HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース
公開日 2017/08/08 17:03
完実電気、スウェーデンYEVOの完全ワイヤレスイヤホン「YEVO1」。NFMIで音切れ抑制
HAPPY PLUG創立者による新ブランド
完実電気(株)は、スウェーデン・ストックホルムに本社を置くYEVO Labsの完全ワイヤレスイヤホン「YEVO1(イーボ・ワン)」を9日よりe☆イヤホンで先行発売する。価格はオープンだが、27,630円前後での実売が予想される。カラーはオニキスブラック、アイボリーホワイト、ジェットブラックの3色をラインナップする。
完実電気は7日、東京・表参道のRed Bull Studio Hallにて発表会を開催。YEVOおよびHAPPY PLUGSの創立者であるANDREAS VURAL氏も登場した。YEVOは、優れたデザインとテクノロジーを兼ね備えたイヤホンブランドとして知られる「HAPPY PLUGS」のクリエイターらによって立ち上げられた新ブランドだ。
「YEVO1」は、NXP Semiconductors社の近距離磁気誘導(NFMI)による、左右イヤホン間の音声伝送技術を採用。これにより、左右が独立した完全ワイヤレス(トゥルーワイヤレス)タイプのイヤホンでありながら、音切れの少ない安定したワイヤレス接続が可能となる。
NFMIは補聴器やヘルスケアなどの分野で長年にわたって使われてきた技術で、消費電力を抑えつつ安定した接続性を実現。ペアリング中のドロップアウトも起こりにくいという。接続可能な距離は10mとなる。Bluetoothはver 4.1で、対応コーデックはSBCとなる。
イヤホン部には、Knowles(ノウルズ)社製の高性能バランスドアーマチュア・ドライバーを1基搭載。優れた中高域とタイトな低域を歪みなくクリアに再生すると紹介されている。また、汗に強い防滴仕様となっており、ワークアウトやスポーツにも最適だという。ハウジングにはファルセット加工が施している。
イヤホンには左右合計で3つ(環境音の集音用×2、通話用×1)のビルトインマイクロフォンを内蔵。また、イヤホンのハウジングにはタッチセンサー機能も配置。通話や楽曲の再生操作、ボリュームコントロール、SiriやGoogleアシスタントの軌道などを全てタップのみで操作できる。また、後述のアプリからタッチコントロールの調整・カスタマイズも行える。
iOS/Android向けに、YEVO専用アプリ「YEVO」も用意。スマートフォンやタブレットなどのデバイスにインストールすることで、イヤホンのバッテリー残量表示、低音のブースト調整、左右の音量バランス調整、オーディオトランスペアレンシー機能のレベル調整などが可能。今後はイコライジング機能やカスタマイズのプリセット保存などの機能追加も予定している。
パッシブノイズアイソレーションにより、周囲のノイズをシャットダウンして快適な試聴を行える。その一方で、マイクを通して周辺の音を聞くことができるオーディオトランスペアレンシー機能も搭載している(アプリからオン/オフが可能)。
バッテリーチャージャー機能を備えたケースは、600mAのバッテリーを内蔵。45分でイヤホンのフル充電ができる。再生時間は約3〜4時間、通話時間は約3時間となる。ケースについては、約1時間でフル充電が可能。フル充電状態で最大5回のイヤホン充電が行える。1回のケース充電によって、合計で約20時間の音楽リスニングが行えることになる。
イヤーチップはS/M/L/XLの4種類を同梱。イヤホンの質量は両耳で10g。ケースの質量は質量は57gとなる。再生周波数は20Hz〜20kHz、感度は104dB。
■「ヒアラブル」を目指して開発。デザインにもこだわった
発表会に登場した創立者のANDREAS VURAL氏は、約100年にわたるヘッドホンの歴史を振り返りながら「最近までその機能は誕生からほとんど変わることがなかった。YEVO1のようなイヤホンによって、ヘッドホンがついにスマート化されるときが来た」とコメント。
さらに同氏はYEVO1がヒアラブル・デバイスであることをアピールして「いわゆるウェアラブル・デバイスは情報を得るためにタッチ操作を必要とするが、ヒアラブル・デバイスはボイスコントロールで全てを行うことができる耳専用のコンピューターといえる」と紹介。YEVO1はNXPの技術を搭載することで、スマートフォンなどと連携したヒアラブル・デバイスとしての優れた操作性を実現するとした。
同氏は同時に手がけるHAPPY PLUGSについても紹介。同ブランドは「世界で15秒に1台売れている」ほどの人気ぶりで、スウェーデン国内でも最も急成長している企業として認知されていると述べた。今回新たなブランドを立ち上げた理由についてもコメント。HAPPY PLUGSでは優れたデザインやファッションとの融合もコンセプトとしていたが、テクノロジーに寄り添ったイヤホンを提供するべく、今回の新ブランド設立に至ったという。
その一方で、HAPPY PLUGSで実績のある優れたデザインをYEVOも重視。YEVO1ではデザインにもこだわり、「オニキスブラック」「アイボリーホワイト」ではそれぞれブラック/ホワイトをベースにゴールドをあしらったデザインを採用。全体をブラックとした「ジェットブラック」でも、ほかの2つでゴールドとした部分に異なるニュアンスのブラックをあしらい、アクセントをつけている。なおYEVOというブランド名には「Evolution」という意味が込められているという。
■ホフディラン小宮山氏、インテリアスタイリスト窪川勝哉氏によるトークショウも
発表会では、ホフディランの小宮山 雄飛氏、インテリアスタイリストの窪川勝哉氏を招いて、YEVO「YEVO1」トークショウも開催された。
ガジェット好きの小宮山氏は、すでに同様の完全ワイヤレスイヤホンを使っているとのこと。そんな同氏はYEVO1を実際に使って見て、音の良さとデザインの良さを両立していることに関心したという。また、イヤホンがファッションアイテムとしての側面を強めていることについて聞かれると、「イヤホンがきっかけになって音楽を聴く、という逆転が起こるなら、それはとても良いこと」と答えていた。
車好きで車移動が多いという窪川氏は、イヤホンをこれまで使う機会があまりなかったこともあり、YEVO1を使ってみてイヤホンの進化に驚いたという。同氏は北欧デザインについても言及。スウェーデンは北欧のなかでも大国で、特にストックホルムは先進的な都会であり、YEVO1には北欧デザインの流れと共に、最先端のインダストリアルの流れも感じられるとした。また、インテリアの世界ではアクセントにゴールドを使うことがトレンドだが、YEVO1のデザインもまさにこのトレンドを押さえていると述べていた。
完実電気は7日、東京・表参道のRed Bull Studio Hallにて発表会を開催。YEVOおよびHAPPY PLUGSの創立者であるANDREAS VURAL氏も登場した。YEVOは、優れたデザインとテクノロジーを兼ね備えたイヤホンブランドとして知られる「HAPPY PLUGS」のクリエイターらによって立ち上げられた新ブランドだ。
「YEVO1」は、NXP Semiconductors社の近距離磁気誘導(NFMI)による、左右イヤホン間の音声伝送技術を採用。これにより、左右が独立した完全ワイヤレス(トゥルーワイヤレス)タイプのイヤホンでありながら、音切れの少ない安定したワイヤレス接続が可能となる。
NFMIは補聴器やヘルスケアなどの分野で長年にわたって使われてきた技術で、消費電力を抑えつつ安定した接続性を実現。ペアリング中のドロップアウトも起こりにくいという。接続可能な距離は10mとなる。Bluetoothはver 4.1で、対応コーデックはSBCとなる。
イヤホン部には、Knowles(ノウルズ)社製の高性能バランスドアーマチュア・ドライバーを1基搭載。優れた中高域とタイトな低域を歪みなくクリアに再生すると紹介されている。また、汗に強い防滴仕様となっており、ワークアウトやスポーツにも最適だという。ハウジングにはファルセット加工が施している。
イヤホンには左右合計で3つ(環境音の集音用×2、通話用×1)のビルトインマイクロフォンを内蔵。また、イヤホンのハウジングにはタッチセンサー機能も配置。通話や楽曲の再生操作、ボリュームコントロール、SiriやGoogleアシスタントの軌道などを全てタップのみで操作できる。また、後述のアプリからタッチコントロールの調整・カスタマイズも行える。
iOS/Android向けに、YEVO専用アプリ「YEVO」も用意。スマートフォンやタブレットなどのデバイスにインストールすることで、イヤホンのバッテリー残量表示、低音のブースト調整、左右の音量バランス調整、オーディオトランスペアレンシー機能のレベル調整などが可能。今後はイコライジング機能やカスタマイズのプリセット保存などの機能追加も予定している。
パッシブノイズアイソレーションにより、周囲のノイズをシャットダウンして快適な試聴を行える。その一方で、マイクを通して周辺の音を聞くことができるオーディオトランスペアレンシー機能も搭載している(アプリからオン/オフが可能)。
バッテリーチャージャー機能を備えたケースは、600mAのバッテリーを内蔵。45分でイヤホンのフル充電ができる。再生時間は約3〜4時間、通話時間は約3時間となる。ケースについては、約1時間でフル充電が可能。フル充電状態で最大5回のイヤホン充電が行える。1回のケース充電によって、合計で約20時間の音楽リスニングが行えることになる。
イヤーチップはS/M/L/XLの4種類を同梱。イヤホンの質量は両耳で10g。ケースの質量は質量は57gとなる。再生周波数は20Hz〜20kHz、感度は104dB。
■「ヒアラブル」を目指して開発。デザインにもこだわった
発表会に登場した創立者のANDREAS VURAL氏は、約100年にわたるヘッドホンの歴史を振り返りながら「最近までその機能は誕生からほとんど変わることがなかった。YEVO1のようなイヤホンによって、ヘッドホンがついにスマート化されるときが来た」とコメント。
さらに同氏はYEVO1がヒアラブル・デバイスであることをアピールして「いわゆるウェアラブル・デバイスは情報を得るためにタッチ操作を必要とするが、ヒアラブル・デバイスはボイスコントロールで全てを行うことができる耳専用のコンピューターといえる」と紹介。YEVO1はNXPの技術を搭載することで、スマートフォンなどと連携したヒアラブル・デバイスとしての優れた操作性を実現するとした。
同氏は同時に手がけるHAPPY PLUGSについても紹介。同ブランドは「世界で15秒に1台売れている」ほどの人気ぶりで、スウェーデン国内でも最も急成長している企業として認知されていると述べた。今回新たなブランドを立ち上げた理由についてもコメント。HAPPY PLUGSでは優れたデザインやファッションとの融合もコンセプトとしていたが、テクノロジーに寄り添ったイヤホンを提供するべく、今回の新ブランド設立に至ったという。
その一方で、HAPPY PLUGSで実績のある優れたデザインをYEVOも重視。YEVO1ではデザインにもこだわり、「オニキスブラック」「アイボリーホワイト」ではそれぞれブラック/ホワイトをベースにゴールドをあしらったデザインを採用。全体をブラックとした「ジェットブラック」でも、ほかの2つでゴールドとした部分に異なるニュアンスのブラックをあしらい、アクセントをつけている。なおYEVOというブランド名には「Evolution」という意味が込められているという。
■ホフディラン小宮山氏、インテリアスタイリスト窪川勝哉氏によるトークショウも
発表会では、ホフディランの小宮山 雄飛氏、インテリアスタイリストの窪川勝哉氏を招いて、YEVO「YEVO1」トークショウも開催された。
ガジェット好きの小宮山氏は、すでに同様の完全ワイヤレスイヤホンを使っているとのこと。そんな同氏はYEVO1を実際に使って見て、音の良さとデザインの良さを両立していることに関心したという。また、イヤホンがファッションアイテムとしての側面を強めていることについて聞かれると、「イヤホンがきっかけになって音楽を聴く、という逆転が起こるなら、それはとても良いこと」と答えていた。
車好きで車移動が多いという窪川氏は、イヤホンをこれまで使う機会があまりなかったこともあり、YEVO1を使ってみてイヤホンの進化に驚いたという。同氏は北欧デザインについても言及。スウェーデンは北欧のなかでも大国で、特にストックホルムは先進的な都会であり、YEVO1には北欧デザインの流れと共に、最先端のインダストリアルの流れも感じられるとした。また、インテリアの世界ではアクセントにゴールドを使うことがトレンドだが、YEVO1のデザインもまさにこのトレンドを押さえていると述べていた。
トピック
- ジャンルヘッドホン(単体)
- ブランドYEVO LABS
- 型番YEVO1
- 発売日2017年8月9日
- 価格¥OPEN(予想実売価格27,630円前後)
【SPEC】●ドライバーユニット:Knowles社製バランスドアーマチュアドライバー×1 ●通信方式:Bluetooth 4.1 ●対応コーデック:SBC ●インピーダンス:32Ω ●再生周波数帯域:20〜20kHz ●音圧感度:105db ●ワイヤレス範囲:約10m ●フル充電時間:約45分(イヤホン)、約1時間(専用充電ケース) ●質量:10g(イヤホン両耳)、57g(専用充電ケース)