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公開日 2018/09/05 13:00
ヤマハ、5年ぶり刷新の11chパワーアンプ「MX-A5200」。GND改善などで音質向上、ブリッジ接続対応
価格は32万円
ヤマハは、11chパワーアンプ「MX-A5200」を12月中旬より発売する。価格は320,000円(税抜)。カラーはチタンとブラックの2色がラインナップされる。
本機は、同時発表された11.2ch対応AVプリアンプ「CX-A5200」(10月下旬発売・300,000円/(税抜)、関連ニュース)と対になるパワーアンプだ。
AVプリアンプ CX-A5200は、2015年10月に登場した「CX-A5100」の後継となる、AVNTAGEとして三世代目のモデル。一方でマルチチャンネルパワーアンプは2013年発売の「MX-A5000」以来の新製品で、5年ぶりに刷新されることになる。
CX-A5200と同様、従来モデルをベースとしつつ、入念な音質チューニングやパーツ選定を実施。大きな変更としては、信号用GND(グランド)の伝送を共通GNDから分離することでセパレーションおよびS/Nを改善する「GNDセンシング回路」を新たに採用。また、筐体の大幅な剛性強化も実施した。これらにより、従来機を大きく上回るサウンドを実現したとのこと。また、本機では新たにフロント2chのブリッジ接続に対応した。
11chパワーアンプを内蔵し、定格出力は2ch駆動時で170W/ch(6Ω)、150W/ch(8Ω)。ブリッジ接続による2ch駆動時で200W/ch(6Ω)、240W/ch(8Ω)となる。スピーカー出力は11ch対応、13ch分のスピーカー端子を搭載する。
なおアナログ音声入力は、XLRバランス/RCAアンバランスをそれぞれ11ch分備えている。
ヤマハミュージックジャパンの小林博文氏は、5年ぶりに刷新された本機について、「CX-A5100が非常に高い評価を得た反面、MX-A5000の音がその音に追いついていなかったことは残念ながら認識していた。今回、最新世代のAVプリアンプにふさわしいマルチチャンネル・パワーアンプをついに実現することができた」と語っていた。AVENTAGEのセパレートAVアンプとして目指した音の方向性については、CX-A5200の記事で紹介している。
電気回路的な要素の改善としては、新たにGNDセンシング回路という考え方を導入したことが挙げられる。従来モデルでは信号用GNDを共通GND(Common GND)と共通化していたが、MX-A5200では回路上で信号線と一緒に信号用GNDを引き、共通GNDとは分離した。これにより、セパレーションおよびS/Nを改善できたとのこと。
また、電源GNDの最適化を図るために、線材の見直しを実施。線材の径を従来より太くして、30 - 50%の低インピーダンス化を実現した。これにより大電流を瞬時に、スムーズに流すことができ、駆動力および応答速度を改善することができたという。
新たにフロント2chのブリッジ接続にも対応した。ブリッジ接続とは、2ch分のアンプの各入力に逆位相の信号を入力して1ch分のスピーカーをプッシュプル駆動することにより、より大きな出力を得ることができる接続方法だ。
4ch分アンプをフロント2chに割り当ててブリッジ接続駆動するので、ブリッジ接続時は最大で「ブリッジ 2ch(フロント) + 7ch」のシステムを構築することができる。
筐体については、本体底面のボトムカバーを従来の1mm厚から2mm厚へ変更。厚さが2倍となり、ボトムカバーの重さも1kg増えた。これにより、本体中央に配置された「5番目の足」とも相まって、さらなる低重心化と低共振化を実現したという。
高剛性シャーシは、厚さ1.6mmの鋼板を仕様したサブシャーシとH型メインフレーム、外周部のアウターフレームを強固に結合するH型リジッドフレーム構造を採用した。
消費電力は650W(待機時0.1W)。外形寸法は435W×211H×463.5Dmm、質量は26.4kg。
本機は、同時発表された11.2ch対応AVプリアンプ「CX-A5200」(10月下旬発売・300,000円/(税抜)、関連ニュース)と対になるパワーアンプだ。
AVプリアンプ CX-A5200は、2015年10月に登場した「CX-A5100」の後継となる、AVNTAGEとして三世代目のモデル。一方でマルチチャンネルパワーアンプは2013年発売の「MX-A5000」以来の新製品で、5年ぶりに刷新されることになる。
CX-A5200と同様、従来モデルをベースとしつつ、入念な音質チューニングやパーツ選定を実施。大きな変更としては、信号用GND(グランド)の伝送を共通GNDから分離することでセパレーションおよびS/Nを改善する「GNDセンシング回路」を新たに採用。また、筐体の大幅な剛性強化も実施した。これらにより、従来機を大きく上回るサウンドを実現したとのこと。また、本機では新たにフロント2chのブリッジ接続に対応した。
11chパワーアンプを内蔵し、定格出力は2ch駆動時で170W/ch(6Ω)、150W/ch(8Ω)。ブリッジ接続による2ch駆動時で200W/ch(6Ω)、240W/ch(8Ω)となる。スピーカー出力は11ch対応、13ch分のスピーカー端子を搭載する。
なおアナログ音声入力は、XLRバランス/RCAアンバランスをそれぞれ11ch分備えている。
ヤマハミュージックジャパンの小林博文氏は、5年ぶりに刷新された本機について、「CX-A5100が非常に高い評価を得た反面、MX-A5000の音がその音に追いついていなかったことは残念ながら認識していた。今回、最新世代のAVプリアンプにふさわしいマルチチャンネル・パワーアンプをついに実現することができた」と語っていた。AVENTAGEのセパレートAVアンプとして目指した音の方向性については、CX-A5200の記事で紹介している。
電気回路的な要素の改善としては、新たにGNDセンシング回路という考え方を導入したことが挙げられる。従来モデルでは信号用GNDを共通GND(Common GND)と共通化していたが、MX-A5200では回路上で信号線と一緒に信号用GNDを引き、共通GNDとは分離した。これにより、セパレーションおよびS/Nを改善できたとのこと。
また、電源GNDの最適化を図るために、線材の見直しを実施。線材の径を従来より太くして、30 - 50%の低インピーダンス化を実現した。これにより大電流を瞬時に、スムーズに流すことができ、駆動力および応答速度を改善することができたという。
新たにフロント2chのブリッジ接続にも対応した。ブリッジ接続とは、2ch分のアンプの各入力に逆位相の信号を入力して1ch分のスピーカーをプッシュプル駆動することにより、より大きな出力を得ることができる接続方法だ。
4ch分アンプをフロント2chに割り当ててブリッジ接続駆動するので、ブリッジ接続時は最大で「ブリッジ 2ch(フロント) + 7ch」のシステムを構築することができる。
筐体については、本体底面のボトムカバーを従来の1mm厚から2mm厚へ変更。厚さが2倍となり、ボトムカバーの重さも1kg増えた。これにより、本体中央に配置された「5番目の足」とも相まって、さらなる低重心化と低共振化を実現したという。
高剛性シャーシは、厚さ1.6mmの鋼板を仕様したサブシャーシとH型メインフレーム、外周部のアウターフレームを強固に結合するH型リジッドフレーム構造を採用した。
消費電力は650W(待機時0.1W)。外形寸法は435W×211H×463.5Dmm、質量は26.4kg。