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公開日 2025/01/10 10:00
FIIO、独自開発の大口径平面磁界ドライバーを搭載した開放型ヘッドホン「FT1Pro」
デュアルコーティングを施した1μmダイヤフラムを採用
エミライは、同社取り扱いブランドFIIOから、独自開発の平面磁界ドライバーを搭載した開放型ヘッドホン「FT1Pro」を、1月17日(金)より発売する。価格はオープンだが、税込35,750円前後での実売が予想される。
厚み1μm(0.001mm)の極薄ダイヤフラムや精密に調整した磁気回路などを備えた、FIIO独自設計の95×86mm径平面磁界ドライバーを搭載する開放型ヘッドホン。固定金具も長期間の使用に耐えうる安定性の高いものを採用するなど、緻密で高品質な構造にこだわっており、繊細な音の表現から力強い低音までバランスの取れた優れた音質を実現したという。
高性能PET素材を用いたダイヤフラムは、本モデルために2年に及ぶ自社での研究開発を重ね、1μmという薄さを実現。類を見ない軽さによって精細かつ遅延の少ない振動伝搬が可能となり、超高域における繊細な音の再現力、広域にわたる優れたダイナミックレンジを備えるハイクオリティサウンドを実現したとする。
ダイヤフラム表面には、新開発のデュアルコーティング技術を採用。基材となる高性能PET素材の上からサファイアとアルミニウムをコーティングした2層構造により、各周波数帯域における応答特性を高めて解像度を向上させ、平面磁界ドライバー本来の繊細で個性的な音質を余すことなく引き出したという。
具体的には、第1層のアルミニウムコーティングは、その軽量性と導電性により電気信号の伝達効率を高め、より少ない電力でダイナミックな音響性能を実現。そして第2層のサファイアコーティングは、その高硬度特性によりダイヤフラムの剛性を高め、高域の解像度を飛躍的に向上させるとのこと。
このデュアルコーティング技術には、半導体産業の技術からヒントを得て開発した高精度加工プロセスを投入している。材料を真空状態で120℃まで加熱してイオン化し、その粒子を電荷の引力によって1μmの極薄膜に蓄積させるというもので、この工程を2回繰り返してサファイアとアルミニウムのデュアルコーティングを形成する。これにより音響特性に最適な厚みを実現できるだけでなく、コーティングの耐久性および寿命も改善しているという。
ドライバーの磁気回路も、新開発の均一磁場設計を採用した。従来は隣接する磁石の影響で不均一になりがちだった磁場を最適化し、磁場の範囲も拡大。より広範で精密、かつバランスの取れた磁場によってダイヤフラムを正確に振動させることができるため、音の歪みが大幅に低減したと説明している。
再生周波数帯域は7Hz - 40kHzと幅広くカバーし、日本オーディオ協会(JAS)によるハイレゾオーディオ対応機器認証も取得。その一方、20Ωという低インピーダンス設計により、スマートフォンやポータブルプレーヤーでも余裕ある駆動が可能だとする。また、112dB/1Vrms@1kHz、95dB/mW@1kHzの高感度により、小さな入力信号でも十分な音量とダイナミクスを確保するとのこと。
ヘッドホン本体は、大口径の平面磁界ドライバーを搭載しながら374gに抑え、長時間の使用でも快適な装着感と優れた携帯性を両立したとする。ヘッドバンドには、ステンレス製のレールとボールベアリングを組み合わせた高精度な調整機構を搭載。12段階の細かな調整幅を備えつつ、滑らかな動きとしっかりした操作感を追求した。頭部に触れる部分には、柔らかで通気性に優れたスエード素材を採用する。
同ブランドの “FTシリーズ” の設計を受け継ぎ、頭の形に合わせて3方向に動く機構も装備。上下・左右・前後の動きが可能なことで様々な頭のサイズや形に柔軟に対応し、音の漏れを最小限に抑えながら、長時間の使用でも快適な装着感を叶えるとしている。
イヤーパッドは通気性に優れた素材を採用し、肌に触れる部分には特殊な織物素材を使用する高密度メッシュ構造により耳とクッションの間の熱がこもりにくい設計とした。加えてイヤーパッドの側面にはプロテインレザー(人工皮革)を用いることで、上質な見た目と心地よい触り心地を両立したと謳っている。
ヘッドホンケーブルは3.5mmシングルエンドと4.4mmバランスの2タイプを付属。いずれも直径0.51oの銀メッキ無酸素銅線392本による撚線を使用し、ケーブル長は約1.5mとなる。そのほか付属品として、高級ブランドのバッグと同等の技術と素材を用いたという専用収納バッグや、3.5mm to 6.35mm変換アダプターなどを同梱する。
厚み1μm(0.001mm)の極薄ダイヤフラムや精密に調整した磁気回路などを備えた、FIIO独自設計の95×86mm径平面磁界ドライバーを搭載する開放型ヘッドホン。固定金具も長期間の使用に耐えうる安定性の高いものを採用するなど、緻密で高品質な構造にこだわっており、繊細な音の表現から力強い低音までバランスの取れた優れた音質を実現したという。
高性能PET素材を用いたダイヤフラムは、本モデルために2年に及ぶ自社での研究開発を重ね、1μmという薄さを実現。類を見ない軽さによって精細かつ遅延の少ない振動伝搬が可能となり、超高域における繊細な音の再現力、広域にわたる優れたダイナミックレンジを備えるハイクオリティサウンドを実現したとする。
ダイヤフラム表面には、新開発のデュアルコーティング技術を採用。基材となる高性能PET素材の上からサファイアとアルミニウムをコーティングした2層構造により、各周波数帯域における応答特性を高めて解像度を向上させ、平面磁界ドライバー本来の繊細で個性的な音質を余すことなく引き出したという。
具体的には、第1層のアルミニウムコーティングは、その軽量性と導電性により電気信号の伝達効率を高め、より少ない電力でダイナミックな音響性能を実現。そして第2層のサファイアコーティングは、その高硬度特性によりダイヤフラムの剛性を高め、高域の解像度を飛躍的に向上させるとのこと。
このデュアルコーティング技術には、半導体産業の技術からヒントを得て開発した高精度加工プロセスを投入している。材料を真空状態で120℃まで加熱してイオン化し、その粒子を電荷の引力によって1μmの極薄膜に蓄積させるというもので、この工程を2回繰り返してサファイアとアルミニウムのデュアルコーティングを形成する。これにより音響特性に最適な厚みを実現できるだけでなく、コーティングの耐久性および寿命も改善しているという。
ドライバーの磁気回路も、新開発の均一磁場設計を採用した。従来は隣接する磁石の影響で不均一になりがちだった磁場を最適化し、磁場の範囲も拡大。より広範で精密、かつバランスの取れた磁場によってダイヤフラムを正確に振動させることができるため、音の歪みが大幅に低減したと説明している。
再生周波数帯域は7Hz - 40kHzと幅広くカバーし、日本オーディオ協会(JAS)によるハイレゾオーディオ対応機器認証も取得。その一方、20Ωという低インピーダンス設計により、スマートフォンやポータブルプレーヤーでも余裕ある駆動が可能だとする。また、112dB/1Vrms@1kHz、95dB/mW@1kHzの高感度により、小さな入力信号でも十分な音量とダイナミクスを確保するとのこと。
ヘッドホン本体は、大口径の平面磁界ドライバーを搭載しながら374gに抑え、長時間の使用でも快適な装着感と優れた携帯性を両立したとする。ヘッドバンドには、ステンレス製のレールとボールベアリングを組み合わせた高精度な調整機構を搭載。12段階の細かな調整幅を備えつつ、滑らかな動きとしっかりした操作感を追求した。頭部に触れる部分には、柔らかで通気性に優れたスエード素材を採用する。
同ブランドの “FTシリーズ” の設計を受け継ぎ、頭の形に合わせて3方向に動く機構も装備。上下・左右・前後の動きが可能なことで様々な頭のサイズや形に柔軟に対応し、音の漏れを最小限に抑えながら、長時間の使用でも快適な装着感を叶えるとしている。
イヤーパッドは通気性に優れた素材を採用し、肌に触れる部分には特殊な織物素材を使用する高密度メッシュ構造により耳とクッションの間の熱がこもりにくい設計とした。加えてイヤーパッドの側面にはプロテインレザー(人工皮革)を用いることで、上質な見た目と心地よい触り心地を両立したと謳っている。
ヘッドホンケーブルは3.5mmシングルエンドと4.4mmバランスの2タイプを付属。いずれも直径0.51oの銀メッキ無酸素銅線392本による撚線を使用し、ケーブル長は約1.5mとなる。そのほか付属品として、高級ブランドのバッグと同等の技術と素材を用いたという専用収納バッグや、3.5mm to 6.35mm変換アダプターなどを同梱する。