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ガジェット 公開日 2023/05/15 18:17
「M3」搭載Macは2023年末に発売か。ProチップはCPUとGPUコアが増える可能性
M2 Macがあまり売れていないからM3 Macも中々出せない?
大型の15インチMacBook Airは6月の開発者会議WWWDCにて発表されるものの、次期「M3」チップの搭載は見送られ、従来通りM2チップのままとの説が有力視されている。M3チップもプロセッサ単体での発表は考えにくい以上、こちらもお披露目されない見通しだ。
では、最初のM3 Macはいつになるのか? それは2023年末か2024年初頭だと著名ジャーナリストが予想している。
アップル社内に情報源を持つBloombergのMark Gurman記者は、M3 Mac試作機で動くアプリの開発者ログに基づき、M3バリエーションの1つ「M3 Pro」のチップ構成を詳細に伝えている。その情報源(過去にもAppleシリコンの構成を正確に予想したとのこと)によれば、M3 ProがCPUコア12個、GPUコア18個、36GB RAMを搭載しているという。
これまでのM1 ProやM2 Proチップは2種類のバージョンがあり、M3 Proもそれに倣い、かつ、この構成が下位バージョンのものだすれば、M2 Proの下位バージョンと比較した場合、M3 ProチップはCPUコアとGPUコアが2つずつ増え、最大RAMもM2 Proの32GBからわずかに増えることになる。またM3 Proがベースとなるであろう「M3 Max」(おそらくM3 Pro×2)や「M3 Ultra」(同M3 Max×2)も同様に増えると予想できる。
より具体的には、現在のM2 Pro下位バージョンのCPUは6つの高性能コア+4つの高効率コアだが、M3 Proチップでは6つの高性能コア+6つの高効率コアになるという。これはM1 ProからM2 Proへ移行する際に、高性能コアの数はそのままに、高効率コアの数を増やした延長上にあるといえる。つまりピークパフォーマンスよりも、ネットサーフィンなど日常的なタスクの快適さやバッテリー持続時間を重視したということだろう。
M3シリーズは、台湾TSMCの3nmプロセス技術により製造される見通しだ。プロセスルール(回路線幅)の微細化は高性能化や省電力性能の向上にも繋がる傾向があるため、高性能コア数がそのままでも、処理速度は大きくアップする可能性がある。
以前Gurman氏は、アップルが13インチMacBook Pro、MacBook Air、iMacのM3バージョンを開発中だと報じたこともある。それらM3ベースモデルを投入した数ヶ月後に、M3 Pro搭載の14/16インチMacBook Proなどが登場すると思われ、本格的なM3 Macへの移行は2024年半ばになるのだろう。
近いうちにM3 Macを発売しない理由としては、1つにはTSMCが最新技術N3(3nmプロセス)に手こずっており、まだ十分な歩留率が実現できていないこと。もう1つはMacの売上げが低調であり、M2等のチップ在庫が積み上がっている可能性が挙げられる。
M2の性能はM1よりさほど上がっていないため売れず、そのM2 Macが売れないためにM3 Macが出せないとすれば、これまで快進撃してきたAppleシリコン(独自開発チップ)Macの先行きも気になるところだ。
Source: Bloomberg
via: 9to5Mac
では、最初のM3 Macはいつになるのか? それは2023年末か2024年初頭だと著名ジャーナリストが予想している。
アップル社内に情報源を持つBloombergのMark Gurman記者は、M3 Mac試作機で動くアプリの開発者ログに基づき、M3バリエーションの1つ「M3 Pro」のチップ構成を詳細に伝えている。その情報源(過去にもAppleシリコンの構成を正確に予想したとのこと)によれば、M3 ProがCPUコア12個、GPUコア18個、36GB RAMを搭載しているという。
これまでのM1 ProやM2 Proチップは2種類のバージョンがあり、M3 Proもそれに倣い、かつ、この構成が下位バージョンのものだすれば、M2 Proの下位バージョンと比較した場合、M3 ProチップはCPUコアとGPUコアが2つずつ増え、最大RAMもM2 Proの32GBからわずかに増えることになる。またM3 Proがベースとなるであろう「M3 Max」(おそらくM3 Pro×2)や「M3 Ultra」(同M3 Max×2)も同様に増えると予想できる。
より具体的には、現在のM2 Pro下位バージョンのCPUは6つの高性能コア+4つの高効率コアだが、M3 Proチップでは6つの高性能コア+6つの高効率コアになるという。これはM1 ProからM2 Proへ移行する際に、高性能コアの数はそのままに、高効率コアの数を増やした延長上にあるといえる。つまりピークパフォーマンスよりも、ネットサーフィンなど日常的なタスクの快適さやバッテリー持続時間を重視したということだろう。
M3シリーズは、台湾TSMCの3nmプロセス技術により製造される見通しだ。プロセスルール(回路線幅)の微細化は高性能化や省電力性能の向上にも繋がる傾向があるため、高性能コア数がそのままでも、処理速度は大きくアップする可能性がある。
以前Gurman氏は、アップルが13インチMacBook Pro、MacBook Air、iMacのM3バージョンを開発中だと報じたこともある。それらM3ベースモデルを投入した数ヶ月後に、M3 Pro搭載の14/16インチMacBook Proなどが登場すると思われ、本格的なM3 Macへの移行は2024年半ばになるのだろう。
近いうちにM3 Macを発売しない理由としては、1つにはTSMCが最新技術N3(3nmプロセス)に手こずっており、まだ十分な歩留率が実現できていないこと。もう1つはMacの売上げが低調であり、M2等のチップ在庫が積み上がっている可能性が挙げられる。
M2の性能はM1よりさほど上がっていないため売れず、そのM2 Macが売れないためにM3 Macが出せないとすれば、これまで快進撃してきたAppleシリコン(独自開発チップ)Macの先行きも気になるところだ。
Source: Bloomberg
via: 9to5Mac