• ブランド
    特設サイト
公開日 2018/01/30 11:41

ソニー、SXSWで「ヒーロージェネレーター」「サッカーVR」など最新技術披露

感動を創造する“WOW Studio”を展開
編集部:川田菜月
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ソニーは、米テキサス州オースティンにて開催される世界最大のクリエイティブ・ビジネス・フェスティバル「SXSW(サウス バイ サウスウエスト)2018」に出展。3月10日〜13日に、同社の最新技術やプロトタイプを活用した研究開発段階のプロジェクトなどを紹介する。

SXSW2018に最新技術を体験できるスペース「WoW STUDIO」を出展

会場では「感動を創造するスタジオ」という意味を込めて“WOW Studio”と題して、研究開発段階のプロジェクトやソニーグループのコンテンツと組み合わせて、楽しみながら体験できる展示を行うとしている。展示内容は以下のとおり。

「A(i)R Hockey (エーアール エアーホッケー)」は、1/1000秒という圧倒的な速さでトラッキングできる、ソニー開発の高速ビジョンセンサー「IMX382」、独自の予測アルゴリズム、触覚提示技術(ハプティクス技術)を組み合わせた新しいAR体験。高速で移動するパックとマレットをリアルタイムにトラッキングし、動きに合わせたプロジェクションを実現するとのこと。

周囲360度に複数台のカメラを設置した空間で、独自の自由視点映像技術を体験できるという「Hero Generator (ヒーロージェネレーター)」では、複数のカメラ間の映像を自動合成し、撮影された体験者の動く3Dモデル(アバター)を上下左右あらゆる角度から見ることのできる映像を実現。SXSWでは体験者の動くアバターが主人公となるショートムービーを撮影する。撮影後にムービーをスマートフォンに保存して持ち帰ることも可能。

「Interactive CUBE (インタラクティブキューブ)」は、巨大な立方体にプロジェクター映像、音、光、触覚提示技術による振動を用いて五感に訴える体験型エンターテインメントステージ。透明のスクリーンを含む2枚のスクリーンを立方体に組み込んでプロジェクター映像を投射、立方体の中に入ると空間に映像が浮遊しているような体験ができるというもので、立方体を複数設置し時間ごとにレイアウト変更することで、様々なインタラクティブゲームを楽しめるとしている。また、クリエーター集団“SIX”とコラボレーションした、音楽のメッセージを可視化した言葉によるDJプレイも行われるとのこと。

ソニーグループのコンテンツとしては、ソニー・ミュージックコミュニケーションズと体験型VRコンテンツのプロデュースを手がける(株)ハシラスが共同開発した「サッカー VR」の試作版を出展。プレーヤーがゴールキーパーとPK対決できるVRコンテンツで、タイミングよくシュートを打つとボールの威力が最大50倍になるスーパーシュートが発動するというもの。センシング技術によりボールの方向やスピードをVR空間に再現し、臨場感のある体験を実現するとしている。

また、昨年に引き続いて展示されるという「Superception (スーパーセプション)」(詳細はこちら)では、コンピューター技術を用いて人間の感覚に介入、知覚を接続することで、工学的に知覚や認知を拡張し変容させる研究の一つとして、人間以外の生き物の知覚世界をパーソナルプロジェクションマッピングによって体験できる「Head Light」を展示する。

ソニーモバイルの独自開発機能「3Dクリエーター」を搭載したスマートフォン“Xperia”を活用した体験型スペースも展開。本機能は人の顔など立体的な被写体をスキャンして素早く高精度の3Dデータを作成するもので、同ブースではロボットアームに「Xperia XZ1」を取り付けて頭部の3Dスキャンを実施、作成データは記念として参加者のスマホに保存することもできる。

ソニー独自の空間音響技術と音楽を掛け合わせ、音像が飛び出てくるような体験ができるという「音響回廊 “Odyssey (オデッセイ)”」も展示。波面合成技術により制御された計576個のスピーカーを使用し、同社いわく「サウンドで時空を旅する不思議な体験」ができるとのこと。本展示では音響に合わせて幻想的な光のインスタレーションも展開される。

その他、犬型ロボット“aibo”(関連ニュース)やコミュニケーションロボット“Xperia Hello!”(関連ニュース)、Sony Innovation Fundをはじめとする「AI × Robotics」の取り組みも展示予定。

SXSWは音楽/映画/インタラクティブの3つを展示の柱としたイベントで、2018年の開催期間は3月9日(金) - 18日(日)。ソニーは新技術や事業アイデアをテーマにしたインタラクティブフェスティバル期間中にブースを出展する。詳細日時、場所は以下のとおり。

■展示実施日時:
2018年3月10日(土)13:00 - 21:00
2018年3月11日(日) - 13日(火)12:00 - 20:00
■場所:99 Trinity St. Austin, TX 78701 USA

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 【ミニレビュー】空き電源コンセントに挿入するだけ。オーディオみじんこ「SILVER HARMONIZER AC-ADVANCE」
2 連載:世界のオーディオブランドを知る(3)日本発ブランドの象徴「デノン」の歴史を紐解く
3 ボーズ、ながら聴きTWS「Bose Ultra Open Earbuds」にさらに新色。計7色のカラバリを用意
4 FX-AUDIO-、ヘッドホンアンプ/プリアンプとしても使えるコンパクトDAC「DAC-T3J」。税込7480円
5 【完全ワイヤレスイヤホン特集 PART.1】10000円未満のオススメは?
6 日本発、高コスパイヤホン新本命。final「ZE3000SV」は機能充実、そして何より音が良い!
7 BenQ、ノングレアIPSパネル搭載のプログラミング向け31.5型4Kモニター「RD320U」
8 e☆イヤホン、2025年「福耳袋」を12/20から順次販売開始。スタッフセレクト袋や100万円の「超福耳袋」も
9 装着性が向上してさらに進化! “ハイルドライバー” AMT搭載のオープン型ヘッドホン「HEDDphone TWO」を聴く
10 【インタビュー】エソテリックとティアック、進化し続ける2ブランド。世界にアピールする技術力でオーディオを推進
12/18 9:21 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.195
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX