• ブランド
    特設サイト
公開日 2017/04/25 11:54

トレーラーでテクニクスサウンドを体験。走る試聴室「Technics Sound Trailer」全国に向け出発

「若い方や女性にも体感を」
編集部:風間雄介
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
パナソニックは、Technics(テクニクス)ブランドの移動式試聴室「Technics Sound Trailer」の出発式と完成披露会を本日メディア向けに開催した。

Technics Sound Trailerは、先日のテクニクス新製品発表会(関連ニュース)で発表された、テクニクスのオーディオシステムを設置したトレーラー。リンカーンでトレーラーを牽引して移動し、全国津々浦々にテクニクスサウンドを届けるという。

Technics Sound Trailer(前から見たところ)

横から見たところ

トレーラーのベース車種は「Air Stream Japan Model 23F」。外形寸法は6,800×2,400×2,670mm、重量は2.0トン(機材含む)。電源は外部から引き込み、エアコン用とオーディオ用を別に分けているという。なおエアコンにはパナソニックのエオリアが使われている。

後ろから見たところ。習志野ナンバー

エアコンの室外機は前面部に

トレーラーで試聴できるのはテクニクスの主要ラインナップすべて。最高峰シリーズであるReferenceクラスの「SE-R1」「SB-R1」「SU-R1」、Grandクラスの「SL-1200G」「SL-1200GR」「SU-G30」「ST-G30」「SB-G90」「SU-G700」、そしてPremiumクラスの「SU-C700」「ST-C700」「SL-C700」「SB-C700」「SC-C500」、ヘッドホンの「EAH-T700」などが聴ける。

トレーラーの横を開けることもできる

同時最大試聴人数は4名で、試聴音源もハイレゾ音源からCD、レコードまで幅広く取りそろえる。

本トレーラーを一般ユーザーが体験できるデビューイベントは、5月6日・7日に六本木ヒルズアリーナで行われる「J-WAVE & Roppongi Hills TOKYO M.A.P.S. 10th ANNIVERSARY EDITION」。入場は無料。開催時間は13時〜20時までで、そのイベントの際にはターンテーブルを4台設置し、アナログレコード試聴が行える。

トレーラーの中に入ってみると、外観から想像していたより遙かに広い。試聴時は大型スピーカー「SE-R1」が置かれていたが、見た目にも圧迫感がない。4名ならばゆったりと座れる。

トレーラー後方に「SE-R1」を設置

GrandクラスやPremiumクラスも設置されている

実際の音も、テクニクスのサウンドクオリティを確認するには十分という印象。狭い空間ながら吸音や調音にこだわり、スピーカーの裏のパネルは、裏返すことで吸音量を調整できる。またTAOC製のオーディオボードを床に埋め込むなど細かな工夫も行われている。

スピーカー後方のパネルにもこだわった

TAOC製のオーディオボードを床に埋め込んだ

説明員に話を聞くと、パナソニックがトレーラーを作ったのは今回が初めてではなく、80年代から90年代にかけても存在したのだという。今回のトレーラー製作には、そのときのノウハウも一部活用したという。

「EAH-T700」

トレーラーを使用しないときは春日部に駐車しているとのこと。そこから全国に向けて出発する。

本日行われた出発式には、パナソニック コンシューマーマーケティングジャパン本部 本部長の河野明氏らが出席し、テープカットが行われた。

パナソニック コンシューマーマーケティングジャパン本部 本部長の河野明氏

河野氏は「テクニクスが再始動して今年が3年目。いろいろな機会でテクニクスのサウンドをご体感いただいてきたが、これからはオーディオファンのみならず、若い方や女性にもテクニクスに触れて頂きたいと考えている。そこでトレーラーという企画が出て、『全国津々浦々で試聴ができる、動く試聴室が作りたい』と。その企画がついに実現した」とトレーラーを製作した背景について語った。

品川寺(ほんせんじ)住職による安全祈願の祈祷も行われた

テープカットの模様

なおテープカットのBGMには、テクニクス担当役員の小川理子氏が演奏した楽曲「Technics Reborn」が使われた。

またトレーラーの出発に際して、真言宗醍醐派の品川寺(ほんせんじ)住職が、このプロジェクトの安全と成功を祈願。約8分間にわたって祈祷を行った。



このTechnics Sound Trailerがこれからどこへ向かうのか、具体的な場所や日時は、今後順次発表される見込みだ。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 楽天ブラックフライデーでJBLの超人気サウンドバー「BAR 1000/800」が激安!プロも驚く革新的モデルはどんな音を鳴らす?
2 評論家が厳選!マランツ「MODEL M1」でPolk Audio/KEF/TAD/Harbethのスピーカーを鳴らす
3 ビクター新ワイヤレスヘッドホン「HA-S99N」速攻レビュー! 評論家が「もう驚きでしかない」と高評価した魅力とは?
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 レグザが100型クラス大画面4Kテレビを拡充する理由とは? 目黒蓮の特別コメントも
6 パナソニック「2023年度 優秀ご販売店様謝恩会」を開催。21店が栄誉に輝く
7 山之内 正氏によるエソテリック×アキュフェーズ×マランツ比較試聴会、「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ2024」で開催
8 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
9 B&Wの音は “信頼に値する重要な指標”。音元出版の新試聴室に「802 D4」が導入されたワケ
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/22 10:41 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX