バッファロー、新規格「Wi-Fi 6E」対応ルーター「WNR-5400XE6」。本日より出荷開始

バッファローは、最新規格「Wi-Fi 6E」に対応したルーター「WNR-5400XE6」を本日9月5日より順次出荷・販売開始する。販売ラインナップとして親機単体モデルと2台セットモデルを用意。価格はいずれもオープンだが、単体モデル税込22,980円前後、セットモデルは税込43,980円前後での実売が予想される。

7月に同社より、“近日発売”としてティザー告知されたモデルがこの度正式に発売された形だ。

大きな特長としてティザー告知の段階では許可されていなかったWi-Fi機器での6GHz帯の使用について、本年9月2日の電波法施行規則等の改正により正式に認可。高速Wi-Fi専用の6GHz帯を利用した最新規格「Wi-Fi 6E」をサポートする。

6GHz帯におけるWi-Fi通信は、高速なWi-Fi 6Eによる接続のみとなっており、通信速度の遅い端末に通信を占有されて低速になるおそれもない。新たに開放された帯域のため通信時の干渉も受けにくく、安定した高速通信の維持を期待できるとのこと。なお、同社既発製品「WSR-2533DHPLS」(11ac世代)を本モデルに置き換えた場合には、5GHz帯および6GHz帯で、理論値比較にて約1.4倍の速度を実現したと同社はアピールする。

さらに、6GHz帯での通信のみならず、従来の周波数帯である2.4GHz/5GHzのアンテナも備えたトライバンドルーターの仕様を採用。既存の機器と接続しながら、新しく使えるようになったWi-Fi 6E対応機器とも同時接続が可能だと説明する。

アンテナは内蔵式で5GHz/2.4GHz、6GHzで2本ずつを装備。また、通信距離に課題があるとされる6GHz帯通信だが、本モデルでは三次元的なアンテナ配置を施すことで6GHz帯に最適化。新バンドを最大限に活かしつつ、設置しやすいデザインに仕上げたという。

Wi-Fiルーターや中継機などと組み合わせ、隅々にWi-Fiネットワークを行き届かせるメッシュネットワークを簡単に構築できる「Wi-Fi EasyMesh」機能、子機との電波強度に応じて、遠くまで届く2.4HGz帯と通信速度の速い5GHz帯を自動的に切り替える「バンドステアリングLite」機能などを搭載する。

有線接続は、最大2.5Gbps対応のINTERNETポート1基と、最大1Gbpsに対応するLANポートを3基備える。外形寸法は140W×217H×75Dmm。質量は約610g（製品本体のみ）。