• ブランド
    特設サイト
公開日 2016/12/17 16:41

<ポタフェス>Unique Melodyの平面駆動イヤホン「ME.1」/Beat AudioのLightningリケーブルなど

ミックスウェーブの模様をレポ。JH新ユニバーサルも
編集部:小澤貴信
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
今週末17日・18日に東京・秋葉原で開催されている「ポタフェス2016」。ミックスウェーブは、同社が取り扱うJH Audio、Unique Melody、64 Audio、Campfire Audioなどのイヤホンやリケーブルなど多数の新製品を出展。ブースには開場と同時に来場者が列をつくっていた。以下に、ブランド別に出展商品を紹介していこう。

Unique Melody

平面駆動型ドライバー搭載イヤホン「ME.1」

平面駆動型イヤホン「ME.1」は2タイプの試作が出展されていた

Unique Melodyからは未発表の製品として、22mmの平面駆動型ドライバーを搭載したイヤホン「ME.1」が参考出展された。カスタムモデルとユニバーサルモデルの両方が登場予定だという。外耳道内の空気圧を自動調整するための聴覚保護フィルターを搭載したことも特長だ。

会場にはサウンドチューニングの異なる2つの形状のモデルが出展されていたが、いずれもプロトタイプとのこと。価格や発売日は現時点だ。

「MASONII/MAVERICK II/MAVIS II」などカスタム/ユニバーサル新製品が続々

MAVERICK IIは、「MAVERICK」の後継となる5ドライバー・ハイブリッド構成のイヤホン。低域をダイナミック×1+BA×1で構成するという特徴は継承しつつ、新たにフェイスプレート上のベントを2ポートとして音の空間表現を向上。プラチナ塗装の合金製サウンドチューブを新採用した。なお限定モデル「MAVERICK+」とは異なるダイナミックドライバーを用いている。会場には、すでに発表済みのカスタムモデルに加えて、ユニバーサルモデルも展示されていた。

MAVERICK IIカスタム

MAVERICK IIユニバーサル

MAVIS IIは、「MAVIS」の後継となるユニバーサルモデル。4ドライバー構成で、低域がダイナミック×2、中域がBA×1、高域がBA×1という特徴的なハイブリッド構成を継承している。本機もベントを2ポートに変更、新たにプラチナ塗装の合金製サウンドチューブを採用した。

MASON IIは3ウェイ・12ドライバー構成のフラグシップモデル。中域用のドライバーには、筐体背面にポートを設けたオープン型BAドライバーを採用。イヤホン本体にもポートを設けることでエアーフローの最適化を図っている。音導管にはプラチナ塗装の合金サウンドチューブを採用している。ユニバーサル/カスタムの両モデルが出展されていた。

MASON IIカスタム

MASON IIユニバーサル


JH Audioからは“PERFORMANCE”シリーズの新ユニバーサルイヤホンが登場

JH Audioからは、“PERFORMANCE SERIES"として新たにラインナップされたユニバーサルIEM「ROXANNE」「JH16 V2 PRO」「JH13 V2 PRO」の3機種が登場。独自開発した「soundrIVe Technology」によるミニクワッドBAドライバーを採用する。

「ROXANNE」

「JH16 V2 PRO」


「JH13 V2 PRO」

ROXANNEは12ドライバーを搭載したモデルで、従来機から名前も継承。JH16 V2 PROは、「JH16 PRO」の後継モデルで10ドライバーを搭載。JH13 V2 PROは、「JH13 PRO」の後継モデルで8ドライバーを搭載している。

ノズルの角度を10度変更したことも特徴だ

筐体に新しい3Dプリンティング技術を採用し、従来から約40%の小型化を実現。さらボディのノズル部の角度を10度持ち上げているが、これは3万人分にも及ぶインプレッション(耳型)を測定した結果、最適な値として導き出された角度だという。これら取り組みにより、フィット感をさらに向上させている。

64 Audioからは“tia BAドライバー”採用の新旗艦シリーズが登場

64 AUDIOからは、発表されたばかりのフラグシップモデルとしてユニバーサルIEM「tia Fourte」「U18 Tzar」と、カスタムIEM「A18 Tzar」が出展された。

「tia Fourte」「U18 Tzar」「A18 Tzar」は、同社の新技術「tiaテクノロジー」によるオープン型BAドライバーの搭載が特長。BAドライバーの筐体を密閉にせずにオープンにしたというもので、よりダイレクトにサウンドを伝えることはもちろん、共振問題も回避。音質劣化の原因にもなる音導管の省略も可能になったという。また、音導孔を1つとして共鳴を排除するシングルボア設計を採用もされた。64 Audioの代表的技術である“第二の鼓膜”「apex」技術も各モデルに採用されている。

「tia Fourte」

U18 Tzar

tia Fourteは低域にダイナミック、中域・中高域・高域にtia BAを用いた4ドライバー構成のハイブリッド型イヤホン。アルミニウム無垢材を機器加工した筐体を採用。フェイスプレートにパティナ仕上げ(緑青仕上げ)の銅を採用する。他モデルではモジュール化されている「apex」が、筐体に一体化されていることも特徴だという。

U18 Tzar(ユニバーサル)/A18 Tzar(カスタム)は世界初という18ドライバー搭載のイヤホン。中高域と高域用にそれぞれ1基ずつ、tia技術採用BAドライバーを採用する。

Aシリーズも一斉展示

64 AUDIOのCEOであるヴィタリー・ベロノズイコ氏

また、apexテクノロジーを搭載したユニバーサルIEM「Aシリーズ」の各機種も試聴することができた。

Campfire Audioは最新イヤホンを一斉展示。創始者も来場



Campfire Audio創始者であるケン・ボール氏

「ORION CK」
Campfire Audioは、同社ラインナップを一斉に展示。リキッドメタル筐体を採用した新世代モデル「VEGA」「LYRA II」「DORADO」、「JUPITER」「ORION」をベースにセラミックコーティング仕上げを施した「JUPITER CK」「ORION CK」などを出展した。

会場には創始者であるケン・ボール氏も登場。同氏には期間中にインタビューを行う予定なので、こちらの記事もぜひご期待いただきたい。

qdcから18金ハウジング採用イヤホンが参考出展


「Gemina」

「1LE Limited Edition」
新興ながら注目を集めている中国のIEMブランド「qdc」は、8ドライバー搭載のイヤホン「Gemina」が新製品として登場。本機の特徴は、低域の音色を2種類から切り替えられることだ、カスタムとユニバーサルの両方を用意し、いずれも1,700ドル程度の価格を予定している。

また、同社の創立1周年記念としてハウジング、およびケースに18金仕上げをあしらった限定イヤホン「1LE Limited Edition」も参考出展された。こちらは世界で限定888台が発売されるという。米国での発売価格は250ドルとのこと。日本への導入は現時点で未定だという。

Beat AudioのLightningリケーブル/5極φ4.4mm端子バランスケーブル


Lightningリケーブルが参考出展

リケーブルブランドのBeatAudioからは、iPhoneやiPadのLightning端子に直結できるLightningリケーブルが参考出展された。DACを内蔵するとともに、昇圧を行うことで出力を確保しているとのこと。イヤホン側の端子はMMCXやFitEarなど様々なタイプが用意される予定。価格は2万円程度を予定している。


5極φ4.4mmプラグによるバランスケーブルも
また、5極φ4.4mmプラグによるバランスケーブルも参考出展。こちらは端子のハウジングが最終ではないとのことだったが、近日中の発売を予定しているという。


この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ワイヤレス充電の大敵「発熱」。ちょっとしたコツで抑えられます
2 Ankerが楽天で最大40%オフセール開催中。イヤホン、スピーカー、モバイルバッテリーなどラインナップ
3 ハイエンド・ブックシェルフスピーカーの新たな息吹。音楽職人が立ち上げた新興英国ブランド・KUDOS
4 B&Wの人気シリーズ、トゥイーター・オン・トップ式ブックシェルフ3機種の魅力を探る
5 耳を塞がない “軟骨伝導” の音質が大幅アップ!オーディオテクニカ「ATH-CC500BT2」をシーン別にチェック
6 アキュフェーズ新製品試聴会、11月23日&24日に大阪で開催
7 AVIOT、『仮面ライダーW』コラボTWS。ダブルドライバーやロストドライバー、ガイアメモリによる音声ガイダンスを搭載
8 ARCAM、スリムデザインのプリメイン「A5」/CDプレーヤー「CD5」。両機とも税込11万円
9 レグザ、初ゲーミングモニター“REGZA GAMING MONITOR”。27型/23.8型の2モデルを用意
10 ARCAM、100W/ch出力を実現する上位プリメインアンプ「A25」
11/8 10:28 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX