• ブランド
    特設サイト
ガジェット 公開日 2022/09/13 13:08

アップル、iOS 16を公開。大きく変わったロック画面など新機能をおさらい

アップグレード前にバックアップしておくと安心
Gadget Gate
Munenori Taniguchi
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
アップルが、6月のWWDCで発表したiOS 16をリリースした。対応するのはiPhone 8以降で、これよりも前の世代、たとえばiPhone 7やiPhone SE(初代)はサポートから外れた。この記事ではiOS 16の機能についてざっとおさらいしてみる。

■ロック画面

このバージョンのiOSで最も大きな変化を遂げたのは、おそらくロック画面だろう。これまでとは異なり、かなり柔軟なカスタマイズが可能になった。たとえば画面の色味や時計の字体などが変更可能になり、天気やライブアクティビティといった、ユーザーが常にチェックしたい情報を、ウィジェット機能を使ってロック画面に表示できる。

また、通知などは画面下部にスタック表示されるようになり、上にスクロールすれば通知の履歴を見ることができる。このスタック表示は設定変更が可能で、件数のみの表示や、従来のようなリスト形式にすることも可能だ。ロック画面のカスタマイズは複数の設定を保存でき、「集中モード」とも紐付けられる。そのときの気分や状況に応じてロック画面を変える、といった使い方が行える。

■iMessage

iOS 16では、iMessageで送信したメッセージ内容の再編集と取り消しができる。これは最初に送信してから15分以内が条件で、送信相手側も、編集メッセージが編集されたり削除されたことがわかるようになっている。またiMessage経由でSharePlayが可能になり、友だちなどを招待して映画、音楽、ワークアウト、ゲームなどを一緒に楽しむことができるようになった。

■集中モード

iOS 15で導入された「集中モード」は、より設定が簡単になり、ロック画面、ウィジェット、通知設定などと関連づけることが可能になった。また集中モードフィルターを使えば、カレンダー、メール、メッセージ、Safari などのアプリで、選択したコンテンツや通知のみ表示するといったこともできる。

■メール

メールアプリはスケジュール送信機能と送信済みメールの取り消しオプションが使用可能になった。また検索機能がより機能的になり、「より正確で完全な結果」を提供するようになったとのこと。

■画像を調べる

iOS 15で導入された機能が強化。画像を表示して画面を長押しすると、画像から対象物を抜き出したり、背景を消し去ることができる機能で、写真アプリ内の画像だけでなく、Safariで表示しているウェブページの画像、スクリーンショット、クイックルックなどで利用可能。iPS 16では「画像を調べる」で認識できる対象物として鳥、昆虫、クモといった動物や彫像が追加されている。

■テキスト認識表示

写真や動画に映し出される文字を自動認識し、普通のテキストのようにコピー&ペースト、いわゆるコピペが可能になる機能。さらに翻訳や通貨換算も可能。テキスト認識表示が認識する対象に、新たに日本語、韓国語、ウクライナ語が追加された。

■Safari

Safariの共有タブグループ機能では、タブのセットを友人や家族など、一緒に作業する人と共有して、相手の見ているものを瞬時に確認することが可能だ。またタブグループごとに専用のスタートページを用意でき、異なる背景画像などでカスタマイズすることもできる。

さらにセキュリティ強化の一環として、これまでウェブサイトでのユーザー認証を担ってきたパスワード方式よりも安全なパスキー機能が搭載される。この機能は生体認証にTouch IDまたはFace IDを使い、iCloud キーチェーンを介して iPhone、iPad、Mac、およびApple TV間でエンドツーエンドの暗号化を行い、同期される。

■マップ

アップル純正のマップアプリも進化。最大15か所の経由地を設定可能になったほか、ウォレットアプリに追加したSuicaやPASMOをマップアプリからチェック、チャージ可能になっている。

■Apple Pay

Apple Payには後払い機能が追加されたり、Apple Payでの注文について、レシートの確認と追跡をウォレットアプリ内で直接行えるようになった。ただしこれらは、当初は米国のみでの対応になるとのこと。

■音声入力

音声とキーボードをシームレスに切り替えてテキストを入力したり編集が可能になった。音声入力中にカンマ、ピリオド、疑問符を自動的に追加したり、絵文字を入れたりすることもできる。

■FaceTime

iPhoneからMacやiPadといったデバイスへ、シームレスにFaceTimeの通話を引き継げるHandoff機能を搭載。通話を引き継げば、使用中のBluetoothヘッドセットも新しいデバイスへ接続を切り替える。

■ヘルスケア

服薬に関する管理機能が追加され、現在服用している薬やサプリメントなどを記録し、また服用するためのリマインダー機能も追加されている。

■ホーム

再設計されたHomeアプリでは、スマートホームアクセサリーのコントロールがより簡単になり、ホームタブでは家全体が一目で見渡せるようになるとのこと。照明、空調、セキュリティ、スピーカー、テレビなどのカテゴリーが用意され、関連アクセサリーにすばやくアクセスが可能。また、より詳細なステータス情報が表示されるようになっている。マルチカメラ表示では、最大4台のカメラが中央部分に表示される。

■その他

細かなところではiPhone Xで画面上部にノッチが登場して以来、右上隅から姿を消していたバッテリー残量の数値表示が帰ってきた。これは設定アプリのバッテリーの項目にある「バッテリー残量(%)」のトグルスイッチをオンにすればOKだ。

また、ホーム画面の下部に新たに配置された検索ボタンを使えば、直接Spotlight機能が呼び出せるようになり、アプリを開く、連絡先を調べることなどが簡単にできるようになっている。

そのほか「次世代のCarPlay」など、iOS 16の機能として紹介されたものの、リリース当初は含まれていない機能などもある。

なお、音声認識などを使用する一部機能は、デバイスがA12 Bionic以降を搭載している必要がある。そのほか画像認識機能を使った機能にも、比較的最近のモデルでないと対応していないものがある。どの機能が非対応となっているか気になる方は、アップルのiOS 16新機能紹介ページをご参照されたい。

Source: Apple

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ビックカメラ、「福箱」店頭販売は1/1 10時から。iPadやSwitch福箱も
2 サラウンドって人生変わるほど楽しい! デノン「AVR-X1800H」でPolk/DALI/B&Wのシアターシステム聴いてみた
3 価格を忘れる高音質!Bluesoundの“超ハイコスパ”ストリーマー「NODE NANO」レビュー
4 LD、カセット、オープンリール……オーディオ買取専門店は「消えたメディア」をどこまで買い取ってくれる?
5 【インタビュー】ニコンのカメラが高評価な理由。出色のミドル機「Z6III」や人気機種「Z50II」が市場創造を牽引
6 Qobuzのグレードアップにも効果的!テレガートナーの光アイソレーター「OPT BRIDGE 1000M」レビュー
7 ヤマダデンキ、100型対応・大型テレビボード「YTB2400TMB1」。価格は23.1万円
8 QobuzもAmazonもこれ一台!コスパ抜群、機能も満点。ストリーマーの決定版「WiiM Ultra」を徹底ハンドリング
9 TAOC、B&W「805 D4」専用スピーカースタンド。研究開発の一環として台数限定販売
10 リラックスした空間による4Kテレビ/PCモニターの楽しみ方をLGエレクトロニクス/エコーネスが提案
12/25 10:19 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.195
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX