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公開日 2019/02/25 10:05
ファーウェイ、世界初の5G対応折りたたみスマホ「Huawei Mate X」。約28万円
欧州では今年6月ごろに発売予定
ファーウェイが世界最大の携帯通信関連の展示会「MWC19 Barcelona」の開幕前日にプレスイベントを開催。8インチのフレキシブル有機ELディスプレイを搭載した折りたたみ形状のスマートフォン「Huawei Mate X」を発表した。
イベントのステージには同社コンシューマー・ビジネス・グループのCEOであるリチャード・ユー氏が登壇。Huawei Mate Xの販売開始時期が2019年6月前後になる見通しを明らかにした。8GBのメインメモリと512GBのストレージを搭載するモデルの欧州販売価格は2,299ユーロ(約28万円)を見込んでいる。
同社が独自に「Falcon Wing Design」と名付けたディスプレイは本体のヒンジを折りたたんだ外側に展開する8型のフレキシブル有機ELを採用する。解像度は2,480×2,200画素、アスペクト比は8対7.1。画面占有率を高めながら、折りたたみ部分にも表示のギャップレスがなく、カメラユニットによる切り欠きも廃したフルディスプレイ表示を特長としてうたう。画面を開いた状態で左右に異なるアプリの表示が可能。例えばアルバムアプリの写真をメールにドラッグ&ドロップするといった具合にマルチタスク操作が行える。
本体を折りたたんだ状態でも、フロント・リアのディスプレイそれぞれに表示が可能。フロント側は6.6型、リアは6.38型のディスプレイとして個別に機能する。解像度はフロント側が2,480×1,148画素、アスペクト比が19.5対9。リア側が2,480×892画素、アスペクト比25対9となる。
ステージで新製品のプレゼンテーションを行ったユー氏は、Huawei Mate Xの本体の厚みがわずか5.4mmであるとしながら、他社の折りたたみデザインのスマホ、最新世代のiPad Proよりも薄いことを強調した。また本体を折りたたんだ状態でも本体厚はわずか11mmに収まる。ユー氏は「100を超えるコンポーネントを組み合わせた特許取得の独自構造がFalcon Wing Designのキーポイント」であると説いた。
本体外側のエッジには複数レンズ構成のカメラを搭載した。本機のカメラもライカとの共同開発によるものだ。折り曲がるディスプレイをフロント・リア側で分割表示しながら、ポートレート撮影時に被写体の相手にカメラのプレビュー画面を見せながら撮影するというユニークな使い方ができる。
ディスプレイ部分よりもカメラを搭載する側面フレームがやや盛り上がっているため、持ち手としてホールド性を高められるデザインが特徴だ。発表会に展示された試作機はガラスケースの中に収納されていたため記者が触れることはできなかったが、とても洗練されたデザインに仕上がっているようだった。ファーウェイでは本機専用の保護ケースも発売を予定している。
本体には2つの大容量バッテリーセルを内蔵する。合わせた容量は4,500mAh。ファーウェイ独自の急速充電機能「Huawei SuperCharge」に対応したことにより、本体バッテリー容量の85%を約30分で高速チャージできる。パッケージには55W対応の急速充電器が付属する予定だ。
Huawei Mate Xは5G高速通信にも対応するスマホとしても要注目だ。SoCの「Kirin 980」、マルチモード対応の5Gモデム「Balong 5000」ともにファーウェイのチップセットを採用する。
下り方向の通信スピードはSub-6の5G通信環境で最速4.6Gbpsを実現する。モデムは4G/3G/2Gの通信と互換性を確保した。本体側面にDual SIM対応のNano SIMカードスロットを搭載し、うち1つのスロットにファーウェイ独自の外部ストレージメディアであるNM Cardが装着可能。
ユー氏は「発売までにまだ少し時間があるが、その間に完成度をしっかりと練り上げて最先端のスマートフォンを多くの方々に届けたい」と意気込みを語り、プレゼンテーションを結んだ。世界初となる折り曲げデザインの5G対応スマホは今後発売に向けてますます話題を振りまきそうだ。
イベントのステージには同社コンシューマー・ビジネス・グループのCEOであるリチャード・ユー氏が登壇。Huawei Mate Xの販売開始時期が2019年6月前後になる見通しを明らかにした。8GBのメインメモリと512GBのストレージを搭載するモデルの欧州販売価格は2,299ユーロ(約28万円)を見込んでいる。
同社が独自に「Falcon Wing Design」と名付けたディスプレイは本体のヒンジを折りたたんだ外側に展開する8型のフレキシブル有機ELを採用する。解像度は2,480×2,200画素、アスペクト比は8対7.1。画面占有率を高めながら、折りたたみ部分にも表示のギャップレスがなく、カメラユニットによる切り欠きも廃したフルディスプレイ表示を特長としてうたう。画面を開いた状態で左右に異なるアプリの表示が可能。例えばアルバムアプリの写真をメールにドラッグ&ドロップするといった具合にマルチタスク操作が行える。
本体を折りたたんだ状態でも、フロント・リアのディスプレイそれぞれに表示が可能。フロント側は6.6型、リアは6.38型のディスプレイとして個別に機能する。解像度はフロント側が2,480×1,148画素、アスペクト比が19.5対9。リア側が2,480×892画素、アスペクト比25対9となる。
ステージで新製品のプレゼンテーションを行ったユー氏は、Huawei Mate Xの本体の厚みがわずか5.4mmであるとしながら、他社の折りたたみデザインのスマホ、最新世代のiPad Proよりも薄いことを強調した。また本体を折りたたんだ状態でも本体厚はわずか11mmに収まる。ユー氏は「100を超えるコンポーネントを組み合わせた特許取得の独自構造がFalcon Wing Designのキーポイント」であると説いた。
本体外側のエッジには複数レンズ構成のカメラを搭載した。本機のカメラもライカとの共同開発によるものだ。折り曲がるディスプレイをフロント・リア側で分割表示しながら、ポートレート撮影時に被写体の相手にカメラのプレビュー画面を見せながら撮影するというユニークな使い方ができる。
ディスプレイ部分よりもカメラを搭載する側面フレームがやや盛り上がっているため、持ち手としてホールド性を高められるデザインが特徴だ。発表会に展示された試作機はガラスケースの中に収納されていたため記者が触れることはできなかったが、とても洗練されたデザインに仕上がっているようだった。ファーウェイでは本機専用の保護ケースも発売を予定している。
本体には2つの大容量バッテリーセルを内蔵する。合わせた容量は4,500mAh。ファーウェイ独自の急速充電機能「Huawei SuperCharge」に対応したことにより、本体バッテリー容量の85%を約30分で高速チャージできる。パッケージには55W対応の急速充電器が付属する予定だ。
Huawei Mate Xは5G高速通信にも対応するスマホとしても要注目だ。SoCの「Kirin 980」、マルチモード対応の5Gモデム「Balong 5000」ともにファーウェイのチップセットを採用する。
下り方向の通信スピードはSub-6の5G通信環境で最速4.6Gbpsを実現する。モデムは4G/3G/2Gの通信と互換性を確保した。本体側面にDual SIM対応のNano SIMカードスロットを搭載し、うち1つのスロットにファーウェイ独自の外部ストレージメディアであるNM Cardが装着可能。
ユー氏は「発売までにまだ少し時間があるが、その間に完成度をしっかりと練り上げて最先端のスマートフォンを多くの方々に届けたい」と意気込みを語り、プレゼンテーションを結んだ。世界初となる折り曲げデザインの5G対応スマホは今後発売に向けてますます話題を振りまきそうだ。