公開日 2014/09/10 13:02
ソニー、レンズ型デジカメ“QXシリーズ”にEマウントレンズ交換式の「QX1」
BIONZ Xなどで高画質化も実現
ソニーは、スマートフォンなどに取り付けて撮影が行えるレンズ型デジカメ“レンズスタイルカメラ”の新モデル2機種を発表した。光学30倍ズームに対応する「DSC-QX30」と、Eマウントレンズに対応するレンズ交換型の「ILCE-QX1」をラインナップしており、本記事では後者のILCE-QX1について紹介する。
・「ILCE-QX1(ボディ単体)」¥OPEN(予想実売価格36,000円前後)
・「ILCE-QX1L(SELP1650付属レンズキット)」¥OPEN(予想実売価格51,000円前後)
「IFA2014」で発表されたグローバルモデルの国内展開が決定した格好(関連ニュース)で、発売日は10月10日。上記の通り、ボディ単体とパワーズームレンズ「SELP1650」が付属するキットモデルをラインナップする。
製品の基本コンセプトは従来モデル「QX100」「QX10」と同じく“モニター非搭載型”のデジタルカメラで、Wi-Fi接続したスマートフォンやタブレットを外部モニター/コントローラーとして使用する。またNFCにも対応しており、スマホ/タブレットとペアリングを簡単に行えるよう配慮している。スマホに直接取り付けるためのアタッチメントも、従来モデルと同じものを付属している。本体にはストレージを搭載せず、microSD/SDHC/SDXCカードおよびメモリースティック マイクロ/メモリースティック マイクロ(Mark2)などの外部記録メディアを挿入して使用する。
■Eマウントレンズ交換型のILCE-QX1
ILCE-QX1は、Eマウントレンズを採用したレンズ交換式であることが大きな特徴で、レンズを交換することによって多種多様な撮影表現が行える。また、本体には新しくポップアップ式の手動フラッシュを内蔵し、暗所での撮影にも対応できるようにした。
有効画素数は約2,040万画素。撮像素子には、一般的なコンデジの約13倍の受光面積を持つAPS-CサイズのCMOSセンサーを採用している。画像処理エンジンには、従来比約3倍の高速処理能力を実現するという「BIONZ X」を新たに搭載する。
BIONZ Xは、デジタル特有の輪郭強調を極限まで抑える「ディティールリプロダクション技術」や、レンズに最適化したフィルタ処理をすることで解像度を高める回析低減処理、高感度時でも被写体を分析してノイズ低減する「エリア分割ノイズリダクション」などの技術を搭載しており、これによって“一眼クオリティの画質”を実現するとしている。
動画撮影機能は、最大1,920×1,080/30pのフルHD動画撮影に対応。同時発表のDSC-QX30はプログレッシブ方式/60p動画の記録に対応するが、本機は30pまでの対応となる。
■同時発表DSC-QX30と共通の新機能
スマホ操作時のUIは同時発表のDSC-QX30と基本的に共通で、片手での操作をしやすくした新デザインを搭載。F値やISO感度などをダイヤル風デザインの操作メニューからタッチ操作で設定することができる。
機能面でも、画素数を保ったまま画質劣化することなく望遠端のさらに2倍までズームアップが可能となる機能「全画素超解像ズーム」のほか、連写機能や「ロックオンAF」など、DSC-QX30と共通する新機能を備えている。
「連写機能」は、Wi-Fi接続したスマホで撮影操作を行う場合、シャッターを切る操作とタイミングにズレが生じる現象を解決するための機能。秒間10コマの連写が可能で、撮影画像は全て本体のmicroSDカード内に保存される。連写撮影が終わると、連写した画像のサムネイルが接続中のスマホディスプレイに自動表示され、その中から任意の画像をスマホ側に転送して保存することができる。
ロックオンAFは、選択した被写体を追尾し、フォーカスの合焦を続ける機能。スポーツ時の撮影やペットなど、動きのある被写体の撮影に最適な機能で、上述の連写機能と組み合わせることで動体撮影がより行いやすくなる。なお、ロックオンAFは静止画モードのみ対応で、動画撮影時には使用できない。そのほか、ライブビューの際に画面の左右を反転させて表示する「ミラーモード」にも対応しており、自分撮りや集合撮影の構図をより直感的に行える。
また、スマホの画面をタッチしてシャッターが切れる「タッチシャッター」にも対応し、より直感的な撮影が可能となった。撮影モードは「JPEGファイン」「JPEGスタンダード」のほか、新しく「RAW+JPEG」モードを搭載し、JPEG以外にRAWデータでの記録が行えるようになったこともポイントだ。RAWデータ記録に対応するのはQXシリーズの中で本機のみとなる。
本体内のメモリーカードに保存した画像・動画を、Wi-Fi接続したスマホから確認・削除できる「リモートファイル再生/削除」にも新しく対応している。そのほか、ライブビューリモコンから、最大5台までのILCE-QX1をマルチ操作できる「マルチカメラコントロール」機能も搭載。本機能では、静止画のシャッターや動画撮影スタート&停止、静止画/動画の切替操作が行える。
そのほか、合焦枠表示やグリッドライン表示、スマホにコピーした画像にGPS情報を付加できる機能などにも新しく対応した。
・「ILCE-QX1(ボディ単体)」¥OPEN(予想実売価格36,000円前後)
・「ILCE-QX1L(SELP1650付属レンズキット)」¥OPEN(予想実売価格51,000円前後)
「IFA2014」で発表されたグローバルモデルの国内展開が決定した格好(関連ニュース)で、発売日は10月10日。上記の通り、ボディ単体とパワーズームレンズ「SELP1650」が付属するキットモデルをラインナップする。
製品の基本コンセプトは従来モデル「QX100」「QX10」と同じく“モニター非搭載型”のデジタルカメラで、Wi-Fi接続したスマートフォンやタブレットを外部モニター/コントローラーとして使用する。またNFCにも対応しており、スマホ/タブレットとペアリングを簡単に行えるよう配慮している。スマホに直接取り付けるためのアタッチメントも、従来モデルと同じものを付属している。本体にはストレージを搭載せず、microSD/SDHC/SDXCカードおよびメモリースティック マイクロ/メモリースティック マイクロ(Mark2)などの外部記録メディアを挿入して使用する。
■Eマウントレンズ交換型のILCE-QX1
ILCE-QX1は、Eマウントレンズを採用したレンズ交換式であることが大きな特徴で、レンズを交換することによって多種多様な撮影表現が行える。また、本体には新しくポップアップ式の手動フラッシュを内蔵し、暗所での撮影にも対応できるようにした。
有効画素数は約2,040万画素。撮像素子には、一般的なコンデジの約13倍の受光面積を持つAPS-CサイズのCMOSセンサーを採用している。画像処理エンジンには、従来比約3倍の高速処理能力を実現するという「BIONZ X」を新たに搭載する。
BIONZ Xは、デジタル特有の輪郭強調を極限まで抑える「ディティールリプロダクション技術」や、レンズに最適化したフィルタ処理をすることで解像度を高める回析低減処理、高感度時でも被写体を分析してノイズ低減する「エリア分割ノイズリダクション」などの技術を搭載しており、これによって“一眼クオリティの画質”を実現するとしている。
動画撮影機能は、最大1,920×1,080/30pのフルHD動画撮影に対応。同時発表のDSC-QX30はプログレッシブ方式/60p動画の記録に対応するが、本機は30pまでの対応となる。
■同時発表DSC-QX30と共通の新機能
スマホ操作時のUIは同時発表のDSC-QX30と基本的に共通で、片手での操作をしやすくした新デザインを搭載。F値やISO感度などをダイヤル風デザインの操作メニューからタッチ操作で設定することができる。
機能面でも、画素数を保ったまま画質劣化することなく望遠端のさらに2倍までズームアップが可能となる機能「全画素超解像ズーム」のほか、連写機能や「ロックオンAF」など、DSC-QX30と共通する新機能を備えている。
「連写機能」は、Wi-Fi接続したスマホで撮影操作を行う場合、シャッターを切る操作とタイミングにズレが生じる現象を解決するための機能。秒間10コマの連写が可能で、撮影画像は全て本体のmicroSDカード内に保存される。連写撮影が終わると、連写した画像のサムネイルが接続中のスマホディスプレイに自動表示され、その中から任意の画像をスマホ側に転送して保存することができる。
ロックオンAFは、選択した被写体を追尾し、フォーカスの合焦を続ける機能。スポーツ時の撮影やペットなど、動きのある被写体の撮影に最適な機能で、上述の連写機能と組み合わせることで動体撮影がより行いやすくなる。なお、ロックオンAFは静止画モードのみ対応で、動画撮影時には使用できない。そのほか、ライブビューの際に画面の左右を反転させて表示する「ミラーモード」にも対応しており、自分撮りや集合撮影の構図をより直感的に行える。
また、スマホの画面をタッチしてシャッターが切れる「タッチシャッター」にも対応し、より直感的な撮影が可能となった。撮影モードは「JPEGファイン」「JPEGスタンダード」のほか、新しく「RAW+JPEG」モードを搭載し、JPEG以外にRAWデータでの記録が行えるようになったこともポイントだ。RAWデータ記録に対応するのはQXシリーズの中で本機のみとなる。
本体内のメモリーカードに保存した画像・動画を、Wi-Fi接続したスマホから確認・削除できる「リモートファイル再生/削除」にも新しく対応している。そのほか、ライブビューリモコンから、最大5台までのILCE-QX1をマルチ操作できる「マルチカメラコントロール」機能も搭載。本機能では、静止画のシャッターや動画撮影スタート&停止、静止画/動画の切替操作が行える。
そのほか、合焦枠表示やグリッドライン表示、スマホにコピーした画像にGPS情報を付加できる機能などにも新しく対応した。