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公開日 2019/04/27 20:57
<ヘッドフォン祭>Astell&Kernの重量級DAP「KANN CUBE」が人気/ Fenderの新イヤホン「TEN 2」「NINE 2」
ULTRASONE新ヘッドホン「Edition 15 Veritas」なども出展
4月27日・28日と東京・中野サンプラザで開催しているフジヤエービック主催「春のヘッドフォン祭2019」。本記事では、Astell&KernやUltimate Ears、Fenderなどを取り扱うアユートや、パナソニックなどのブースをレポートする。
■アユート
13Fのコスモルームに入ってすぐ、左手にずらりと並んで展開するアユートブースでは、イベント直前の4月26日に発表された、Astell&Kernのポータブルオーディオプレーヤー「KANN CUBE」が登場(関連ニュース)。開場直後から本機の試聴にたくさんの方が訪れていた。
KANN CUBEの特徴は、ポータブルプレーヤーとして世界初となる、ハイエンドオーディオにも採用されるESSの最上位DAC「ES9038PRO」を2基搭載した点。他にも7,400mAhの大容量バッテリーを搭載、最大出力12Vの強力なヘッドホンアンプを備えるなど、本体サイズは大型化したものの、性能面でも大きく強化されている。
また、MINI XLR端子のライン出力も装備。製品発表会にて披露された専用ラインケーブル(一方がMINI XLR、もう一方がXLR×2)も、KANN CUBEの発売に合わせて製品化を目指すとのこと。本体質量は約493gとのことだが、厚みあるデザインの外観からイメージほど重くない印象だった。Astell&Kernスペースではポータブルプレーヤー全ラインナップを揃えて展示、聴き比べることも可能だ。
今年3月から取り扱いを開始したULTRASONEでは、5月25日発売予定の密閉型ヘッドホン「Edition 15 Veritas(関連ニュース)」や、静電型トゥイーターを2基搭載した4ウェイ・6ドライバー ハイブリッド型イヤホン「SAPHIRE(関連ニュース)」など新製品を出展。イベント出展は初となり、こちらも多くの方がじっくりと試聴していた。
Fenderからは新モデル「TEN 2」と「NINE 2」が登場。プロ向けIEMシリーズに追加されるモデルで、「TEN 2」はφ10mmダイナミックドライバーを1基、BAドライバーを2基搭載し、3Dプリント・デジタル・ハイブリッド・テクノロジーによるハウジングデザインを採用。「NINE 2」はφ9.25mmダイナミックドライバーを1基、BAドライバーを2基搭載する。本シリーズはこれまで5モデルをラインナップしているが、従来モデルのTEN 3とNINE 1では価格差が大きく、今回登場した2モデルはその間に追加されるかたち。価格は未定だが、5月下旬頃の発売を予定しているとのこと。
また、こちらも4月から取り扱いをスタートしたばかりの香港ブランドAcoustuneは、早くも新モデルが2機種登場。いずれも医療系素材を採用した独自のダイナミック型ドライバー「ミリンクスドライバー」は第4世代を搭載、「HS1650CU White」は音響チャンバーを真鍮、機構ハウジングに銅を採用し、外観はホワイトカラーに塗装される。「HS1695TI」は音響チャンバーをチタン、機構ハウジングにアルミを採用し、外観はゴールドの塗装が施される。ケーブルにはシルバーコート銅線とOFC線のハイブリッド線を採用し、プラグには日本ディックス社のPentaconnシリーズを採用し、3.5/2.5/4.4mm各種モデルが用意される予定。
ケーブルブランドのLuminox Audioからは、「Shadow」を参考出展。発売日・価格は未定とのことだが、Shadowはシルバーコート銅と高純度銅OCCを組み合わせた4芯構造で、従来モデル「85-Filter」と同等の価格帯を想定。Ultimate Earsなど一部カスタムIEMで採用されている端子・T2に対応するモデルも合わせて用意されていた。
AZLAからはダイナミック型イヤホンのエントリーモデルとして新登場した「ORTA(関連ニュース)」をメインに、同ブランドのイヤーピース「SednaEarfit」および「SednaEarfit Light」を出展。さらには軸部分を従来より短めにしたというショートモデルも参考展示している。
