• ブランド
    特設サイト
公開日 2019/01/11 11:42

<CES>LG、8K有機ELテレビの高画質をアピール。壁寄せ設置プロジェクターの4Kモデルも披露

画面巻き取り有機ELテレビが人気
折原一也
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
LG Electronicsは、CES 2019において例年通り広大なブースを展開。特に今年はプレスカンファレンスで圧倒的な注目を集めたロール式・自動巻き取り対応の65インチ有機ELテレビ「LG Signatures OLED TV R」を中心に、有機ELテレビおよび8Kテレビが多数出展されていた。

曲線を描く有機ELテレビの巨大展示が出迎えるLGブース

毎年恒例となっているLG製の湾曲有機ELを利用したエントランスの演出は、今年は波を打つように55型の有機ELパネル260枚が組み合わされ、森林を流れる清流等のダイナミックな演出で出迎える。

そして、ブースの中心に据えられているのが、CES 2019のAV関連製品で最も注目を集めた製品のひとつといって過言でない、巻取り式の有機ELテレビ「LG Signatures OLED TV R」だ。

巻取り式かつ自動でせり出す有機ELテレビ「LG Signatures OLED TV R」

プレスカンファレンスでも実機が披露されたが、スピーカーを内蔵したテレビラック形状の本体に65型の有機ELパネルが巻き取れる形で収納されていて、テレビとして使う際には画面がせり上がる形で姿を変える。ブースでは、音楽と共に定期的にせり上がりテレビの形になるデモンストレーションが行われており、常に人だかりができていた。

設置時には3つのビューモードがあり、立ち上げ時(Full View)では通常のテレビになる。収納時(Zero View)ではテレビの存在感を消すことができ、普段はパネルの1/3の領域を出すLine Viewで、ライフスタイルインフォメーションが表示可能だ。「LG Signatures OLED TV R」の基本スペックは65型のワンサイズで、LGの通常のOLEDが搭載する機能はすべて搭載する。

有機ELパネル部を完全に収納した状態

LGの2019年有機ELテレビのける高画質化のポイントとなるのが、最新映像エンジン「α9 Gen 2」だ。この映像エンジンは、ディープラーニングアルゴリズムなどを活用してコンテンツの元のクオリティを認識し、高画質化する方法を自動的に最適化する。さらには映像をシーン単位で分析して画質を調整したり、周囲の環境に応じた画質の最適化も行うという。このα9 Gen 2は、コンテンツに応じた音質のチューニングにも用いられる。

有機ELテレビ専用プロセッサーとなる「α9 Gen 2」

従来機とα9 Gen 2搭載機での比較デモ。4K映像の質感向上と階調のスムーズ化を確認できた


AIによる高音質化については、視聴ジャンルに応じた最適化に近いかたちをとっているようだ

また、8K有機ELテレビ「Z9」を発表。米国に加えて日本でも発売予定とのこと。8K有機ELテレビは88型の1機種による展開で、価格は30,000ドル程度となる見込みだ。なお、HDMIからの8K映像信号の入力も対応を予定する。

88型の8K有機ELテレビ「Z9」を米国、日本で発売予定。日本では年内になる見込み

IPS液晶の8K液晶テレビも、NanoCellg技術による高画質化を打ち出した「Nano Cell TV 8K」として発売予定。こちらは75型モデルを予定していて、米国で年下半期の発売を予定。価格は未定だという。

8K液晶テレビは「Nano Cell TV 8K」として75型モデルを展開

ブースに出展されていた、AV関連の注目モデルも紹介しよう。昨年発表されて日本でも人気となった「Cine Beam」による超短焦点プロジェクターにも4Kの新モデル「HU85L」(関連ニュース)が登場。HF85JGと比べるとやや上位機種と呼べる価格帯のモデルで、最大120インチ投射が可能だ。

壁寄せ設置するスタイルの4Kプロジェクターも新機種「HU85L」が登場

LGブランドによるドルビーアトモスとDTS:X対応のサウンドバー「SL-5Y」も登場。4.1chのスピーカー構成で壁掛け、台置きの両方に対応。同社Wi-Fiスピーカーのラインナップ等と同じくMERIDIANの技術を搭載したもので、ハイレゾロゴも取得。Googleアシスタントはbuilt-in対応となる。現時点の価格未定だ。

ドルビーアトモスとDTS:X対応、そしてハイレゾ対応のLGの新サウンドバー

ノートPCでは、日本でも発売中の「gram」に17型モデルが登場。ポータブルノートのgramに17型液晶搭載は意外にも感じるが、重量は1.35gと見た目より軽め。バッテリー駆動は最長19.5時間対応と長時間バッテリーモデルとしても注目。搭載CPUはCore i7-8565Uで価格は1,699ドルを予定する。

日本でも人気のLGの薄型軽量ノート「gram」に17型モデルが登場

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ソニー、第2世代フラグシップ・ミラーレス一眼「α1 II」。画質、操作性を着実に強化
2 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
3 目黒蓮を“もっとそばに”感じられる特別イベント。「レグザミュージアム〜The 6 STORIES〜」11/21から原宿で開催
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 ビックカメラ.com、「2025年新春福箱」の抽選申し込み開始。全66種類、iPadやPS5も登場
6 覚えておくと絶対便利!iPhoneの「計測」アプリでできる、あんなことこんなこと
7 ビクター「HA-A6T」レビュー!5000円切り完全ワイヤレスイヤホンは「価格を上回るクオリティ」
8 高音質と機能性を両立する新たなスタンダード機!AVIOTのANC完全ワイヤレス「TE-V1R」レビュー
9 Meze Audioが打ち出す待望の入門モデル。開放型ヘッドホン「105 AER」&イヤホン「ALBA」の音質に迫る
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/21 10:37 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX