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公開日 2023/04/29 17:06
<ヘッドフォン祭>iBasso・Shanlingが物量投入DAPを参考出品/新ブランドWiiMのストリーマーもお披露目
WAGNUSやコペックジャパンのブースも
フジヤエービックが主催する展示会イベント「春のヘッドフォン祭 2023」が、中野サンプラザにて本日4月29日に開催された。本稿では15Fルームコスモに出展するMUSIN、WAGNUS、ブースなどの模様をレポートする。
MUSINのブースでは、iBasso、Shanling、そして先日、日本での輸入代理店業務を発表したWiiM製品の展示を実施。
iBassoからは事前に発表があったように、全世界888台限定のDAP「DX320MAX Ti」を国内初披露。現在のフラグシップモデル「DX320」をベースに、“ポータブルプレーヤーという基板面積や限られた筐体サイズの中で、iBasso最高峰のサウンドを実現するために一切の妥協を許さないこだわりの一機”として、物量を投入して開発されたモデルとなる。発売時期は今年初夏、価格は税込460,000円前後を見込む。
DACチップには、ローム社製「BD34301EKV」をクアッド構成で採用。通常は2基のチップで駆動するとのことだが、4基駆動の「アルティメットモード」への切り替えオプションを装備。またボリュームコントロールについては、ステップ式のアッテネーターを自社開発。先代の「300MAX」で採用していたポテンショメーターから、アナログ式のボリュームメーターに刷新した。完全アナログでボリュームとゲイン調整を行うことで、小音量再生時のノイズ抑制・左右のギャングエラーを防ぐ。
国内初披露ということもあり、「これを目当てに来ました」というユーザーも少なくなかったとブース担当者が教えてくれた。
Shanlingからは、新フラグシップDAP「M9 Plus」を参考出展。DACはAKM「AK4191」を2基、「AK4499EX」を4基搭載し、SoCにQualcomm「Snapdragon 665」を採用するなど、フラグシップに相応しい物量を投入する。現在日本での発売時期・価格は調整中とのことだ。
さらに、本国で1機しかない試作機を持ち込んだというUSB-DAC /AMP「H5」も参考出展。こちらのスペックについては試作機であるということもあり「現在も調整中」として伏せられていたが、ブースでは試聴が可能となっていた。
同社が新たに取り扱いを開始したWiiMは、ヤマハやMarshallなどの製品にスマートフォンによるワイヤレス伝送技術を提供する米・Linkplay社によるオーディオブランド。イベントではネットワークストリーマー「WiiM Mini」「WiiM Pro」が参考出展された。
両機はともにAirPlay 2、Spotify Connectなど基本的なネットワークプロトコルをサポートしており、「あらゆる既存のオーディオシステムやスピーカーシステムをスマート化する」ネットワークストリーマーだと担当者は説明する。
エントリー機のWiiM Miniは、USB-Cによる電源入力、オーディオ入出力に3.5mm、光デジタルを装備。変換ケーブルなどを用いた運用を想定する。価格は1万2〜3千円程度を見込む。上位機のWiiM Proは入出力系にRCAを増設し、スプリッター/ストリーマーとして使用が可能。価格については「2万円を超えるか超えないか」とのこと。発売時期はともにまだ確定ではないが、6月を目標としているそうだ。
WAGNUSのブースでは、WAGNUSブランドのリケーブルとNoble AudioのカスタムIEMのラインナップを集中展示。WAGNUSからは、エントリーリケーブル「Lilyシリーズ」より、「Sakura Quartz Lily」を参考出展。5月中旬〜下旬ごろの発売を予定、価格は税込19,800円を見込む。
同社はこれまでも「Sakura Lily」「Sakura Lily Flora」などを展開してきたが、いずれも使用線材に限りがあったということで限定数を設けて販売。今回発表のSakura Quartz Lilyは、新規に製造したワイヤーを利用したことで在庫を確保、限定アイテムではなくスタンダードアイテムとしてラインナップしていくという。
ほか、コンプライブースでは4月に発売されたばかりのイヤーピース「TRUE GRIP PRO」を始めとした既存アイテムの試聴・販売を実施。
コペックジャパンは、Cayin、UNCOMMON、FIDUEなどの既存製品をラインナップ。ブースでCayin製品の試聴後SNSにレビューを投稿することで同ブランドの30周年記念トートバッグをプレゼントするといったユニークなキャンペーンも実施されていた。
MUSIN
MUSINのブースでは、iBasso、Shanling、そして先日、日本での輸入代理店業務を発表したWiiM製品の展示を実施。
iBassoからは事前に発表があったように、全世界888台限定のDAP「DX320MAX Ti」を国内初披露。現在のフラグシップモデル「DX320」をベースに、“ポータブルプレーヤーという基板面積や限られた筐体サイズの中で、iBasso最高峰のサウンドを実現するために一切の妥協を許さないこだわりの一機”として、物量を投入して開発されたモデルとなる。発売時期は今年初夏、価格は税込460,000円前後を見込む。
DACチップには、ローム社製「BD34301EKV」をクアッド構成で採用。通常は2基のチップで駆動するとのことだが、4基駆動の「アルティメットモード」への切り替えオプションを装備。またボリュームコントロールについては、ステップ式のアッテネーターを自社開発。先代の「300MAX」で採用していたポテンショメーターから、アナログ式のボリュームメーターに刷新した。完全アナログでボリュームとゲイン調整を行うことで、小音量再生時のノイズ抑制・左右のギャングエラーを防ぐ。
国内初披露ということもあり、「これを目当てに来ました」というユーザーも少なくなかったとブース担当者が教えてくれた。
Shanlingからは、新フラグシップDAP「M9 Plus」を参考出展。DACはAKM「AK4191」を2基、「AK4499EX」を4基搭載し、SoCにQualcomm「Snapdragon 665」を採用するなど、フラグシップに相応しい物量を投入する。現在日本での発売時期・価格は調整中とのことだ。
さらに、本国で1機しかない試作機を持ち込んだというUSB-DAC /AMP「H5」も参考出展。こちらのスペックについては試作機であるということもあり「現在も調整中」として伏せられていたが、ブースでは試聴が可能となっていた。
同社が新たに取り扱いを開始したWiiMは、ヤマハやMarshallなどの製品にスマートフォンによるワイヤレス伝送技術を提供する米・Linkplay社によるオーディオブランド。イベントではネットワークストリーマー「WiiM Mini」「WiiM Pro」が参考出展された。
両機はともにAirPlay 2、Spotify Connectなど基本的なネットワークプロトコルをサポートしており、「あらゆる既存のオーディオシステムやスピーカーシステムをスマート化する」ネットワークストリーマーだと担当者は説明する。
エントリー機のWiiM Miniは、USB-Cによる電源入力、オーディオ入出力に3.5mm、光デジタルを装備。変換ケーブルなどを用いた運用を想定する。価格は1万2〜3千円程度を見込む。上位機のWiiM Proは入出力系にRCAを増設し、スプリッター/ストリーマーとして使用が可能。価格については「2万円を超えるか超えないか」とのこと。発売時期はともにまだ確定ではないが、6月を目標としているそうだ。
WAGNUS
WAGNUSのブースでは、WAGNUSブランドのリケーブルとNoble AudioのカスタムIEMのラインナップを集中展示。WAGNUSからは、エントリーリケーブル「Lilyシリーズ」より、「Sakura Quartz Lily」を参考出展。5月中旬〜下旬ごろの発売を予定、価格は税込19,800円を見込む。
同社はこれまでも「Sakura Lily」「Sakura Lily Flora」などを展開してきたが、いずれも使用線材に限りがあったということで限定数を設けて販売。今回発表のSakura Quartz Lilyは、新規に製造したワイヤーを利用したことで在庫を確保、限定アイテムではなくスタンダードアイテムとしてラインナップしていくという。
ほか、コンプライブースでは4月に発売されたばかりのイヤーピース「TRUE GRIP PRO」を始めとした既存アイテムの試聴・販売を実施。
コペックジャパンは、Cayin、UNCOMMON、FIDUEなどの既存製品をラインナップ。ブースでCayin製品の試聴後SNSにレビューを投稿することで同ブランドの30周年記念トートバッグをプレゼントするといったユニークなキャンペーンも実施されていた。