■パナソニック
パナソニックでは主にワイヤレスヘッドホン/イヤホンをメインに出展。4月19日に発売開始したaptX LL対応のBluetoothヘッドホン「RP-HD300B」、ケーブル一体型のBluetoothイヤホン「RP-HTX20B」「RP-NJ310B」などが並ぶ。またGoogleアシスタント対応を果たしたBluetoothヘッドホン「RP-HD610N」も展示。2018年モデル「RP-HD600N」との比較試聴も可能だ。
RP-HTX20Bではレトロで可愛らしいデザインが特徴のヘッドホン「RP-HTX80」とイメージを合わせた外観デザインが特徴。装着感にもこだわっており、同社の補聴器開発の技術などから得たノウハウも取り入れられているという。RP-HD610NではGoogleアシスタント対応など機能面の向上はもちろん、ヘッドバンド部の装着感なども改良されているとのこと。
■ACS
ACSでは、同社のユニバーサルタイプのIEM「EVOKE」「EVOLVE」「EMOTION」を展示。カスタムメイドの耳栓や、カスタムメイドのIEMをプロ向けに20年以上製造してきたブランドで、ユニバーサルIEMの音質をベースにしたカスタムIEM製作も人気とのこと。シングルBAドライバー機「EVOKE」であれば、本体価格42,000円にプラス3万〜4万円程度と10万円以内で製作も可能とのこと。
■acoustic effect/NIDEON
acoustic effectでは、シングルBAイヤホンの新モデル「YSM-33/ROFC(税込49,000円)」「YSM-44/RS(税込56,000円)」を出展。BAドライバーならではの中高域の再現力はそのままに、ユーザーからの要望も多かったという低域再生を強化。従来モデルよりも量感のあるチューニングを施したとのこと。ブースでは従来ラインナップも用意され、比較試聴も行える。
NIDEON(日本電子音響)では、同社のリケーブル/プラグ製品を展示。プラグの新モデルでは、独自技術でニッケル不要で銅に金メッキを施したとのこと。接続部分で金と銅が相互に交わる量を極力減らすことで、よりクリアに信号を届けられるとしている。
なお、イベント2日めの28日には、特売コーナーの全製品が5%オフになる「ファイルウェブ割」を実施。ファイルウェブの「春のヘッドフォン祭2019」関連記事を(この記事含む)表示したスマホを、フジヤエービックの販売スタッフに見せるだけで割引が適用される。
■アユート
13Fのコスモルームに入ってすぐ、左手にずらりと並んで展開するアユートブースでは、イベント直前の4月26日に発表された、Astell&Kernのポータブルオーディオプレーヤー「KANN CUBE」が登場(関連ニュース)。開場直後から本機の試聴にたくさんの方が訪れていた。
KANN CUBEの特徴は、ポータブルプレーヤーとして世界初となる、ハイエンドオーディオにも採用されるESSの最上位DAC「ES9038PRO」を2基搭載した点。他にも7,400mAhの大容量バッテリーを搭載、最大出力12Vの強力なヘッドホンアンプを備えるなど、本体サイズは大型化したものの、性能面でも大きく強化されている。
また、MINI XLR端子のライン出力も装備。製品発表会にて披露された専用ラインケーブル(一方がMINI XLR、もう一方がXLR×2)も、KANN CUBEの発売に合わせて製品化を目指すとのこと。本体質量は約493gとのことだが、厚みあるデザインの外観からイメージほど重くない印象だった。Astell&Kernスペースではポータブルプレーヤー全ラインナップを揃えて展示、聴き比べることも可能だ。
今年3月から取り扱いを開始したULTRASONEでは、5月25日発売予定の密閉型ヘッドホン「Edition 15 Veritas(関連ニュース)」や、静電型トゥイーターを2基搭載した4ウェイ・6ドライバー ハイブリッド型イヤホン「SAPHIRE(関連ニュース)」など新製品を出展。イベント出展は初となり、こちらも多くの方がじっくりと試聴していた。
Fenderからは新モデル「TEN 2」と「NINE 2」が登場。プロ向けIEMシリーズに追加されるモデルで、「TEN 2」はφ10mmダイナミックドライバーを1基、BAドライバーを2基搭載し、3Dプリント・デジタル・ハイブリッド・テクノロジーによるハウジングデザインを採用。「NINE 2」はφ9.25mmダイナミックドライバーを1基、BAドライバーを2基搭載する。本シリーズはこれまで5モデルをラインナップしているが、従来モデルのTEN 3とNINE 1では価格差が大きく、今回登場した2モデルはその間に追加されるかたち。価格は未定だが、5月下旬頃の発売を予定しているとのこと。
また、こちらも4月から取り扱いをスタートしたばかりの香港ブランドAcoustuneは、早くも新モデルが2機種登場。いずれも医療系素材を採用した独自のダイナミック型ドライバー「ミリンクスドライバー」は第4世代を搭載、「HS1650CU White」は音響チャンバーを真鍮、機構ハウジングに銅を採用し、外観はホワイトカラーに塗装される。「HS1695TI」は音響チャンバーをチタン、機構ハウジングにアルミを採用し、外観はゴールドの塗装が施される。ケーブルにはシルバーコート銅線とOFC線のハイブリッド線を採用し、プラグには日本ディックス社のPentaconnシリーズを採用し、3.5/2.5/4.4mm各種モデルが用意される予定。
ケーブルブランドのLuminox Audioからは、「Shadow」を参考出展。発売日・価格は未定とのことだが、Shadowはシルバーコート銅と高純度銅OCCを組み合わせた4芯構造で、従来モデル「85-Filter」と同等の価格帯を想定。Ultimate Earsなど一部カスタムIEMで採用されている端子・T2に対応するモデルも合わせて用意されていた。
AZLAからはダイナミック型イヤホンのエントリーモデルとして新登場した「ORTA(関連ニュース)」をメインに、同ブランドのイヤーピース「SednaEarfit」および「SednaEarfit Light」を出展。さらには軸部分を従来より短めにしたというショートモデルも参考展示している。
■パナソニック
パナソニックでは主にワイヤレスヘッドホン/イヤホンをメインに出展。4月19日に発売開始したaptX LL対応のBluetoothヘッドホン「RP-HD300B」、ケーブル一体型のBluetoothイヤホン「RP-HTX20B」「RP-NJ310B」などが並ぶ。またGoogleアシスタント対応を果たしたBluetoothヘッドホン「RP-HD610N」も展示。2018年モデル「RP-HD600N」との比較試聴も可能だ。
RP-HTX20Bではレトロで可愛らしいデザインが特徴のヘッドホン「RP-HTX80」とイメージを合わせた外観デザインが特徴。装着感にもこだわっており、同社の補聴器開発の技術などから得たノウハウも取り入れられているという。RP-HD610NではGoogleアシスタント対応など機能面の向上はもちろん、ヘッドバンド部の装着感なども改良されているとのこと。
■ACS
ACSでは、同社のユニバーサルタイプのIEM「EVOKE」「EVOLVE」「EMOTION」を展示。カスタムメイドの耳栓や、カスタムメイドのIEMをプロ向けに20年以上製造してきたブランドで、ユニバーサルIEMの音質をベースにしたカスタムIEM製作も人気とのこと。シングルBAドライバー機「EVOKE」であれば、本体価格42,000円にプラス3万〜4万円程度と10万円以内で製作も可能とのこと。
■acoustic effect/NIDEON
acoustic effectでは、シングルBAイヤホンの新モデル「YSM-33/ROFC(税込49,000円)」「YSM-44/RS(税込56,000円)」を出展。BAドライバーならではの中高域の再現力はそのままに、ユーザーからの要望も多かったという低域再生を強化。従来モデルよりも量感のあるチューニングを施したとのこと。ブースでは従来ラインナップも用意され、比較試聴も行える。
NIDEON(日本電子音響)では、同社のリケーブル/プラグ製品を展示。プラグの新モデルでは、独自技術でニッケル不要で銅に金メッキを施したとのこと。接続部分で金と銅が相互に交わる量を極力減らすことで、よりクリアに信号を届けられるとしている。
なお、イベント2日めの28日には、特売コーナーの全製品が5%オフになる「ファイルウェブ割」を実施。ファイルウェブの「春のヘッドフォン祭2019」関連記事を(この記事含む)表示したスマホを、フジヤエービックの販売スタッフに見せるだけで割引が適用される。