ソニー、UI大幅刷新/XMB廃止で“一から作り直した”BDレコーダー「BDZ-ZT2000」など4機種

ソニーは、UIの大幅刷新で使い勝手を高めるとともに新画質モード「4Kブラビアモード」も搭載するなどしたBDレコーダー「BDZ-ZT2000/ZT1000/ZW1000/ZW500」の4モデルを4月30日に発売する。

・BDZ-ZT2000（3チューナー/2TB）￥OPEN（予想実売価格83,000円前後）
・BDZ-ZT1000（3チューナー/1TB）￥OPEN（予想実売価格70,000円前後）
・BDZ-ZW1000（2チューナー/1TB）￥OPEN（予想実売価格60,000円前後）
・BDZ-ZW500（2チューナー/500GB）￥OPEN（予想実売価格50,000円前後）

「ZT」型番の2モデルがトリプルチューナー、「ZW」型番の2モデルがWチューナーモデルであること、および内蔵HDD容量が主な違い。それ以外の機能は変わらない。

■ホーム画面もEPGも大幅刷新。リモコン感度も向上

ユーザーインターフェイスを大幅に刷新。操作性の大幅向上を目指してゼロベースでUIを組み直したとしており、従来までのクロスメディアバー（XMB）形式でのホーム画面を取りやめるなどしている。PlayStationを含めてソニーグループの他ジャンルの製品ではすでにXMBによるUIは廃止されていたため、これでほぼ完全にXMBが終結を迎えることになる。

新ホーム画面では、第1階層の大メニューを選ぶと、第2階層の細かいメニューが現れる2階層型の画面を採用。第1階層として「録画する」「視聴する」「削除/編集」「ダビング」「設定/お知らせ」という項目を用意し、例えば「視聴する」を選ぶと、「録画タイトルを視聴」「放送中番組を視聴」「ディスクを視聴」などといったように2階層目のメニューが現れる。

同社では、こうしたシンプルなホーム画面にすることにより、誰もが便利機能に気づけるように配慮したと説明。余すことなくレコーダーの機能を使えるようになったとしている。

また、リモコンにはLED 3灯によって強力発光する「ズバとびっ！」リモコンを採用。本体の受光部も感度を向上させ、操作可能域を大幅に拡大させた。なおテレビやレコーダーへの同梱リモコンに「ズバとびっ！」を採用するのは初めてのことになる。

番組表（EPG）も改善。新聞のテレビ欄をイメージしたものにすることで、使い勝手を高めたという。

9ch分を1画面にまとめて表示して一覧性を高めたことに加え、番組情報の表示量も増加させて番組内容や出演者の確認を行いやすいよう配慮。さらに、EPGで選択中の番組名を、省略せずすべて表示するスペースを画面下部に新設。そのほかEPG画面の色も従来の黒ベースから白ベースへと変更している。

また、5分程度のミニ番組でも番組名表示スペースを確保。これにより「文字が表示されていないためカーソルを合わせて初めて番組があることが分かる」などとったような問題をクリアした。なお、チャンネル表示数は9ch/7ch/4chの3種類から選択可能。その際の文字サイズもそれぞれで変更することができる。

■録画番組をさらに探しやすく。スマホ等への2番組同時配信にも新対応

録画リストは、ジャンル分類されたリストを初期画面に採用。画面左端にジャンルリストを縦に並べ、ジャンルを選択すると絞りこまれた番組が右側のメインスペースに表示されるようになった。これにより従来のようにスクロールして番組を探す手間を省き、短いステップ数で見たい番組に辿り着けるように配慮した。