HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース
公開日 2024/02/10 16:31
<ヘッドフォン祭>スタックスの新エントリー機「SR-X1(仮)」公開/HiBy Digital DAPやLEPICアクセサリーなど“使い勝手”もポイントに
多機能/使いやすさを重視した製品も増える
ヘッドホン/イヤホン関連ブランドが多数集うイベント「冬のヘッドフォン祭り mini」が、本日2月10日に開催された。本稿では静電型ヘッドホンの新エントリーモデルを披露したスタックスをはじめ、ピクセル、ミックスウェーブのブース模様をお届けする。
スタックスは、同社イヤースピーカー(静電型ヘッドホン)の新たなエントリーモデルとなる「SR-X1(仮)」を参考出展した。
新開発の小型ドライバーユニット(静電型専用アンプ)「SRM-270S」がセットになった、「SR-X1000(仮)」も展開予定。単品/セットともに価格や発売日については未定だが、現時点ではおおよそ今年春頃の発売を見込んでいるという。
SR-X1(仮)は、1960年に発売したスタックス初のイヤースピーカー「SR-1」、1970年に発売した「SR-X」といった歴代モデルをモチーフにしたという円形デザインのモデル。搭載する静電型ユニットも中口径・円形の新型で、“フラットでニュートラルな再現性”を実現しているという。
ハウジングも、従来のエントリーモデルでは樹脂パーツを中心としていたのに対し、本モデルでは金属製パーツを取り入れて強度を向上。デザイン自体も小型軽量化を進め、ケーブル着脱にも対応と、近年のヘッドホンのトレンドも抑えている。
SR-1000X(仮)に同梱するドライバーユニット「SRM-270S」も、前モデルにあたるSRM-252Sからトランジスターや回路設計を刷新。RCAジャックの品質なども上げ、前モデルから堅実なスペックアップが図られている。
ピクセルは、新規取り扱い予定のオーディオアクセサリーブランド「LEPIC(ルピーク)」製品をお披露目。いずれも2月下旬から3月ごろに発売予定だという。
「DAC POCKET」(予想価格3,000円前後)は、Mag safe対応のiphoneやケースに取り付け、ドングル型(スティック型)USB-DACとケーブルをゴムバンドで固定できるアクセサリー。使用中のUSB-DACのかさばりや、カバンなどに収納中ケーブルだけバラけてしまうといった不便さを解消する製品だ。
「JUKE BOX」(予想価格5,000円前後)は、イヤホン収納用のハードケース。太いケーブルを装着したカスタムIEMにも対応する余裕のあるスペースを備えつつ、三角形のシリコンクッションによりイヤホンのハウジングが動き回らないよう抑え、外部からの衝撃もやわらげる構造だ。
またフタ裏には抗菌/吸湿効果のあるACSシートを装着。ACSシートは吸湿するにつれて色が変わるが、ドライヤーなどで乾燥させれば吸湿性が復活。最大で10万回ほど繰り返し使用できるとのこと。
Acousutuneブランドからは、昨年のイベントでも参考出展したドングル型USB-DAC「AS2002」に加えて、イヤホン“Monitorシリーズ”付属ケーブルと同じ線材を用いたPentaconn Earコネクター搭載のUSB-Cケーブル「ARC100C」を展示。価格はおよそ8,800円前後の見込みで、Monitorシリーズ「RS ONE」「RS THREE」などをPCやスマートフォンで使う場合に活躍しそうだ。
ミックスウェーブでは、HiBy/Beat Audio/Campfire Audioの新製品や開発中製品を参考出展。
HiByでは、昨日2月9日に国内発表した、サブブランド「HiBy Digital」第1弾「M300」を展示。これまでHiByで培ったノウハウを活かして開発され、コンパクトなボディで様々な使い方ができる、いわばガジェット的な多機能モデルという位置づけだ。
Android 13ベースのカスタマイズOSや、シーラスロジック製DACチップ採用のオーディオ設計、スマホから遠隔操作できる「HiBy Link」機能といったHiByならではの技術を取り込む一方、スピーカーや録音用デュアルマイクを内蔵する点、また画面長押し時などのバイブレーションに対応する点などは、確かに一般的なDAPと異なるポイントだ。
今後、音質を重視したミドル〜ハイクラス製品はHiByブランドで、使い勝手や機能性に焦点をあてたライフスタイル系製品はHiBy Digitalブランドで、それぞれ展開していくことになるという。
Beat Audioからは、試作ケーブル「Arabica」が参考出展。同ブランドの中では比較的手頃な価格帯となる予定で、導体には配合率の違う2種類の銅+銀合金を組み合わせている。4芯モデル/8芯モデルの2種類を展開予定だ。
ほかCampfire Audioでは、2023年12月〜2024年2月のホリデーシーズン限定モデルとして開発されたハイブリッドイヤホン「Black Star」、ダイナミックドライバー3基のイヤホン「Trifecta」のカラーバリエーション“SPECTRAL COLLECTION”などが出展された。
■スタックス
スタックスは、同社イヤースピーカー(静電型ヘッドホン)の新たなエントリーモデルとなる「SR-X1(仮)」を参考出展した。
新開発の小型ドライバーユニット(静電型専用アンプ)「SRM-270S」がセットになった、「SR-X1000(仮)」も展開予定。単品/セットともに価格や発売日については未定だが、現時点ではおおよそ今年春頃の発売を見込んでいるという。
SR-X1(仮)は、1960年に発売したスタックス初のイヤースピーカー「SR-1」、1970年に発売した「SR-X」といった歴代モデルをモチーフにしたという円形デザインのモデル。搭載する静電型ユニットも中口径・円形の新型で、“フラットでニュートラルな再現性”を実現しているという。
ハウジングも、従来のエントリーモデルでは樹脂パーツを中心としていたのに対し、本モデルでは金属製パーツを取り入れて強度を向上。デザイン自体も小型軽量化を進め、ケーブル着脱にも対応と、近年のヘッドホンのトレンドも抑えている。
SR-1000X(仮)に同梱するドライバーユニット「SRM-270S」も、前モデルにあたるSRM-252Sからトランジスターや回路設計を刷新。RCAジャックの品質なども上げ、前モデルから堅実なスペックアップが図られている。
■ピクセル
ピクセルは、新規取り扱い予定のオーディオアクセサリーブランド「LEPIC(ルピーク)」製品をお披露目。いずれも2月下旬から3月ごろに発売予定だという。
「DAC POCKET」(予想価格3,000円前後)は、Mag safe対応のiphoneやケースに取り付け、ドングル型(スティック型)USB-DACとケーブルをゴムバンドで固定できるアクセサリー。使用中のUSB-DACのかさばりや、カバンなどに収納中ケーブルだけバラけてしまうといった不便さを解消する製品だ。
「JUKE BOX」(予想価格5,000円前後)は、イヤホン収納用のハードケース。太いケーブルを装着したカスタムIEMにも対応する余裕のあるスペースを備えつつ、三角形のシリコンクッションによりイヤホンのハウジングが動き回らないよう抑え、外部からの衝撃もやわらげる構造だ。
またフタ裏には抗菌/吸湿効果のあるACSシートを装着。ACSシートは吸湿するにつれて色が変わるが、ドライヤーなどで乾燥させれば吸湿性が復活。最大で10万回ほど繰り返し使用できるとのこと。
Acousutuneブランドからは、昨年のイベントでも参考出展したドングル型USB-DAC「AS2002」に加えて、イヤホン“Monitorシリーズ”付属ケーブルと同じ線材を用いたPentaconn Earコネクター搭載のUSB-Cケーブル「ARC100C」を展示。価格はおよそ8,800円前後の見込みで、Monitorシリーズ「RS ONE」「RS THREE」などをPCやスマートフォンで使う場合に活躍しそうだ。
■ミックスウェーブ
ミックスウェーブでは、HiBy/Beat Audio/Campfire Audioの新製品や開発中製品を参考出展。
HiByでは、昨日2月9日に国内発表した、サブブランド「HiBy Digital」第1弾「M300」を展示。これまでHiByで培ったノウハウを活かして開発され、コンパクトなボディで様々な使い方ができる、いわばガジェット的な多機能モデルという位置づけだ。
Android 13ベースのカスタマイズOSや、シーラスロジック製DACチップ採用のオーディオ設計、スマホから遠隔操作できる「HiBy Link」機能といったHiByならではの技術を取り込む一方、スピーカーや録音用デュアルマイクを内蔵する点、また画面長押し時などのバイブレーションに対応する点などは、確かに一般的なDAPと異なるポイントだ。
今後、音質を重視したミドル〜ハイクラス製品はHiByブランドで、使い勝手や機能性に焦点をあてたライフスタイル系製品はHiBy Digitalブランドで、それぞれ展開していくことになるという。
Beat Audioからは、試作ケーブル「Arabica」が参考出展。同ブランドの中では比較的手頃な価格帯となる予定で、導体には配合率の違う2種類の銅+銀合金を組み合わせている。4芯モデル/8芯モデルの2種類を展開予定だ。
ほかCampfire Audioでは、2023年12月〜2024年2月のホリデーシーズン限定モデルとして開発されたハイブリッドイヤホン「Black Star」、ダイナミックドライバー3基のイヤホン「Trifecta」のカラーバリエーション“SPECTRAL COLLECTION”などが出展された。