• ブランド
    特設サイト
公開日 2019/06/19 13:00

ヤマハ、Amazon Alexa内蔵のワンボディ・サウンドバー「YAS-109」。2.7万円前後

Spotifyなど音楽ストリーミングにも対応
編集部:小澤貴信
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ヤマハは、Amazon Alexa内蔵により単体で音声操作が行えるサウンドバー「YAS-109」を7月上旬より発売する。価格はオープンだが、27,000円前後での実売が予想される。

「YAS-109」

外付けサブウーファーなしで完結する、いわゆるワンバー・タイプの2.1chサウンドバー。大ヒットとなった従来モデル「YAS-108」の後継機種で、新たに音楽ストリーミングを含むネットワーク再生への対応、Amazon Alexa内蔵を実現するなど、機能面の大幅な進化を実現した。さらに、全ユニットを刷新するなど、音質面も強化を図っている。

特に大きな進化となったのが、新たに音声コントロール用マイクを内蔵し、Amazonの提供する音声アシスタント機能「Amazon Alexa」に対応した点だ。これにより、本体に話しかけるだけで曲の再生/停止、音量調整などの基本操作が行えるほか、SpotifyやAmazon Musicなどの音楽ストリーミングと連携し、楽曲名やアーティスト名、ジャンルなどを指定して音楽を再生することも可能となる。

本機付属のリモコン。新たにAlexaボタンが用意された

音楽再生以外にも、音声による問いかけによって天気やニュース、交通情報などを聞いたり、アラームやタイマー機能を使うなど、本機単体でAlexaの各サービスや機能を利用することができる。

音楽ストリーミングを含むネットワーク再生にも対応した。従来モデルはネットワーク非対応で、例えば音楽ストリーミングを聴く場合はスマートフォンなどからBluetoothで伝送するかたちだった。

これに対してYAS-109はWi-Fi(2.4GHz)および有線LANを内蔵し、本体から音楽ストリーミングを再生することが可能、Spotify(Spotify Connect)およびAmazon Musicに対応しており、アプリからの操作や音声操作で、本体から各サービスを再生できる。

なお、現状でSpotify Connectから再生できるのはSpotifyのPremium版(有料版)のみという製品がほとんどだが、本機はSpotifyのFree版(無料版)の再生にも対応している。

背面端子部

NASなどサーバーに保存した音楽を本機から再生することも可能だ。対応フォーマットはWAV、FLAC(192kHz/24bit)、ALAC(96kHz/24bit)、MP3・WMA・AAC(48kHz/320kbps)。これらネットワーク機能の追加に合わせて、専用アプリ(Sound Bar Controller)も刷新された。

ネットワーク機能の追加の一方で、アナログ入力は本機から省略されている。また、Bluetoothもマルチポイント接続非対応となった。

従来モデルから引き続き、バーチャル3Dサラウンド技術「DTS Virtual:X」に対応。前方・左右・後方に加え、高さ方向の音場もバーチャルで再現してくれる。さらに5種類の3Dサラウンドプログラム(Movie/Music/Sports/TV/GAME)も用意。DTS Virtual:Xと掛け合わせで使用することもできる。

DTS Virtual:Xについては、多岐にわたるパラメーターが用意されているため、同社の技術やノウハウを活用した独自のサウンドの追い込みを行っているという。発表に先立って行われたプレス向け内覧では、ワンバー・タイプとは思えない左右・後方、そして高さ方向への音の広がりに驚かされたが、こうした音場再現にはDTS Virtual:Xの効果だけでなく、同社のチューニングが大きく寄与しているようだ。

スピーカーユニットは、L/R用に55mmコーン型ユニット(非防磁)を2基、25mmドーム型トゥイーター(防磁)を2基搭載。サブウーファー用に75mmコーン型ユニット(非防磁)を2基搭載する。L/Rスピーカーは密閉型、サブウーファーはバスレフ型となる。出力はL/Rスピーカーが30W×2、サブウーファーが60W(非同時駆動)。

ユニットの口径や構成は従来モデルと同様だが、ユニット自体は全て刷新。音質も全面的な見直しが行われた。

YAS-109(手前)と従来モデル YAS-108(奥)

サウンドバーのボディも、薄型ラウンドフォルムを用いたデザインへ刷新。ベース部を小さく傾斜させ、両サイドを半円形にしている。表面にはファブリック素材を採用する。壁掛け時にも対応しており、その場合はテレビ台などに据え置く場合に天面にくる面が前方となる。従ってユニットの向きも変わるため、取り付け向きを自動検知して、音質チューニングも自動的に最適化される。

壁掛けにも対応。その場合はユニットの向きに合わせて音質も最適化される

HDMI端子は1入力/1出力(いずれもHDCP2.3対応)を搭載。そのほか、光デジタル端子、LAN端子も搭載する。HDMI入力は4Kリピート、HDR10/HLGに対応、HDMI出力はHDR10/HLG、ARCに対応する。

消費電力は30W(ボイスコントロール待受時 4.3W、待機時/HDMIコントロールオフ最小 2.2W)となる。外形寸法は890W×53H×131Dmm、質量は3.4kg。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ボーズ、アルミ筐体の室内向けBluetoothスピーカー「SoundLink Home」
2 待望の日本上陸、ハイレゾサブスク「Qobuz」速攻レビュー! Amazon/Apple Musicと音質を比較
3 Shanling、リッピング機能付きのCDトランスポート「CR60」。PCやスマホに楽曲取り込みが可能
4 オープン型ヘッドホンの新スタンダード。オーディオテクニカ「ATH-ADX3000」速攻レビュー
5 「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ2024」が11月23日(土・祝)・24日(日)に開催
6 【インタビュー】シャープ「AQUOS」が夏商戦で躍動。まるっとおまかせ「AIオート」などテレビがもっと楽しくなる魅力が満載
7 Qobuzのストリーミングを聴くためには何が必要?対応ネットワークオーディオ機器を一挙紹介
8 創業78年目の新挑戦。JBLはなぜ、初のAVアンプ市場に参入したのか?“白い” AVアンプ誕生秘話を訊く
9 クリエイティブ、Snapdragon Sound/LE Audio対応のBluetoothトランスミッター「BT-W6」
10 final、“一音一音の実在感が感じられる” ダイナミック型イヤホン「A6000」
10/25 10:19 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX