や「“音”を見える化する」スマートマイクも
Cerevoは、プロジェクターを内蔵した自走・可変型ロボット「Tipron(ティプロン)」や、3Dプリント技術を用いたBluetooth内蔵IoTロードバイク「ORBITREC」、「“音”を見える化する」というスマートマイク「Listnr」を開発。CES2016に出展する。
■Tipron
Tipronは、3mの距離で80インチの投影機能を備え、投影場所に全自動で移動するホームロボット。10万円〜20万円で2016年内の発売を予定している。
高所からの投影を実現すると同時に安全性の維持および未使用時の存在感を低減するために可変機構を採用。充電時や移動時は全高約40cm、映像投影・写真撮影といった機能を用いる際は全高約80cmのプロジェクション形態へと自動変形、さらにプロジェクター・ユニットの角度を変更することで、約1mの高さに映像を投影することができる。
本体上部のプロジェクター・ユニットは縦方向、左右方向への向きに加え、左右それぞれの方向に回転することも可能。壁や天井など好きな位置に対し、上下左右それぞれの方向へ台形補正を掛けつつ映像を投影できる。スピーカも内蔵しており、本体のみで映像と音声を楽しむことが可能。
室内の移動は指定した場所へ自動で移動するほか、充電の際は自動で充電ステーションまで戻る機能を搭載している。スケジュールを設定し、朝や夜などの決まった時間に指定した場所へ移動させることもできる。また、スマートフォンアプリからの手動操縦にも対応しており、本体に搭載したカメラの映像をスマートフォンでストリーミング再生しながら操縦するといったことも可能だ。
HDCP対応のHDMI端子を備え、内蔵ストレージに保存した動画に加え、パソコンやレコーダーなどを接続してコンテンツを投影することも可能。また、Chromecastなどを接続して、インターネット配信される動画を室内の好きな場所に投影して視聴するといった使い方もできる。
Twitter のハッシュタグやタイムライン、ニュースなどの情報を登録し、好みのタイミングで好みの場所に特定の情報を表示するというネット連携機能も搭載。
例えば、スポーツ中継のハッシュタグを登録しておき、当該スポーツ番組の放送時間になるとTipronがテレビの横まで移動し、当該ハッシュタグで書き込まれたメッセージ群をテレビ横の壁に投影し続ける、という一連の動作を、毎週当該スポーツ番組が放送されるたびに自動で行わせることができる。ネット連携機能は今後拡張し、さまざまな動画配信サービスにも対応する予定だという。
解像度はHD(1,280×720)対応で、輝度は最大250ルーメン。台形補正およびオートフォーカス機能も備えている。
■ORBITREC
「ORBITREC」は、3Dプリント技術を使って作られたフレームを採用し、Bluetooth機能などを内蔵したIoTロードバイク。各種センサーを内蔵し、走行中の精密なログを取得・分析できる機能を搭載している。Bluetoothでスマートフォンなどと連携することもできる。
同製品が備える各種センサーと通信機能を搭載し、外付けアダプタとして既存の自転車に取り付ける計測・通信装置「RIDE-1(ライドワン)」とともに、2016年春の発売を予定している。価格は「ORBITREC」が7,000ドル以下、「RIDE-1」は300ドル以下。
また、同社では走行中のORBITREC、RIDE-1から取得されたビッグデータを解析して情報をフィードバックする専用解析サーバーを併せて開発。ORBITREC、RIDE-1とは、Bluetooth接続されたスマートフォンの専用アプリ経由で通信する。
内蔵センサーでは、走行中の場所や速度といった基本的な情報に加え、傾きや衝撃などフレームの状態も取得。GPSによる走行ログと組み合わせることで、過去の走行履歴を車体のさまざまな情報とともに振り返り、分析することができるとしている。
そして、スマートフォンと連携し、走行中の転倒やグループからの遅れが発生した際に仲間へSMSで通知する、特定地点を通過したらサスペンションダンピングを変更する、照度センサーを利用してトンネルに入った際にライトを自動で点灯するといった利用が可能。専用サーバーを用いたビッグデータ分析・フィードバック機能を用いると、転倒発生率が高い場所をGPS情報と併せてマーキングし、「この先転倒多数のため減速を促す」といったプッシュ通知を出すなどといったこともできる。
■Listnr
「Listnr」は、「キモチを色に」をコンセプトにしたという小型IoTデバイス。Wi-Fi機能とマイクを搭載し、本体付近の音声を集音しリアルタイムでクラウド上にアップロード、専用サーバで音の解析が可能。専用スマートフォンアプリを用いることで、1台のListnrが集めた音に基づく情報を、複数の聴き手(リスナー)がラジオのように楽しむことができる。
音声認識システムとして、パナソニックからの提供技術をもとに開発した「xauris(ゾウリス)」を搭載。同システムでは、乳児の泣き声から「泣く」「笑う」「叫ぶ」「喃語(乳児が発する意味のない声)」といった4種類の感情を認識。認識結果はListnr本体のLEDとスマートフォンアプリケーションにフィードバックされる。
こうしてフィードバックされた情報を受け、本体では、LEDイルミネーションで音に込められた感情を色で表現。Listnr本体とスマートフォンアプリを組み合わせて使うことで、仕事に出ている家族が子どもの発声状況や感情などを文字・アイコンといった形で知ることができ、仕事をしていても家族と繋がっていることを感じることができる、としている。
なお、同社では開発者向けにAPIを公開。音解析エンジン・音認識サーバをそれぞれ独自に設定することが可能。開発者独自のアプリやサービスと組み合わせるクラウド接続型無線LANマイクとして自らのシステムに組み込んでの利用ができるため、音を活用したサービスや、独自のスマートフォンアプリと組み合わせたサービスを自由に開発できるとアピールする。
■Tipron
Tipronは、3mの距離で80インチの投影機能を備え、投影場所に全自動で移動するホームロボット。10万円〜20万円で2016年内の発売を予定している。
高所からの投影を実現すると同時に安全性の維持および未使用時の存在感を低減するために可変機構を採用。充電時や移動時は全高約40cm、映像投影・写真撮影といった機能を用いる際は全高約80cmのプロジェクション形態へと自動変形、さらにプロジェクター・ユニットの角度を変更することで、約1mの高さに映像を投影することができる。
本体上部のプロジェクター・ユニットは縦方向、左右方向への向きに加え、左右それぞれの方向に回転することも可能。壁や天井など好きな位置に対し、上下左右それぞれの方向へ台形補正を掛けつつ映像を投影できる。スピーカも内蔵しており、本体のみで映像と音声を楽しむことが可能。
室内の移動は指定した場所へ自動で移動するほか、充電の際は自動で充電ステーションまで戻る機能を搭載している。スケジュールを設定し、朝や夜などの決まった時間に指定した場所へ移動させることもできる。また、スマートフォンアプリからの手動操縦にも対応しており、本体に搭載したカメラの映像をスマートフォンでストリーミング再生しながら操縦するといったことも可能だ。
HDCP対応のHDMI端子を備え、内蔵ストレージに保存した動画に加え、パソコンやレコーダーなどを接続してコンテンツを投影することも可能。また、Chromecastなどを接続して、インターネット配信される動画を室内の好きな場所に投影して視聴するといった使い方もできる。
Twitter のハッシュタグやタイムライン、ニュースなどの情報を登録し、好みのタイミングで好みの場所に特定の情報を表示するというネット連携機能も搭載。
例えば、スポーツ中継のハッシュタグを登録しておき、当該スポーツ番組の放送時間になるとTipronがテレビの横まで移動し、当該ハッシュタグで書き込まれたメッセージ群をテレビ横の壁に投影し続ける、という一連の動作を、毎週当該スポーツ番組が放送されるたびに自動で行わせることができる。ネット連携機能は今後拡張し、さまざまな動画配信サービスにも対応する予定だという。
解像度はHD(1,280×720)対応で、輝度は最大250ルーメン。台形補正およびオートフォーカス機能も備えている。
■ORBITREC
「ORBITREC」は、3Dプリント技術を使って作られたフレームを採用し、Bluetooth機能などを内蔵したIoTロードバイク。各種センサーを内蔵し、走行中の精密なログを取得・分析できる機能を搭載している。Bluetoothでスマートフォンなどと連携することもできる。
同製品が備える各種センサーと通信機能を搭載し、外付けアダプタとして既存の自転車に取り付ける計測・通信装置「RIDE-1(ライドワン)」とともに、2016年春の発売を予定している。価格は「ORBITREC」が7,000ドル以下、「RIDE-1」は300ドル以下。
また、同社では走行中のORBITREC、RIDE-1から取得されたビッグデータを解析して情報をフィードバックする専用解析サーバーを併せて開発。ORBITREC、RIDE-1とは、Bluetooth接続されたスマートフォンの専用アプリ経由で通信する。
内蔵センサーでは、走行中の場所や速度といった基本的な情報に加え、傾きや衝撃などフレームの状態も取得。GPSによる走行ログと組み合わせることで、過去の走行履歴を車体のさまざまな情報とともに振り返り、分析することができるとしている。
そして、スマートフォンと連携し、走行中の転倒やグループからの遅れが発生した際に仲間へSMSで通知する、特定地点を通過したらサスペンションダンピングを変更する、照度センサーを利用してトンネルに入った際にライトを自動で点灯するといった利用が可能。専用サーバーを用いたビッグデータ分析・フィードバック機能を用いると、転倒発生率が高い場所をGPS情報と併せてマーキングし、「この先転倒多数のため減速を促す」といったプッシュ通知を出すなどといったこともできる。
■Listnr
「Listnr」は、「キモチを色に」をコンセプトにしたという小型IoTデバイス。Wi-Fi機能とマイクを搭載し、本体付近の音声を集音しリアルタイムでクラウド上にアップロード、専用サーバで音の解析が可能。専用スマートフォンアプリを用いることで、1台のListnrが集めた音に基づく情報を、複数の聴き手(リスナー)がラジオのように楽しむことができる。
音声認識システムとして、パナソニックからの提供技術をもとに開発した「xauris(ゾウリス)」を搭載。同システムでは、乳児の泣き声から「泣く」「笑う」「叫ぶ」「喃語(乳児が発する意味のない声)」といった4種類の感情を認識。認識結果はListnr本体のLEDとスマートフォンアプリケーションにフィードバックされる。
こうしてフィードバックされた情報を受け、本体では、LEDイルミネーションで音に込められた感情を色で表現。Listnr本体とスマートフォンアプリを組み合わせて使うことで、仕事に出ている家族が子どもの発声状況や感情などを文字・アイコンといった形で知ることができ、仕事をしていても家族と繋がっていることを感じることができる、としている。
なお、同社では開発者向けにAPIを公開。音解析エンジン・音認識サーバをそれぞれ独自に設定することが可能。開発者独自のアプリやサービスと組み合わせるクラウド接続型無線LANマイクとして自らのシステムに組み込んでの利用ができるため、音を活用したサービスや、独自のスマートフォンアプリと組み合わせたサービスを自由に開発できるとアピールする。