• ブランド
    特設サイト
公開日 2022/04/18 13:53

次期iPadOS、Macのような「プロモード」追加か。著名ジャーナリストが意味深発言【Gadget Gate】

よりダイナミックなドックも?
Kiyoshi Tane
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ここ最近のiPadはMacと同じ「M1」チップを積みながらも、iPadOSが何枚ものウィンドウを同時に開けないなどの制約があり(マルチタスクが強化されて2枚なら開けるようになったが)、一部では不満の声もある。そのためか、アップルの内部情報に詳しいジャーナリストが、iPadOSをmacOSに近づけた「プロモード」を追加すべきだ、と意味深なことを述べている。

Image: Apple

米Bloombergの名物記者 Mark Gurman氏は、自らのニュースレター「Power On」最新号にて、「現在のiPadはハードウェアがソフトウェアのiPadOSを大きく引き離している」と指摘している。13インチの「MacBook Pro」や24インチの「iMac」と同じプロセッサーなのに、いまだに「iPhoneのiOSを拡大して調整したバージョン」、つまりiPhoneを大きくしたに過ぎないというのだ。

iPadに対しては「単にFacebookを見たりゲームをしたい」だけというシンプルな需要もあれば、アプリ開発もしたいし、SlackやTwitterやPhotoshopを同時に使えるノートPCのような使い方をしたいというパワーユーザーもいる。iPadOSはシンプルさを維持しつつ「プロユーザー向けのより強力な製品にするため」のアプローチが必要というわけだ。

そこでGurman氏がiPad Pro向けに必要だと提唱する、3つのモードが以下の通りだ。

・標準的なタッチファーストモード(指によるタッチ主体の操作)と、現在のiPadOSの一部である通常のホーム画面
・Apple Pencilを接続するとオンになり、アイコンやコントロール、ユーザーインターフェイスがアクセサリ用に最適化される新たなオプション
・iPadをMagic Keyboardなどのキーボードやトラックパッド、あるいは外付けディスプレイに接続したときに起動する新たな “プロ” モード

このうちGurman氏が最重視しているのが、プロモードだ。Macのようなマルチタスク、つまり複数のウィンドウを上下に並べて一度に実行できる。あるいはファイルや最小化したアプリを固定できる、よりダイナミックなドックを備える。また、アイコンを数秒間も長押しすると、情報をすばやく確認できるといったぐあいだ。

これらの主張を、単なる個人の願望で片付けられない理由は、1つにはGurman氏がアップルの未発表製品を的中させた、数々の実績があるということだ。もう1つは、同じような予想をしているリーカー(注目の未発表製品にまつわる有力情報を発信する人)もいるためで、3月中旬にMajin Bu(@MajinBuOfficial)氏がTwitterで、アップルがiPadOS向けにスマートなシステムを開発していると述べていた

Majin Bu氏が言及するスマートシステムは、ふだんフルスクリーンで表示されているアプリが「キーボードやトラックパッドと繋ぐと自動的に小さくなる」というものだ。これは内部では「Apple Mixer」と呼ばれており、「iPadOS 16に搭載されるかどうかは分からないが、M1 iPad専用になるはず」 と主張されていた。

同氏は、Apple Watch Series 7のサイズ変更や、第6世代iPad miniが全画面デザインになることなど、アップルのハードウェア製品を正確に予想してきた。ただしソフトウェアの事前情報については未知数である。

また11インチや12.9インチの画面サイズは、WindowsノートPCと同等でもあり、ウィンドウを何枚も同時に開いても、狭苦しくはないはずだ。6月のWWDC(開発者会議)では次期「iPadOS 16(仮)」のプレビューが予想されるが、そこでプロモードが発表されるのかもしれない。

Source: Bloomberg



※テック/ガジェット系メディア「Gadget Gate」を近日中にローンチ予定です。本稿は、そのプレバージョンの記事として掲載しています。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ソニー、第2世代フラグシップ・ミラーレス一眼「α1 II」。画質、操作性を着実に強化
2 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
3 目黒蓮を“もっとそばに”感じられる特別イベント。「レグザミュージアム〜The 6 STORIES〜」11/21から原宿で開催
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 ビックカメラ.com、「2025年新春福箱」の抽選申し込み開始。全66種類、iPadやPS5も登場
6 覚えておくと絶対便利!iPhoneの「計測」アプリでできる、あんなことこんなこと
7 ビクター「HA-A6T」レビュー!5000円切り完全ワイヤレスイヤホンは「価格を上回るクオリティ」
8 高音質と機能性を両立する新たなスタンダード機!AVIOTのANC完全ワイヤレス「TE-V1R」レビュー
9 Meze Audioが打ち出す待望の入門モデル。開放型ヘッドホン「105 AER」&イヤホン「ALBA」の音質に迫る
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/21 10:37 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX